ナンパ?
お久しぶりです。
WiFi関係でトラブルが起きて、今日やっと更新できました。
無茶苦茶な理論になっていないか心配です。
リビングで、作戦会議。
瑞樹と今日することを相談する。
「じゃあ、お姉ちゃん。今日は図書館に行って聖霊とかについて調べるんだね」
「うん」
「僕、図書館にまだ行ってないんだよね」
「え、そうなの?」
「うん。行く用事もなかったし、ネットとか、掲示板で何とかなったから」
「そうなんだ」
封印の森がどこにあるのかも、聖霊を正気に戻すのに有効なことがあるのか調べないといけないし。
よし、頑張るぞ。
「じゃあ、お姉ちゃん。中央噴水広場でね」
「うん」
「今回はナンパに気を付けてね」
「あはは、瑞樹は心配性だね。私にナンパする人はいないよ~」
「でも、前に」
「前は物好きな人だったんだよ。それに、もし何かあったら、GMコールするから」
「・・・・・」
「大丈夫!」
「分かったよ。じゃあ、あとでね」
瑞樹と別れて、自分の部屋に戻る。
ベッドに横になって、ログインする。
もう、このログインする時の感覚にも慣れてきたなぁ・・・。
**
「おはよう。ヒスイ」
「!!」(おはよう!)
さあ、これから頑張ろう!
「?」(どうしたの?)
「これから、図書館に行くよ」
「??」(また、行くの?)
「そうだけど、ヒスイは図書館嫌い?」
「!」(ううん、嫌いじゃないよ)
「そっか、良かったぁ」
「・・・」(でも、主様とあんまり一緒に遊べないのは悲しい)
「!ごめんね、気づいてあげられなくて」
「!!」(ううん。主様が忙しいのは分かってる)
「でも、最近全然遊べてないし」
「!」(だから、主様がゆっくりできる時がいつか来たら、一緒に遊びたい!)
「そうだね。いっぱい遊ぼう!」
そのためにも図書館へ!
ヒスイを連れて、部屋を出る。
「おや、チェリーじゃないか」
「あ、ターシャさん!」
「なんだか、大変なことになったねぇ」
「そう、ですね」
「・・・チェリーも魔獣の討伐に参加するのかい?」
「いいえ、しないつもりです」
「そうかい」
「私は、私のやるべきことをします」
「そうか。気を付けるんだよ」
「はい」
ターシャさんと別れて、中央噴水広場に向かう。
もうすぐ、大きな討伐があるだけあって、町はなんだかピリピリしている。
ちょっとびくびくしながら歩いていたら、目的地に着いた。
えっと、ハナミズキは、どこかな?
「だから、僕はもう先約があるんだよ」
「そこを何とか!」
「剣聖がいれば、イベントで1位間違いないんだよ!」
「無理!絶対無理!」
「頼むよ~!」
噴水の前で、ハナミズキが囲まれている。
・・・気を付けてって言った本人はナンパ?されている。男にだけど。
パーティーのお誘いかな。ワールドクエストがあるから、組みたいのかも。
そっか、ハナミズキって強いもんね。そりゃこうなるのか。
ハナミズキの機嫌がどんどん下がっていくのを感じる。
仕方ない。気が進まないけど、弟のためだもの。睨まれますかぁ。
「残念だけど、この子は私と組むんだ。諦めてくれない?」
「はあ!?何言ってんだよ!」
「勝手に決めてんじゃねーよ!」
「何抜かしてんだ!」
「この子と約束したし、あなたたちに決められる筋合いなんてない。あんまりしつこいとGMコールしますよ?」
「・・・クソ!」
「ちっ!」
これで、皆黙ったかな?視線はうるさいけど。
ああ、良かったぁ。いや、良かったのかな?今も睨まれてるし。
「ハナミズキ、大丈夫?」
「ありがとう、お姉ちゃん」
にっこり笑顔でお礼なんて言われたらお姉ちゃん顔がにやけちゃうよ~。
でへへ。顔がにやけちゃう。
・・・いけない。こんな所を見られたら、引かれちゃうね。
「さ、行こうか!」
「うん!」
図書館に行こうとしたその時、
「待ちたまえ!」
後ろから声を掛けられる。
振り返ると、やけにキラキラした人たちが。
「君、剣聖と、パーティー組んでるかな?」
「はぁ、組んでますが、何か?」
「譲ってくれないかい?」
「はぁ!?」
この人何言ってるんだろう?
というか、何でみんな邪魔をするんだろう?
早く図書館に行きたいのに!
読んでくださりありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。