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045:水道花導品 と 青い星 - 前編 -


「ふあ……」


 フルール・ズユニック工房の店舗部にて。

 カウンターの内側で椅子に腰を掛けながら、ユノは欠伸をかみ殺す。


 膝の上にはドラが乗っかっており、ユノの片手は彼を撫でていた。

 そのドラもユノの膝の上で欠伸をしている。


 今日は個別修理品も特になく、出張保守の予約や予定も入っていないため、かなり暇な日だった。


 珍しく依頼を持ってくる人もいない日で、やることもないユノはカウンターで本を読んでいる。

 目を落としている本は、すでに何度も読み込んでいる現代花学技術(フィオレクトロジー)の本であり、目新しさも何もない上に、内容もほとんど覚えてしまっているため、文字を目で追ってページをめくるだけの作業となっていた。


 窓から差し込む、穏やかな日の光を受けながら、ユノは気怠げに分厚い本の文字を追う。

 目は文字を追っているし、手はページをめくっているが、その内容は頭の中を右から左へと抜けていってこぼれ落ちる。


「ひまねー」


 今日が暇になることは分かり切っていたので、ユズリハには好きに過ごして良いと言ってある。

 何かあれば、ドラを遣いに出してユズリハを呼んでくる予定だ。


 とはいえ、ここまで暇だとは思っていなかったので、話し相手のユズリハが欲しいと思ってしまう。そんなことで、休暇中の相手を呼び出すのもバカらしいので、やるつもりはないが。


 このまま一眠りしてしまおうか――そんなことをユノがぼんやりと思っていると、入り口のドアに付けられた鈴がなる。


「邪魔するぞ」


 チリンチリンという音ともに、入り口のドアが開くと、入ってきたのは細身だが筋肉質の身体を持つ厳つい顔の男だった。


 四角い顔をハンマーで叩いて形を整えて作られた顔――と、親しい者は彼をからかうそうだが、親しくない者からすれば、怖くてそんなこと口にできないと思ってしまうような、鋭い眼差しをしている。


 まだ職人としては若手のはずの彼だが、顔のせいでベテランの風格を感じるほどだ。


 ユノとしては、どこか師匠を思わせる雰囲気に、少なからず親しみを覚えなくもない人物である。


「今、大丈夫か?」

「ええ。暇すぎて死にそうだったわ」

「暇死か……初めて聞く死因だ」

「退屈って、意外と人を殺せるんだなって実感してるとこ」

「……退屈は手にとって振り回せるのか?」

「名前からすると鈍器っぽいけどね。アンタは手に持てるの?」

「……無理だな」


 わざわざ少し考えてから、彼は首を横に振る。

 厳つく強面で表情もあまり変わらず、それでいて天然なところがある変わった男だ。


(相変わらず、なんというか独特の雰囲気してるわよね)


 その独特のテンポにあわせて会話をしていると、どんどん話が脱線していくので、それはそれで楽しくはあるが――脱線しすぎると軌道修正が不可能になったりするので、ほどほどに切り上げる。


「まぁ暇死の話はどうでもいいわ。今日は何の用かしら?」


 とにかく、彼の目的を訊ねるべきであろう。

 もっとも彼が属する協会がどこであるかを考えれば、その内容は問うまでもないのだが。


水道花導品(アクエ・フィーロ)の作成依頼だ。一セットお願いしたい」

「ま、水道職人(アクエヴェクス)のジョージがうちに来る理由なんて、それよね」


 彼はジョージ・ブリッジェシー。

 この街の上下水道の管理や整備をし、依頼によってシンクやシャワールームなどを設置することを主な仕事とする水道職人だ。


 この仕事の発祥はカイム・アウルーラであり、今でこそ全国に広がっているが、それでもこの職人の最先端はこの街だと言われている。


 ユノは、読んでいた本を閉じ、依頼台帳に手を伸ばす。

 台帳を開くと、ペンを手にして訊ねた。


「内訳は?」

「キッチンに花導(かどう)コンロ併設でシンクが二つ。シンクごとに蛇口が二つで計四つだ。

 トイレとそれに併設する蛇口が一つ。それから、風呂場だな。蛇口とシャワーを一つずつ希望されている」

「それに、大本の管理用花導器(フィオリオ)ね」

「頼めるか?」

「断る理由もないわ」


 いくらユノが花導品(フィーロ)を作れる花鍛冶(フルール・スミス)として高い技量を持っていても、立場はあくまでも花修理屋(フルール・リペイア)だ。作成と設置に関して言えば、本来は花鍛冶の仕事である。

