聖霊様との闘い 2
最近うまく書けないです。
更新ももしかしたらできないときもあるかもしれないです。
ヴァイスさんが自爆した。
・・・待って待って待って待って。任せろっていうから任せたのに自爆しちゃったよ。
魔獣は一気にポリゴンと化したけど!
これから聖霊様と戦おうっていうのに何してるの~!?
ヴァイスさんがいなくなったら、すごく困るんだけどな・・・。
【デストラクト】って聞こえたし、ヴァイスさんを中心にして爆発が起きたし自爆技だったんだろう。デストラクトはdestruct、英語で破壊するという意味だし。
「・・・ってあれ?」
一気に開けた空間の真ん中にふらふらとしながらも立っている人影が。
・・・ヴァイスさんは生きていた。良かった・・・。
パーティーを組んだ人のHPとMPの残量は確認できる。ヴァイスさんのHPはミリだった。良く生きてるねっていう状態だった。無言でHPポーションを投げる。むう。
「・・・お疲れ様です」
「ごめんね」
「怒ってます」
「ハイ」
「なんで怒ってるかわかります?」
「モチロンデス・・・」
「報・連・相はとっても大事なんです。わかりますよね?ヴァイスさんがなんにも言わずに自爆するからとってもびっくりしたんです。どうしようってとっても困りました。だから、次自爆するときはちゃんと言ってください」
「はい・・・」
「ふう・・・。でも、ありがとうございます。ヴァイスさんが魔獣をたくさん吹っ飛ばしたおかげで、聖霊様も次の段階に進んだようです」
実はヴァイスさんを怒っている間も、聖霊様の様子は見ていた。魔獣が一気に消えたあと、聖霊様の動きが完全に止まった。聖霊様は身じろぎ一つしないけど、体の内側から黒い靄があふれて出てきた。ただそれだけのことなのに。体の震えが止まらなくなった。怖い。だけど、怖がってなんていられないからスルーした。
「あれは、やばいね」
「語彙力・・・」
「やばいとしかいいようがないだろ」
「まあね」
きれいな顔に黒いあざが浮かびあがる。神々しいはずのその姿は、禍々しくなっていく。黒い靄が体に巻き付き、鎧となる。あふれる黒い靄は、魔獣を二体召喚する。たった二体。されど二体。今まで召喚された魔獣とは比べ物にならないくらい強そう。
「「グオオオオオオ!!!」」
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。