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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第二章 「仲直りのカモミールティー」
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神獣ってまじですか


セレネが神獣・・・?

このもふもふが・・・?



「神獣って・・・。ええ?」



まじっすか。

いけない、言葉が崩れた。

まじですか。



「きゅう~」



セレネがどや顔をかましてる。

かわいい。

けど、その横でヒスイがにらんでるよ。



「きゅきゅ!」



セレネがちらりとヒスイをみて、何か言ったみたい。

何を言ってるかはわかんないけど、多分煽ってるね。



「!」(バーカ!)


「暴言吐かないの」


「!」(でも!)


「でももだってもないよ。・・・それに、言葉は刃物なんだから。一度言った言葉はどれだけ後悔しても取り消せないんだからね。人を傷つけるようなこと言ってはダメだよ」


「・・・」(分かった)


「ならいいの。・・・セレネも人をバカにするような態度もダメだよ」


「きゅう・・・」



二人とも反省したみたいで何より。

一度言った言葉は後悔しても取り消せない。

だから、使う言葉には気を付けないと。

このことは心に刻み付けておかないと。

後悔しても遅いのだから。



「ふふ、チェリーは凄いわね」


「いえ・・・」


「謙遜しなくてもいいのに・・・。えっと話を戻すわね」


「はい」


「その兎は、月見兎という種族なの」


「月見兎・・・」



頭にお月様で、餅つきをしている兎が思い浮かぶ。

好物は餅かな?



「月見兎は、名前の通り、<月の女神>ルナリス様の神獣よ。クリーム色の毛皮に、澄んだ青色の瞳が特徴よ」



たしかに、その特徴はセレネに当てはまるね。



「そして、額の月の紋章。その紋章はルナリス様の紋章だわ」



なるほど。やっぱりあの時に・・・。

というか、どうして女神様たちはセレネを私に・・・?



「ちなみにその花は、ルナリス様の象徴の花でもあるスノウドロップよ」


「そうなんですね」


「月見兎は、主人のもとに幸運をもたらすといわれているのよ」


「すごい!」


「きゅきゅ!」



ほめてと言われんばかりに見つめられたので、思わずなでる。

うーん、もふもふ。いい毛皮。そんなに凄い存在だとは思わなかったよ。

・・・ヒスイがジトっとした目で見てくる。なので、ヒスイもぽよぽよ。気持ちいい。




「といっても、その子には戦闘能力はないのだけどね」


「え?」


「幸運を運ぶけど、戦闘はできないのよね。その子の種族」


「そうなんですか」



戦闘ができないとか、そういうのは、あんまり関係ないなあ。

このもふもふだけでも十分だし。

幸運を運ぶ、かあ。どんな幸運なんだろう。

お菓子が空から降ってくるとか・・・?



「お姉ちゃん・・・」


「チェリーさん、それはすごいですね!」


「私も、お菓子食べたいわ」



あれ?もしや私は頭の中の考えを口に出していた・・・?



「きゅう!」


「!!」(出してたよ!私もお菓子食べたい!)



セレネとヒスイが肯定する。

・・・・ふわああああ!恥ずかしい!恥ずかしすぎる!

穴があったら入りたいよぉ!



「ふふふ、かわいいわねぇ」



私が皆から生温かい視線が注がれてることに気づくまであと少し・・・。

読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください

よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 雨ではなく飴が降ってくる感じ? 当たると痛そうだけど(^^; おひねりに入る程度の 焼き菓子なら痛くないだろうな。 誰が用意するんだろうね 運営様かな?頑張って♪
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