 にもかかわらず大口の花鍛冶依頼を受けてしまうと、花鍛冶側のメンツを潰してしまう面もあり、文句が飛んで来てしまうものだ。


 だが、水道花導品(アクエ・フェーロ)依頼に関してはだけは別だった。


 街のインフラであり、生活のライフラインの一つとなっている水道は、それに関する花導品(フィーロ)を自由に作ることはできない。

 一定水準の技量を持ち、設置先の国や街から、水導花導具(アクエ・フィーロ)作成許可を得ている者に限るのだ。


 カイム・アウルーラは、許可認定基準が厳しいことで有名であり、この街で許可を得ている花鍛冶職人(フルール・スミス)は、ユノを含めても十人いるかいないかである。


「設置する屋敷の地図とかはあるの?」

「もちろんだ。だが――」

「わかってるって。見れるのは正式に依頼契約を結んでからでしょ?」

「話が早くて助かる」


 貴族や大店の屋敷に設置するのであれば、なおさら家屋内部の地図というのは隠されてしかるべきである。

 この手の地図が流出してしまうと、暗殺や盗難等の可能性が格段にあがってしまうのだから。


「納期は?」

「一月、だが……大丈夫か?」

「まぁ、あたしならね。デザインとか希望はあるの?」

「いや任されている。親方がデザインしているが、奇をてらうコトはせず、通常通りの基札(エル・ボード)を内部設置した外部操作型にする予定だそうだ。なので外装はあまり気にしないで作ってくれて構わない。ただ――」

「ただ?」

「依頼人にこだわりがあるらしく、キッチンの蛇口に使う霊花(エテルネルール)はブルースターにして欲しいそうだ。必要最低限ではなく、少し多めにあしらって欲しいとも言われている」

「……そのくらいなら、追加料金取るほどの手間じゃないわね。

 まぁ、料金に関しては、契約交わす時に条件のあれこれを確認してから正式に決めるけど」

「もちろんだ。契約関係は明日で良いか?」

「ええ。そっちの協会(ギルド)に行くわ。どこの支部?」


 水道職人(アクエヴェクス)協会(・ギルド)カイム・アウルーラの街に流れる上下合わせて四本の水道を管理をしている為、東西南北に一つずつ支部がある。

 どこの支部へ行くべきか確認しそびれると、約束の時間に四つの支部を巡らざる得なくなってしまうのだ。


「東だ。十五時頃に受付で、マルス工房と会合に来たと言ってくれれば話が通るようにしておく」

「りょーかい。それじゃあ、よろしくね」

「ああ。こちらこそ、よろしく頼む」


 ユノは膝上のドラをどかして立ち上がると、ジョージと握手を交わすのだった。




 翌日――


 カイム・アウルーラ水道職人(アクエヴェクス)協会(・ギルド)商業区支部。


 ユノが受け付けで、マルス工房との会合に来たと告げると、二階にある個室へと案内された。


 部屋に入ると、神経質そうな雰囲気のメガネをかけた細身の男と、軽薄さと女性っぽさを合わせたような不思議な雰囲気の青年と、彼に寄り添うマニッシュな雰囲気の女性と、そしてジョージが待っていた。


