ざわつくギルド
作者でも思う進行ペースの遅さ。
書きたいことは決まっていても、なかなか進まないです。
小話とか書いてみたいけど、本編が進まないせいで何も書けない。辛いです。
みなさんブクマ登録ありがとうございます。なんと1300件を超えました。とっても嬉しいです。これからも精進します。
ギルドの中はざわざわしていた。
まあ、あれだけの騒ぎを起こしていたし、ギルドマスターも警備隊に連れていかれたものね。そんな中、何事もなかったかのように業務を続けるギルドの人たち。とっても素敵です。
それにしてもポーションかぁ。街の人に必要なのは分かるけど、ないと困るよね。
「すみません、素材の買い取りをしてほしいのですが」
「かしこまりました」
ざわついた空気の中、声かけるのって非常に勇気がいるよね。
私は無理でした。ハナミズキがしてくれました。
ありがとう。頼りになるね。
こういうところは全然兄に似てないなぁ。
「以上になります」
「ありがとうございます」
あっという間に会計が終わる。
それをさっと、ハナミズキが受け取る。
・・・なんて素早い対応なの。
そんな小さなことになぜか衝撃を受けながら、受付から離れる。
「はい。お姉ちゃんの分」
「ありがとう」
売ったものの相場を知らないから、何とも言えないけど多分あってると思う。
・・・こういうのを無防備とか注意力が足りないとかいうんだろうな。
まあ、ハナミズキがどれだけ持って行ったって怒るつもりもないんだけど。
何だったら貢いでもいいかもしれない。
こんなにかわいい存在に貢げるなら、本望かも。
「お姉ちゃん、僕は別に僕の分を多めに分けたとかそんなことしてないからね。というかお姉ちゃんももっと警戒して。もし僕が悪い人だったら、お姉ちゃんの分あげてないかもしれないんだからね」
「はぁい。ちゃんと分かってるよ」
「本当に?」
「もちろん」
「すっごく不安」
「心配性だねぇ、ハナミズキ。大丈夫だよ、私結構しっかりしてるし」
「しっかりしてる人はさっきみたいなことしませんけど」
「うっ!」
正論過ぎる。
弟に信頼されてない姉とは・・・。
情けなさすぎる。
「気を付けてよね」
「分かったよ」
「・・・ねえ、お姉ちゃん。あのね、これからの予定なんだけど」
「これから?」
「うん。一回ログアウトしてご飯を食べないと」
確かにもうそろそろそんな時間だ。
最近、お手伝いをしないこともあるから今日はしないとね。
「それでね、あと二日でしょ?」
「うん」
「それもそのうち一日は寝てる時間だし」
確かに夜の十二時から朝の八時くらいか。
まあ、寝ないと体に悪いしね。それになにより、ハナミズキは小学生だ。
十時くらいには寝ないと。
「だから、明日は準備に費やそうと思って」
「いいよ」
「それでね。明日は、クエストもこなしながら準備しようと思って」
「クエスト?何のクエストを受けたいの?」
「その・・・緊急クエストのやつ」
緊急クエストを?
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。