058:続く社交 と スケコマシ と 意外な再会
今回の更新にあたって、前回の話に、ユノが左目を隠す為に眼帯を付けているという描写を追加しました。
眼帯の描写追加以外の変化はありませんが、今話は眼帯を付けていることを踏まえての描写があります。
緩やかなウェーブを描くウィッグは肩口よりも長めに尾を引いている。それを軽く束ねて、前と垂らす。
正直、垂れた髪が邪魔でしょうがないが、これを上手く捌いて立ち回ってこそ貴族の優雅さというものらしいので、仕方なく我慢する。
いつも通りのショートカットのままである母が羨ましいとは思うが、ユノとメアを別人で通したいと言うのは自分の我が儘でしかないことくらいは理解しているので、この状況に文句を言う気はなかった。
水の統括精霊との契約でアイスブルーへと変じた左目は目立つので今日は眼帯を付けて隠している。この眼帯は内側に花術紋を施してあり、付けたままでも問題なく周囲を見渡せる一品だ。
この眼帯であれば、両目につけたところで、視界に問題はない。絵面としてはあまりにもマヌケなので、実際にすることはないが。
この眼帯、見た目も――ユノ以外が――こだわっており、野暮ったさや野蛮さなどは一切感じない、お洒落でメアの魅力を引き立てるようなものになっていた。
そうしてユノは完全に、メアお嬢様となっている。
それと同じように、ユズリハやライラもあれこれ見た目を――楽しそうに――変えていた。
ユズリハも髪は余り長い方ではなかったので、ストレートのウィッグを付けて、それをくりるりと丸めると東の最果ての工芸品でもある髪飾り――簪をそこに刺している。
華やかなものはとことん華やかな見た目のものが存在する簪だが、今回付けているのは遊びや飾りの少ない大人しいデザインのものだ。
リボンや飾りが伸びたりたなびいたりするタイプのものは、侍女の仕事に支障をきたしかねないので、避けたらしい。
ちなみに、従者としては、クスハ・ユズノキと名乗ることにしたようだ。
ライラは後ろで髪を束ねて、ヘッドドレスを付けただけだが、普段は髪で隠れている首回りがすっきりしているだけで、随分と印象が違って見えた。
彼女は従者としては、リラ・ニーラと名乗るらしい。
偽名を考えることすら楽しそうだったのを見て、ユノはライラに対して本当に得な性分だなと思ってしまったのは内緒である。
そんな二人と、いつも通り――とはいえ当然相応の格好はしているが――の母とムーシエと並び、待機している。
ややして名前を呼ばれ、母と共に二人を連れて入場した。
注目されるのは正直好きではないのだが、そうも言っていられないので、顔には笑みを張り付けつつ、視線は一点だけを見ず、ゆっくりと周囲を見て歩く。
馴れないヒールの高い靴に悪戦苦闘しつつも、そんなことはおくびに出さず、慌てず騒がず穏やかに、足取りは軽やかに、ホールの中央を歩き、奥で待つハニィロップの国王陛下の元へと向かっていく。
それから、陛下と挨拶を交わし、当たり障りのない話をしていると、陛下の後ろに控えていた二人の子供を紹介される。
(これが噂の白銀の双子、ね)
ジブルとドリスという二人は、そっくりの双子だった。
歳はライラと同じか、それより少し上くらいか。
肌はシミ一つなく艶めくような白で、サラサラと煌めく銀の髪。蜂蜜色の双眸に、色は薄いが形の良い唇が笑みを浮かべている。
男性らしく髪を短くしているジブルと、長めのストレートのドリスという髪型で見分ける以外に、顔だけで見分けるのは難しそうだ。