「久しぶりだな、ユノ嬢。引き受けてくれて感謝する」

「こちらこそ、依頼してくれてありがとう」


 神経質そうな男――マルス工房の工房長アスタート・マルスの言葉に、ユノも言葉を返す。


「アスタートさん、そちらのお嬢さん誰かしら?」


 部屋にいた見知らぬ男性は、女性っぽい言葉遣いでアスタートへと訊ねる。

 それに、アスタートは小さくうなずいてユノを紹介した。


「この度の水道花導品(アクエ・フィーロ)の作成を担当するユノ・ルージュ嬢です」

「フルール・ズユニック工房二代目店主ユノ・ルージュです。よろしく」

「あら? その歳で工房の主を?」

「ええ。先代が幻蘭の園へ行ってしまったので、予定よりもかなり早く工房長になってしまいました」


 驚いたような青年に、ユノは悪印象を与えないように微笑む。

 ユノのことを知らないところを見ると、外から引っ越してきたのだろう。


「そんな理由で成り上がったユノ嬢ですが、実力は行政局長すらも認める本物です。

 フルール・ズユニック工房は本来、花修理工房ではありますが、彼女は水道花導品作成資格を持っている為、今回の工事の協力を依頼しました」


 ユノの言葉だけだと依頼人に不安を与えかねないと判断したアスタートは、そうフォローを口にすると、彼らは納得したような顔をした。


「……姫は相変わらず言葉が足りない」

「ジョージに言われたくないわね」


 小声でジョージに囁かれ、同じように小声で返す。


 そんなやりとりをしていると、アスタートがユノに依頼人夫妻を紹介する。


「ユノ嬢。こちらが、今回の依頼人であるアンブロッソ夫妻です」

「どうも、カプレシス・アンブロッソです」

「妻のローゼマリア・アンブロッソです」


 三節名では無く二節名なので平民の出だ。

 その上で、これだけの工事をするだけの資金を持つ。


 恐らくは商人。わざわざ花導コンロ付きのシンクが依頼にあるくらいだから、出店する店は飲食店の類だろう。


 夫の方の女性っぽい仕草が多いのはさておいて、それ以外の面で見た目から判断するなら、二人ともかなり清潔で、身綺麗にしているのが見てとれる。


 案外、商人としても油断できない相手もかもしれない。

 アスタートに任せておけば、商談がこちらの不利で終わるようなことはないだろうが。


「改めて、ユノ・ルージュです。よろしく」

「ええ。こちらこそ、よろしくお願いするわ」

「街でも評判な人であるなら期待できます。よろしく」


 どうやら二人とも、ユノを見た目で判断するような人でもないらしい。

 ユノは二人とも握手を交わして、席に着く。


「では、全員そろい紹介も終わりましたので、話し合いを始めましょうか」





 話し合いは概ねスムーズだったのだが、途中から雲行きが怪しくなっていった。


「そうだわ、ユノちゃん。

 もう伝言が行ってるかもしれないけれど、蛇口の霊花(エテルネルール)はブルースターにして欲しいのよ。花数多めなやつをね。できる?」

「もちろん。建物や設置場所に応じた花にするのは当然ですし、家の中へ設置する花導器(フィーロ)は特に依頼人のこだわりを可能な限り取り入れてこそだと思いますから」

「あらん、ユノちゃんは本物の職人さんね」

「本物の職人だからこそ――っていう、但し書きが無いワケじゃないですけどね」


 依頼人の希望はもちろんだが、同時に用途を考えたアドバイスをしておくことも、職人の仕事である。


 ユノの予想通り、アンブロッソ夫妻は飲食店を開店させる予定のようだ。だからこそ、いくら霊花(エテルネルール)とは言え、ブルースターを用いることには些かの懸念があった。


「ちょっと待ってくれ、カプレ。ユノちゃん。

 霊花(エテルネルール)をブルースターにするってどういうコトだ?」


 カプレシスが甘いマスクのわりに女言葉を操る男に対して、奥さんのローゼマリアは、ベリーショートにした髪にマニッシュな格好をした見た目の通り、男っぽい言葉遣いをする女性だった。

