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第二部あらすじ
迎えに来たデーモネ大公子ノッテと共に、プレーチェは馬車に揺られていた。
そこに、ノッテの従弟で、プレーチェにとっても義従兄にあたる
スクラメンテ公子コルテが合流してきた。
コルテは、亡き母に生き写しの自分に執着する父から逃れるために家出をして、
プレーチェの養父シルホード大公ルナーレの元に身を寄せている身で、
コルテ自身は、強くプレーチェに執着しているのだった。
プレーチェ、ノッテ、コルテの三人は、そのまま王女チェーロを加えて
王宮に到着するのだったが・・・・・。
王宮は、出生がはっきりしないと思われているプレーチェに冷たくあたる場所だった。