服装から性別を判断できる時は間違えることなどないだろうが――
(それを折り込んだ入れ替わりとか、何かあったときに使えそうね)
などと、妙ななことを考えてしまうのは、自分らしい思考というべきか。
双子はその服装も容姿に合わせてか、あるいは好みなのかは分からないが、白と銀を基調としたもので纏めている。
その姿は、白銀の双子という二つ名に思わず納得してしまうほどだ。
二人とも挨拶を交わして雑談をしていると、ジブルに地雷を踏まれて危うくメアとしてのキャラが剥がれそうになったが、こちらの機嫌を察したドリスのフォローでことなきを得た。
背後のユズリハが妙な気配を放っているような気がするが、それは気にしない方向で、ユノはドリスと話を合わせていく。
「ユーノストメア様」
「メアで構いませんよ、ドリス様。お立場はドリス様の方が上なのですから敬称もいりません」
「では、メア。この社交パーティの後半は、個室を借りてささやかなお茶会を個別に開くコトもできるの。もしよければ、ご一緒していただけないかしら」
(姫であるアンタから誘われたら、あたしの立場で拒否なんてできるかっての)
内心で毒づきつつ、ユノはあくまでもにこやかにうなずいた。
「ええ。是非」
そんなやりとりの横で、ターモットとネリネコリスは笑いあう。
「どうやらドリスは、君の娘を気に入ったようだ。
子供同士の仲が良くなるのは良いコトだな」
「ええ。ですけど、メアは次の生誕日で成人ですのよ」
「そうだったのか。それはその、随分と――」
何か言おうとして、ターモットは言葉を濁した。
その言い回しのままだと何を口にしても失礼になりそうだと気づいたらしい。
「いや、うむ。成人後はどうなさるのかな?」
「娘に任せるつもりですわ。カイム・アウルーラの局長は世襲ではありませんので」
親同士の会話を横目に、ユノは心の中でだけ嘆息する。
(……あー……学術都市にいた時も、ちょいちょい社交場に呼ばれてたけど、やっぱかったるいわー……)
そんな胸中の愚痴など、表面上は欠片も見せず、ユノはドリスとお茶会の約束を交わして、ようやくその場を後にした。
もちろん、王の御前から離れたところでパーティが終わる――などということはない。むしろ、ここからが本番である。
「はぁ……立食パーティとは言え、ドリンク以外を中々口に出来ないのは、料理に対する冒涜ではないでしょうか」
「同感です、メア。私も小さい頃からこの手のパーティに出席する度に、同じコトを思っていました。今も、ですけど」
食べようと思って、ユズリハやライラに取ってもらおうとすると、人がやってきて挨拶していく。
それににこやかに受け流しつつ、いざ食事を――と思うと次の相手が来るのだ。
さすがに、ユノもうんざりしていた。
ネリネコリスからすればいつものことだが、いつも通りやっぱりうんざりするのである。
「食べられる時に食べられるだけ食べておけという綿毛人の考え方とは真逆の場ですものね」
「綿毛人の場合は、その時の食事が最期の食事になる場合もありますからね。前提からして違います」
親子揃って、胸の裡にあるのは、挨拶はもう良いからメシを食わせろ――であるのだが、当然そんな様子など微塵も表には出さない。
がっつくのははしたない行為なのである。どれだけもったいなかろうとも。
そうして、そんな雑談をしていると、やはり次の相手が現れた。
「よろしいですかな?」
(もう、何か食べるのは諦めた方がいいわね……)
