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異世界ローカル路線バス  作者: 横浜あおば
第二期中期経営計画

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異91系統 ヒアコディアテ村〜ウォー沼公園〜クリョマーナイ町〜ヌイセッコ国際スキー場

2024年12月18日にカクヨムで公開したものです。

 夏はあれだけ暑かったというのに、冬は凍えるほど寒い。

 最近の天候、極端すぎません?


 とまあ、そんな愚痴は置いておいて。

 そろそろ発車時刻が近づいてきたので、バスを乗り場へと移動させる。


『ピンポンパーン。大変お待たせ致しました。このバスは異91系統、ヌイセッコ国際スキー場行きです。発車までしばらくお待ち下さい』


 始発の停留所。

 前扉を開けると、続々とお客さんが乗り込んできた。


 スキー場行きというだけあって、ほとんどの人がスキー板やスノーボードを持っている。


(スキー板やスノーボードの持ち込みはバス事業者によってルールが異なります。カバーに入れた状態なら可能、有料手まわり品とする等。ご利用の際は事前にホームページなどでご確認ください)


 それから発車時刻になるまで待機していると、後方からお客さんの会話が聞こえてきた。


「バスの中、ちょっと暑くない?」

「暖房効きすぎかもね」


 どうやらバスの車内が暑すぎるらしい。

 私としてはちょうど良い暖かさなので、あまり設定温度を下げたくはないのだけれど。


 仕方なく、つまみを回して室温を調節する。


 発車時刻になった。

 扉を閉め、バスを発進させる。


『発車致します。お掴まり下さい。本日も埼京交通バスをご利用いただき、誠にありがとうございます。この車は、異91系統ヌイセッコ国際スキー場行きです。次はゴリオ郭。お降りの方はブザーでお知らせ下さい』


 その後、運転しながらふと思う。

 もしかしてお客さん、スキーウェアを着込んでいるから暑く感じるのでは?


 う〜ん、やっぱり寒い。温度上げたいなぁ……。

 こっそり設定戻しちゃダメですか?

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