 ある意味、お似合いの夫婦かもしれない――と、ユノは胸中でこっそりと思っていたりする。


「カプレシスさんからそういう希望があったんですけど」

「そうですか」


 ローゼマリアは一つうなずき、睨むようにカプレシスを見やる。


「どういうつもりだよ?」

「どうって……アタシのコダワリ?」

「そうは言ってもブルースターだぞ?」

「ブルースターなのが良いんじゃない」


 夫婦のやりとりに、ユノは嫌な予感を覚えた。

 話が噛み合っているようで、絶妙に食い違っているように見える。


「……姫。ブルースターに何か問題があるのか……?」


 夫婦のやりとりを見ながら、ジョージが小さく訊ねてくる。

 アスタートも気になっているようだ。


「まぁなんっていうか、どっちも相手のコトを考えてるだけだと思うわ。

 人の心の機微っていうの? そういうのが絡むやりとりって苦手だから、あとでユズに押しつけるけど」

「良くわかりませんが……私もそういうのが絡む話は苦手なのでとりあえず、のちほどユズリハさんへ解決を押しつけるとしましょう」


 効率と計画を重視するアスタートらしいうなずき方だ。ここにいないユズリハがくしゃみをしていることなど二人は気にもしなかった。


「……この二人ほど、趣味や効率を言い訳にして、依頼人の心の機微を意識してる人はいないと思うが……世の中ままならぬモノだ」


 その横でジョージが独りごちていたが、二人の耳には届かなかった。


 職人側がそういうやりとりを小声で交わしてる対面で、夫婦のやりとりはどんどんエスカレートしていく。


「お前ッ、メシ屋を開業するのが夢だっつってただろッ!?」

「そうよッ、これはアタシの夢なのッ! アタシの店なのッ! だから好きにして良いでしょうッ!?」

「そりゃそうなんだが、お前の夢だからこそッ、お前の為にブルースターはやめろって言ってんのッ!」

「どういう意味よそれッ! アタシだって、アタシの夢に付き合ってくれてるマリアちゃんの為にブルースターにしようと思ってるのよッ!」

「それこそどういう意味なんだよッ!」


 その様子に、流石の自称心の機微が分からないコンビも、こりゃマズいと思い始める。


 こちらの雰囲気に気づいたのだろう。

 カプレシスがややバツの悪そうな顔をして、大きく嘆息した。


「はぁ……あのね、マリアちゃん。アタシも大人げなく大声だしちゃったけど、人様の前なの。ちょっと落ち着きましょう。いつまでも子供じゃないんだから」

「……ガキでいいよ」

「え?」

「お前が聞き分けねぇっつーなら、私はガキでいいッ! ガキらしくワガママ言ってやらぁッ!」

「ええッ、ちょっとッ! どうしてそういう方向になるのよーッ!?」


 妻を落ち着かせようとしていたカプレシスが思わず頭を抱える。


「お前がブルースターを諦めないて言うなら、私はこの話から降りる。じゃあなッ!」


 そうして、ローゼマリアは席を立つと、そのまま会議室から出ていってしまった。


 呆然としているジョージをさておいて、ユノとアスタートは頭を抱えているカプレシスに視線を向ける。


「カプレシスさん。霊花(エテルネルール)はかなり後でも変更は可能です。どの花にするかは置いておくとして、水道工事と水道花道品(アクエ・フィーロ)の作成は開始してしまってよろしいですか?」

「……ええ。そうね。お願いするわ。花はいつまでに決めればいいかしら?」


 アスタートがユノへと視線を向けた。

 その視線にユノはうなずいてから、答える。


「かなりギリギリでも大丈夫です。最終設置四日前くらいまでにお願いできれば」

「そう。ならそれまでにマリアちゃんと話し合って、ユノちゃんの工房へ行くから」

「わかりました」


 ユノは手元の台帳に、その旨に書き記して、了解した。

 それから、少しだけ逡巡してから、ユノは告げる。


「奥さんと話し合う前に、どうして奥さんが反対してるのか、ちょっと考えられた方が良いかと」

「あら? もしかしてユノちゃんは分かってるの?」

「ええ、まぁ……経営者の視点で考えるなら、あたしはローゼマリアさんの意見に賛成ではあるので。

 もっとも、職人の感情とお客さんの依頼は別だと思ってますから、最終的にはカプレシスさんが決めた物にする事に、反対する気はありませんが」


 キョトンと、カプレシスがユノの顔を見る。


「ただまぁ、その――カプレシスさんがブルースターを選んだ理由も何となくは分かってます……というかお二人の喧嘩を見てて分かりました。

 なのでまぁ……どちらが正しいというのもないと思いますので、二人でちゃんと話し合うべきかと」


 作成するのはユノなのだが、この水道花導品(アクエ・フィーロ)は、この夫婦の思いが込められたモノなのだ。

 その思いを込めることの代行者として、両者が半端なままの感情を込めたくなかった。


花導品(フィーロ)を愛する者として、お二人で使う花導品(フィーロ)を片方が嫌ってるって状態にはしたくありませんので」

「……ちなみに、前置きはともかく、これがユノ姫の本音だ」

「夫婦喧嘩なんてどうでも良いと思ってるのは確かですね」

「ジョージもアスタートさんも、余計なコト言わないで」


 真面目な顔で真面目っぽく語って見せたのに、速攻でネタばらしされてしまい、ユノがうめく。


 そんな職人たちの様子にカプレシスは小さく吹き出すと、大きくうなずいた。


「ふふっ、この街を選んで良かったわ。せっかく夢に見てた自分の店を持つのだもの気持ちよくオープンしたいのは間違いないわ。

 その為には、職人さんたちにも気持ちよく仕事してもらいたいものね」


 カプレシスは顔を上げ、明るくもどこかシニカルな雰囲気の笑みを浮かべる。


「考えてみれば、マリアちゃんとこうやって喧嘩するのなんてしょっちゅうだもの。いつものように仲直りするだけね。今回は時間制限があるから、そこは気をつけないといけないけど」


 みなさんありがとう――と、カプレシスが笑う。


「……無事に仲直り出来るコトを祈っております」


 真面目な顔でジョージがうなずき、アスタートが後に続く。


「時間制限はお気になさらず。過ぎたら過ぎたで工期延長料金は頂きますが、仕事はしっかりやらせて頂きますので」

「あらやだ。アスタートさん、ちゃっかりしすぎよ?

 延長料金取られないように気をつけるわ」


 こうして、霊花(エテルネルール)以外の件は穏やかにまとまり、あとはアンブロッソ夫妻次第ということに落ち着くのだった。



 第一部の時にも少し触れましたが、不枯れの精花(アルテルール)霊花(エテルネルール)は、丈夫で虫と病気に強く、精霊の宿としての性能はもちろん、単純にマナの貯蔵量が通常の花の数倍以上あり、しかもちょっとやそっとでは枯れないスーパーフラワーで、花導品(フィーロ)を動かすのに欠かすことのできないものです。


 ですが、決して傷つかないわけでもなく、完全無敵というワケではありません。


 その上、スーパーフラワーな特性を持ってはいるものの、基本的には原種の特徴をそのまま受け継ぎます。


 それを踏まえて考えると――特にアレンジメントや生け花の経験がある方でしたら――それぞれの主張と夫婦喧嘩の原因がわかるかも?


 次回は後編の予定です。

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