分かってはいたものの、その事実を突きつけられたようで、ユノはやってきた相手に気づかれないようにこっそりと嘆息する。
それから、顔を上げてにこやかに笑みを浮かべるのだ。
「ええ」
それに合わせるように、ネリネコリスがうなずくと、挨拶に来た男性は名を名乗った。
「お初にお目にかかります。ヒースシアン・アーカ・オリエンス伯爵と申します。オリエンス領の領主をやらせていただいております」
ヒースシアンと名乗った男性は、甘いマスクを持つ見た目まだ二十代前半といったところだ。
丁寧に撫でつけた髪と、伝統的な布を多くつかった袖の大きな服に、嫌みにならない程度の装飾品を付けている。
非の打ち所のない青年貴族といった風情の男だった。
香水のたぐいを付けているのだろう。
嫌みのない甘く爽やかな香りを纏っている。
洒落っ気など微塵もないユノも、不思議と心惹かれるもののある香りなので、かなり良いものなのではないだろうか。
「随分とお若く見えますわね」
「ええ。実際に若いのです。
二年ほど前に前領主である父が、慌てて幻蘭の園へと旅立ってしまったものですから」
「そういうコトでしたか。失礼しました」
「いえ、よく言われることですのでお気になさらず」
「そう言って頂けると助かります。そういえば、まだこちらからまだご挨拶を返しておりませんでしたね」
これまでの流れと同じように、ユノとネリネコリスが挨拶を返すと彼は些か驚いたような顔をした。
「どうかなさいました?」
「いえ、失礼。ご息女のお声が、知人にそっくりだったものですから」
「それほどに?」
「ええ。聞き馴染んだ声が、まったく別人の口から聞こえてきたかのように思えて、驚いてしまったのです」
「それは驚かれたコトでしょう」
「世の中、似た容姿の他人は三人はいると言いますが、似た声を持つ他人も同じくらいいるのかもしれませんね」
彼はそう言って爽やかにユノへと微笑み掛けてくる。
ちょうどその時、ライラが微かに花術を起動させる気配を感じた。
指示を出したのはユズリハのようだが、ムーシエも止める様子はない。
「緑のライムをひと欠片。重ねず一つ。その身はたなびくコンポート」
ユノの耳に届くかどうかの小さな声。効果としてもごくごく小さいものだ。
ライラはその声と同じくらいの本当にささやかなそよ風を起こしただけである。
(……とはいえ、意味もなくこんなコトをするわけないわね……)
眼帯の下から、チラリとネリネコリスを見ると穏やかな顔の奥に、綿毛人としての鋭い気配が見て取れた。
(この男、警戒対象ってコトか。なら、ライラがそよ風を起こした意味はなに?)
そのまま当たり障りのない会話をしながら、思考を巡らせていると、ややして、ヒースシアンから香水の匂いが届かなくなっていることに気が付く。
(ふぅん……その手の効果を持つ香水だったのかな?)
お互いに表面上は穏やかなままに、クレマチラス親子とヒースシアン伯爵は会話を続ける。
「カイム・アウルーラは、ハニィロップとはまったく違う街だとは聞いております。一度は赴きたいと思っていたのですが、領主を継いでからは中々機会がなくなってしまいましてね」
「お継ぎになられてから二年でしたか? ようやく落ち着き、馴れて来た頃でしょう? 引き継いだ者として奮闘するべきは、ここからだと思われますわ」
「経験談から来るアドバイスでしょうか?」
「ええ。そう思っていただいても構いませんわ」
(普通ならそろそろ切り上げるところだけど、まだ続けてるってコトは香水の効果が出るのを待ってるって感じかしら?)
