魔獣を殲滅
戦闘シーン、うまくかけない!
ガンテツさんは大きなハンマーでどっかんどっかん攻撃して、ヴァイスさんは大盾。ときどき短剣で攻撃してる。ハナミズキは魔法で作った剣で攻撃、私は回復兼魔法攻撃。比率は大体7:3くらいかな。
「【インパクトヒット】!・・・あー、きりがねえな!」
「確かにね。あと何体くらいいるかな。・・・【挑発】、こっちを見ろ!」
「さあ?全部倒せば済む話だよ。【ファイアソード】」
襲いかかる魔獣を引き付けて、叩き潰して、切り捨てる。たまに魔法でぶっ飛ばす。
その繰り返しなんだけど、終わらない。これだけの魔獣一体どこにいたんだろうか。
基本的に、攻撃を避ける三人だけど避けきれなくて受けたダメージをある程度蓄積されたら回復する。その間に攻撃。爆散する魔獣たち。一瞬で倒せるけど、数が多い。
「にしても、お前らの種族強すぎじゃねえか?」
「確かにね。種族スキルが強い。羨ましい」
「私、このキャラのスペックを生かしきれてないから、強いんだろうけど強いって感じない・・・」
「慣れれば大丈夫だよ。そういえば、僕たちの種族が強いのは運営曰く確率的にめったに出ない種族だからだって。ほら、オフゲーでもレアキャラって強いでしょ。めったに出ないものほど強いやつ。あれと同じ感じだって」
「へー」
確かに強いキャラクターは全然でないもんね。しかも出て欲しいキャラクターは全然でない。いらないキャラクターばっかり出るもん。
「まあ、でも多少修正されるんじゃないかなって思ってるけどね」
「え?なんで?」
「多分、すぐに出ることを想定しなかったキャラなんだよ。序盤に強すぎるし」
「まあな」
「だから、ニ陣三陣あたりでようやく出るぐらいの確率調整と強さにしたのに一陣が出しちゃったからね。まあ、ゲームバランスを整えるために修正を入れると思うんだよね」
「な、なるほどー」
私、そこまで考えてなかったよ。うわあ、このキャラ強いなぁとかしか考えてなかった。
しかも、完全に生かし切れることもなく弱体化。ちょっと悔しいな。
「だから、君らが僕らの種族を強く感じるのはそう長い期間じゃないよ。すぐに弱くなるからね」
「了解。・・・別にお前らを妬んで言ったわけじゃないから」
「分かってるよー」
そんなことを思っても言うような人たちじゃないって分かってるからね。短い付き合いだけど。
それにしても、ここまで話しながら戦ってたくさん倒した。
「【ライトボール】!」
女神様の祝福を受けた魔法攻撃は、普通の攻撃よりも威力が高いらしい。
一個でまとめて、数匹の首を消し飛ばす。辺りは血まみれだ。・・・そういえば、グロ設定オンなんだよね。オフにしたら、ポリゴンになって完全に消えるらしいけど。オンだと死んだあと消えるけど血痕が残る。ちなみに、小学生はフィルターがかかるため自動的にオンになるらしい。ハナミズキはオンだね。あとは、グロや血が苦手な人がオンにするらしい。・・・私は、別に平気。
「強いな」
「称号効果です」
「そうか・・・」
深いとこまでは聞いてこない。これが、ネチケット。
自分が知らないからって、根掘り葉掘り聞こうとしてこない。大人だ。
普通は気になるのに。すごい。私も見習わないとね。
『『『・・・・』』』』
あれ・・・?
「攻撃が止まった?」
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。




