表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第二章 「仲直りのカモミールティー」
96/162

お茶会の始まり

コロナのワクチンをうって、左腕がうずく・・・な状況なはらみです。

誤字脱字等のミスがありました遠慮なく訂正を下さるとうれしいです。

気を付けてはいるんですが、たまにあるみたいです・・・。


聖霊様とモイラに案内されたのは庭だった。

以前来た時も思ったけど、よく手入れされてると思う。

きれいだなあ。



「さあ、座って座って」


「お茶菓子も焼いたんですよ~」



そこには、四人分のカップとたくさんのお茶菓子。

まるで私たちがここに来るのが分かっていたかのように・・・。



「うふふ、なんとなくね。あなたたちが来るかもしれないのが分かったのよ」


「それを聞いて準備して待っていたんです」



聖霊様が予知みしたのか。すごい。

もしかしたら、聖霊パワーみたいなものがあるのかも。

そう思いながら、席に着く。



「さあ、お茶会を始めましょうか」


「はーい」


「いただきまーす!」



じゃあ、早速クッキーを食べちゃいます。

さっきからいい匂いがするから、もう目がそっちにしかいかなくてね。

いただきまーす!・・・これは、紅茶のクッキー!おいしい!

あ、こっちのは木の実が入ってる!ジャムクッキーもある!



「ふふふ、チェリーはおいしそうに食べるわね」


「ん?」


「お姉ちゃん、おいしい?」


「うん!ハナミズキも食べなよ」


「僕はもうおなかいっぱいだから」



そんなに食べたようには見えないけどなあ。

ま、いっか。もうちょっと食べちゃおう。



「そういえば、二人は何か話があったのではないの?」


「うん。聖霊様とのことについて報告しようと思ったんだけど・・・」


「んぐ・・・。そうだった。聖霊様はどうしてここに?」



・・・クッキー食べに来たんじゃなかったね。



「そうね。まずはそのことからはなしましょうか」



そうして、聖霊様の話を聞いた。

帝国にいた時のこと、第一皇子のこと、黒い靄のこと。

長い話だったけど、集中して聞いた。

それから、聖霊様の名前も聞いた。名前で呼んでほしいって言われたので、これからはソフィア様と呼ぶことにした。きれいな名前だよね。



「ソフィア様、体はもう大丈夫ですか?辛いところとかありますか?」


「ええ、もう大丈夫ですよ」


「よかったです・・・」



幸いにも、ソフィア様に後遺症みたいなものは現れなかったらしい。

本当に良かった。



「さて、次はあなたたちの話ね」


「あ、はい」


「といっても、何を話に来たのかなんとなくわかる気がするわ」



・・・まあ、私の肩の上で、バチバチと火花を散らしてるもんね。

気づかないほうがおかしいよね。

話してる間、騒いだりしなかったのはえらいけど、火花を散らすのはやめようね。



「!!」(ご主人様、私、こいつあんまり好きじゃない!)


「きゅきゅ!」



仲良くしろとはいわないけど、バチバチするのはやめてほしいな・・・。

どうしたものか。なんでこんなに仲が悪いんだろう?



「チェリー、あなたが聞きたいのはその兎のことね」


「はい・・・。≪鑑定≫じゃ何も見えなくて」



調べたけど、種族とか、持ってるスキルとか、何にも見えなかったのだ。

分かったことといえば、なぜかすでに私にテイムされていて、名前がつけられることだけだったのだ。

セレネっていう名前を決めるのも大変だったなぁ。そのことを思い出し、思わず遠い目をしてしまう。

・・・忘れよう。ハナミズキも一瞬遠い目をしていたけど、気のせい気のせい。何もなかった。




「そうね、その子のことは多分≪鑑定≫じゃ見えないわ」


「そうなんですか?」


「えぇ。だってその子、神獣だもの」




ええ?




読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