訝しみながらも会話を続けていると、ユノはふと気づくことがあった。
(ちょいちょい、目にオドを集めて葉術を使ってるっぽいわね)
恐らくは自分の瞳から相手の瞳へ、威圧するように目に見えない力を放つ。
そうすることで、対象の中に恐怖心に近い感情をわき上がらせ、胸の高鳴りを引き起こしているのだろう。
本来であれば、恐怖と緊張による心拍数の増加でしかないのだが――
(コイツの元々の顔の良さと、香水の香り、そしてオドを放つ時の流し目との効果で、何も知らなければ、愛だの恋いだのっていう胸の高鳴りだと錯覚する――そんなところね)
くだらない上にヘドが出る。
表面上はともかく、母の内心の機嫌が悪くなっている原因はそれだろう。
だが、ネリネコリスはその程度の威圧――綿毛人時代は日常茶飯事であっただろうし、ユノも似たようなものだ。
しかし、向こうはそこまで理解は及んでいないのだろう。
ただ効果が薄い相手だと思っている可能性がある。
(……片目でダメなら両目で威圧を使ってくる……だけど、あたしは眼帯をしてるから、両目から放った威圧も片目にしか届かないワケで……)
そうなると、次の一手が読めるというもの。ならば、利用させてもらうべきだろう。
ユズリハが眼帯だけだと誤魔化しきれないかもしれないから――と、わざわざ眼帯の下の左目にメイクを施してくれたのだから、披露するのも悪くない。
「その、ユーノストメア嬢。失礼承知で――なのですが、もし可能でしたら眼帯の下を見せて頂けないでしょうか?」
ほら来た――そう内心でほくそ笑みながらも、表面上は弱った様子を装う。
「いえ、あの……この下はその……」
「申し訳ございません、伯爵。この子の眼帯の下は、あまりこういう場で披露できるようなものではありませんの」
ユノの意図を読み取ったのだろう。ネリネコリスも合わせてくる。
「ええ、そうでしょう。わざわざ眼帯をされているくらいなのですから。
ですが、私はそのようなコトは気にする者ではありません。
貴女は美しい顔をされているのです、ユーノストメア嬢。ですから、眼帯を外した素顔を見せていただきたい。どのようなものでも受け止めて差し上げます。貴女の良き相談相手になれれば、と。そう思っているのです」
(うわー……良くもまぁこんな歯の浮きそうな言葉を平然と言えるもんねぇ……)
笑いだしそうになるのを我慢しながら、彼の真意を探るフリをして真っ直ぐに目を見る。
当然、チャンスとばかりに威圧を放ってくるが、それは受け流しつつ――さも、威圧によって胸が高鳴ってしまったかのようなノリで、ユノは軽く眼帯を撫でた。
眼帯の下で開いていた左目を閉じて、小さく深呼吸をする。もちろん、それっぽく見えるようにするための芝居である。
(はぁ……ヒースシアン伯爵の全身が花導具で出来てるって言うのなら、心の底からトキメけてたんだろうけど)
口に出せば四方八方からツッコミが来そうな言葉を心の中で独りごちてから、小さくうなずいて見せた。
「本当に、怖がりませんね?」
「もちろんです」
「良いの、メア?」
「このようなコトを言って下さった殿方は初めてですから」
メアを名乗り、眼帯を付けて人前に出たのが初めてなのだから、嘘は言っていない。
そうして、ユノは左手の指を眼帯にかけて、下へとずらす。
ズレた眼帯の下から出てくるのは、目の上を通る刃傷だ。
さすがの色男も息を飲んだ。
何が来ても受け入れたフリをする覚悟でもしていたのかもしれないが、目が潰れるほどの傷とは思っていなかったのだろう。
もちろん、前述の通りユズリハがしてくれたメイクである。
「これでも、美しい顔だと言って頂けますか?」
「ああ、もちろんだ」
ユノの問いかけに、ヒースシアンはためらうことなくうなずいた。なかなかがんばる男だ。
「本当に?」
「それはどういう……」
「この眼帯は、マナの暴走を押さえる花術紋が施してあるのです」
「マナの暴走……ですか?」
「ええ。学術都市でわたくしの成績や研究成果を妬んだ者達に囲まれて、この目を潰されて以来、左目は勝手にマナを集めたり吐き出したりを繰り返すようになってしまったのです」
もちろん、口からでまかせである。とはいえ囲まれて襲われたのは事実だ。無傷で返り討ちにした上で役人へ突き出したが。
