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読書

異世界生活3日目。

今日も宿宿『小鳥の囀り』で朝食を取る。併せて2日間の延長をした。お金がある程度貯まったら、もっと長く延長してもいいだろう。


今日はギルドの蔵書を読みに行こうと思う。情報は命だ。常識さんがいるとは言え、不意打ちで強い魔物と出会って即死、なんてことは避けなければならない。

魔物についての知識を本から吸収するのは良い手のはずだ。その他にも、この世界の本はどのようなものなのか、魔法に関する本もあるのか、など気になることは多々あるのだ。



「ギルドの蔵書ですね。こちらに名前を記載して頂ければ、ご自由に読めますよ。出るときに一言声をかけてくださいね」



本棚がいくつか。数百冊はあるだろうか。付近の狩場情報はから小説のようなもの、貴族の自伝…?まで、様々な本がある。


「貴族の自伝…変ですよね。こんなこと言ったら怒られる…どころではないのですが…。わたしはすごいのだぞ!読んで崇めよ!みたいな方も一定数おられるのです…。ギルドとしても、これがあることで不利益があるわけでもないため、受け入れてはいるのですが…まぁ物好き以外は読まないですよね」


なるほど、変な貴族もいるもんだ。厄介だな、関わらないように動きたい。


とりあえず東の森と南の森に関する情報かな。それとダンジョン。直近で行く事はないが、気になっている。そりゃハクスラであれだけ潜ってたんだもの、気にならないわけがない。いい装備ドロップしないかなーって。



数冊読み込んだ。お腹も空いてきて、太陽を見る限り昼過ぎになっていたようだ。

本から入手した情報と、常識さんと照らし合わせると、重要な部分はこんな感じだろう。


・東の森と南の森の違いは、ゴブリンの群れの数と、オークが出ることだろう。オークは力が強く、執着心も強い。見かけたら全滅させるまで戦闘は続くことだろう。ゴブリンもオークを警戒して、10匹程度の群れでいる事が多い。


・オークはゴブリン5匹程度の戦闘力と考えると良い。4匹以上の群れである事が多い。火に弱い。


・東の森卒業の目安は、ゴブリンの群れを無傷で安定して倒せる事だろう。それでも初めて南の森に行く場合は、経験者を伴った方が安心できる。初めての狩場というのは、そういうものだ。


・ダンジョンは、南の洞窟が一番難易度が低い。ここはEランク3〜4人を推奨しており、他のダンジョンはここを踏破してから行くといいだろう。


・稀にダンジョンから宝箱が出現する。頻度などは完全に不明だが、品質の良い武具が手に入ることもあり、一攫千金を求めて冒険者がダンジョンアタックしている。



…東の森をあと数日行ったら、南の森に行ってみてもいいかもしれないな。火属性魔法さえあれば、オークも数匹なら行ける…気がする。


ともかく、昼過ぎに情報収集も終わったことだし、昼飯を食べてから東の森に行くとしよう。



…この日は特に変わった事は起きず、ゴブリン20匹ほどを狩る事ができた。

スキルポイントも8まで溜まった。

魔法も魔力のコントロールがうまく行くようになってきてため、火属性魔法で灯りを付けたり、水属性魔法で出した水をお湯にしたり、出来るようになった。

これで辛い水浴びとはオサラバか?あとはドライヤーみたいなものを出来れば…風属性か…属性コンプしたいなぁ…


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