表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
87/162

聖霊様との闘い 3

また、短いです・・・。

もっと長くできるように頑張ります。



「おいおい、まじかよ!」



二体はまるで絶望の塊だった。

たった二体の魔獣なのに、放つ存在感は途轍もなかった。

逃げたい。戦わないと、と思うのに体が動かない。



状態異常:威圧



見たことない状態異常だね。大体の効果はわかるけど。

体が動かない今がチャンスのはずなのに、魔獣たちは襲ってこない。

まるで、何かを待っているかのように・・・。



『・・・お・・て・・?』



お手?まさか、聖霊様は私たちのことが犬みたいに見えてるってことなのかな。

冗談だよね。



『どうして・・・』



あ、どうしてか。やっぱりお手なわけないよね。

動けないから、くだらないことばっかり考えてしまう。



『どうしてあの子は死んでしまったの?私のかわいいあの子をどうして奪ったの?』



聖霊様・・・。



『醜い人間よ、私のかわいい子を返して!』



聖霊様がそういうやいなや体が動くようになる。

イベント系の状態異常でもあったのかも。



「おいおい、まじかよ」

「ガンテツさん、それ二回目」

「言いたくなる気持ちは分かるけどね」

「聖霊様とあの魔獣たちを相手にするのか・・・」



なんという無理ゲー・・・という声が皆から聞こえるような気がする。

やったね、皆の心がそろったね!あんまりうれしくない方向で。

・・・ふざけてる時間はないね。勝てる気はしないけど、もう後には引けない。

想像していたよりも敵が強そうだし、聖霊様しか想定していなかったからもう一度役割を急いで決めないといけない。



「私は聖霊様の相手をします」

「僕はお姉ちゃんのサポートをするよ」

「じゃあ、俺たちはあの魔獣たちだな」

「了解」



聖霊様、届けてみせます。

皇子様の気持ちを。私はまだまだ力不足で、聖霊様を元に戻すことはできないかもしれない。

けど、皇子様の気持ちだけは絶対に届けます。

待っていてください。




読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