「ですから、眼帯をズラした状態でしばらくすると……ほら……」
ユノが左目の傷を示すと、傷口の上に小さな氷の花の蕾がつき始める。
「え?」
驚愕するヒースシアン。
ちなみに、この氷の花。楽しそうだからと手伝ってくれている水精笑姫の仕業だったりする。
守護剣の精霊リリサル・ガディナもそうなのだが、水精笑姫アクエ・ファニーネも結構お茶目なところがあり、こういうイタズラは嫌いではないらしい。
ゆっくりと、傷口に並んだ氷の小薔薇が徐々に花開き始める。
「ほら、もっと見て下さいませ。美しいと言っていただいた顔ですよ」
一歩、ユノが踏み出して顔を近づけると、ヒースシアンは僅かながら身体を後ろへと下がった。
半歩にも満たない距離であったが、それが失敗であると彼は気づいたようだ。
だが、もう遅い。
「貴方も結局、その他大勢と同じなのですね」
「あ……」
落胆した姿を見せてやれば、ヒースシアンが何か口にしようとする。
そこが完全に隙となった。
目を合わせ、オドを瞳に集めて同じことをやり返してやる。
すると、彼は完全に動きを止めた。
シチュエーションを作り上げ、心臓を強制的に高鳴らせることで、トキメキだと勘違いさせることができるのであれば、同じ要領で恐怖を演出することだって可能である。
彼は今、間違いなく自分はユーノストメアの左目に恐怖してしまったと錯覚したことだろう。
「クスハ。そこのテーブルに飾られている赤薔薇を」
「かしこまりました」
ユズリハに指示して、赤薔薇を一輪取ってもらう。
それを手にして、花弁で氷の花を軽く撫でると、氷花はゆっくりと散って溶ける。
これも演出である。別にこんなことをする必要はないのだが、赤い薔薇――炎のマナを利用して氷を散らさなければならないのだというアピールのようなものだ。
そうして、傷口から氷の花を取り除いたユノは、眼帯を戻した。
周囲から見ればとてつもなく気まずい空気が流れる。
立ち位置からして、眼帯の下の様子を見れた人はそう多くはないだろう。
しかし、端から見れば、口説こうとして眼帯の下を見たいと言った男が、見るなり絶句しているのだ。
どう見ても心証が悪い。
そこへすかさず、ユノは告げる。
「やはり――わたくしは、わたくしを見る方々を不快にさせない為に、眼帯は手放せないようですわね」
出来る限り涙を堪えているように見えてくれれば完璧だ――と思いながら、ユノはややかすれ気味に聞こえるような声を出し、強がるように顔を上げた。
本気で戸惑っている様子のヒースシアン。
そこへ、だいぶ歳を召した男性が、やってくる。
「オリエンス伯爵。謝罪をし、場を離れた方が良いのではないかな?」
「レウィス伯爵……そうですね。そういたします」
老伯爵の言葉にうなずくと、ヒースシアンは謝罪を口にして、その場を離れていった。
彼がだいぶ離れたのを確認すると、その老伯爵はニィっと綿毛人のような笑みを浮かべる。
「女性関係に悪い噂が多いヒース坊には良い薬じゃろうて。
それにしても上手く化けるもんじゃな、花修理のお嬢ちゃん」
「……え?」
一瞬で自分を看破して見せた老伯爵に、ユノは目を瞬かせるが、すぐに目の前にいる相手が誰なのか気づいた。
「ああ――!」
こちらを上手く化けたなどと言うが、彼もたいがいだ。
商売をしながら放浪する、着古したボロい装備を纏った綿毛人然とした姿はまったくしていない。
貴族として、布を多用した服を完璧に着こなしている。
「まぁ、あれは互いに忍名での出会いだからの。ここはお互いに初対面というワケで――」
そう前置くと、老人から綿毛人としてのフランクさが消え失せて、領主としての顔に切り替わる。
「レウィス領の領主をしておりますドゥーンズ・コーシリィ・レウィス伯爵にございます。以後見知りおきを」
魔剣コレクターの老人は、ハニィロップで領地を持っている伯爵だったようである。
おかしい……社交パーティが終わらない……。
某忍者漫画の作者さんが「完成品は予定してた分量の三倍に膨らむと想定しろ」みたいなコトを言ってたというのをどこかで見たコトがありますが、めっちゃ実感している次第……。
ユノはいつになったら清らに水湧く花噴水を見に行くことができるのか……次回へ続く。




