表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/22

【歴史】長城

【問い】 長城といえば、万里の長城を思い浮かべますが、

ローマ時代にはリメス、ハドリアヌスの長城、アントニヌスの長城も有名です。

これ以外に大きい長城はありますか?

また、これらの比較をお願いします


【回答】 Geminiさん

万里の長城やローマ帝国の防壁以外にも、世界には歴史を動かした巨大な「長城」や防衛線がいくつも存在します。特に規模や歴史的意義が際立っているものをいくつか挙げ、最後にご要望の比較をまとめます。

---------------------------


1. 意外と知られていない世界の巨大な壁


ゴルガーンの防壁(イラン)

「レッド・スネーク(赤い蛇)」の異名を持つ、ササン朝ペルシャ時代に築かれた長城です。

・ 特徴: 長さは約195km。当時のレンガ焼成技術を駆使した赤いレンガで造られて

  おり、万里の長城、ハドリアヌスの長城に次ぐ規模を誇ります。

・ 目的: 北方の遊牧民族(エフタルなど)の侵入を防ぐために築かれました。


クンバルガル城壁(インド)

「インドの万里の長城」と呼ばれ、ラージャスターン州に位置します。

・ 特徴: 連続した壁としては世界第2位の長さ(約36km)を誇ります。壁の厚みが

  非常にあり、馬が8頭並んで歩けるほど広い場所もあります。

・ 目的: 15世紀にメーワール王国の防衛拠点として築かれ、難攻不落を誇りまし

  た。


ベニン・ウォール(ナイジェリア)

かつてのベニン王国によって築かれた、世界最大級の土木構造物の一つです。

・ 特徴: 石造りの壁ではなく、巨大な堀と土塁のネットワークです。総延長は数千

  キロメートルから1万6,000kmに及ぶという説もあり、ギネス記録にも載るほど

  の規模です。

・ 目的: 都市の防衛と境界線としての役割を果たしました。


千里長城(朝鮮半島)

高句麗が唐の侵攻に備えて築いたもの(7世紀)と、高麗が女真族や契丹に備えて築いたもの(11世紀)があります。

・ 特徴: 朝鮮半島の北端を横断するように築かれ、山城を連携させる防衛システム

  として機能しました。

---------------------------


2. 主要な長城の比較表

各長城の規模や性質を比較すると、その国が直面していた脅威の質が見えてきます。


名称       主な所在地  全長(目安) 主な材質  建設時期(最盛期)

万里の長城     中国    約21,196km  土、石、レンガ  秦〜明代

ゴルガーンの防壁  イラン   約195km    焼成レンガ    5〜6世紀

リメス(ゲルマニクス)ドイツ周辺 約550km   土塁、木柵、石造 1〜3世紀

ハドリアヌスの長城 イギリス   約117km   石、土      2世紀

アントニヌスの長城 イギリス   約60km   芝(ターフ)、土  2世紀

クンバルガル城壁 インド     約36km   石 15世紀

---------------------------


3. 歴史的背景から見る違い

これらの壁は、単なる「物理的な障害物」以上の意味を持っていました。

・ 万里の長城: 巨大な人口を抱える農耕定住社会が、高度な機動力を持つ北方の遊

  牧騎馬民族を「遮断」し、徴税範囲を明確化するための巨大システムです。

・ ハドリアヌス・アントニヌスの長城: ローマ帝国の拡大が限界に達したことを示

  す「境界線」です。敵を防ぐだけでなく、交易の管理や兵士の移動ルートとして

  の機能が重視されました。

・ ゴルガーンの防壁: 焼成レンガという当時のハイテク技術を投入しており、ササ

  ン朝の国力と中央集権的な組織力の高さを示しています。


  意外な「壁」の例:インドの巨大な生垣(Great Hedge of India)19世紀、イギ

  リスが塩税を徴収するために設けた、全長約4,000kmに及ぶ「生垣の壁」があり

  ました。石や土ではなく、トゲのある植物を植えて密生させた、物理的かつ経済

  的な防壁です。


これらの防壁の構造や、当時の攻城兵器(破城槌や投石機など)との力関係について、より具体的な詳細を知りたい部分はありますか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