図書館にて
3つの話をくっつけました。
マップに乗っているルートに従って歩くこと10分。
目の前に大きな建物。
<マップに図書館を登録します>
すごい。これが図書館。今まで見てきたどの建物よりも大きい。そして美しい。
ずっと見てられる。…ってしっかりしないと!
図書館の中に入ると、お姉さんがいた。めっちゃ美人さんだ!
お姉さんは司書さんなのかな?
「ようこそ、図書館へ。初めてのご利用でしょうか?」
「はい」
「では、登録料は50コインです」
「はい」
お姉さんに50コインを渡す。
そっか、無料じゃないんだ。現実だと無料で使用できるところが多いから忘れがちだけど、本って貴重だもんね。
「では、こちらに手を翳してください」
お姉さんが、取り出した水晶のようなものに手を翳す。
すると水晶が光り、
「登録が完了いたしました」
え、こんな簡単でいいの!?
登録はあっけなく終わった。あっという間だった…。
「それでは図書館での規則をお伝えします」
びっくりしているうちにお姉さんはどんどん話を進める。
**
お姉さんの話をまとめると、
入場料などは特になく、閲覧は自由にできる。だけど貸し出しはできない。どうしても外で読みたい場合写本しなければならない。禁書は特別な許可がないと読むことができない。
「何か質問はありますか?」
「あの私字が読めないんですけど、何を読んだらいいですか?」
「それでしたら、絵本ブースにある本を読むことをお勧めします」
「ありがとうございます」
絵本か~。どんなのがあるかな?
入口から中へ入るとたくさんの本が。本、本、本、本…。
本がすごくたくさんある。圧倒されてしまいそうだった。
…さてと、絵本ブースはどこかな~?
しばらく探していると、薄い本がたくさんあるところを見つけた。
多分、この辺だと思う。字が読めないからわかんないけどね。
とりあえず適当に…
**
『むかしむかし
せかいはまっくらでした。
くらやみのなかにめがみさまがいました。
めがみさまはまずひかりをつくりました。
そしてだいち、みずをつくりました。
これがせかいのはじまりです。』
**
「このせかいのはじまり 1」という絵本を読み終える。
最初は絵本の題名すら読めなかったけど、ずっと見てたら、<言語>というスキルが手に入った。
どうやらこのゲームはSPを使ってスキルを取ることもできるけど、学習することによって、SPなしでもスキルは手に入るようだ。
<言語Lv1>だと虫食い状態だったが、Lv2になると虫食いが無くなり普通に読むことができるようになった。
この絵本は、シリーズものなんだよね。どんどん読んでこー!
**
『めがみさまがつくったせかいは
ずっとかわりません。
あたたかくもなりませんし、さむくもなりません。そして、なにもうまれません。
めがみさまはかんがえました。
ひかりをあつめて、ねつをあたえるものをつくろうと。
そうして、たいようがうまれたのです。
しかし、こんどはあつくてどんどんみずがなくなっていきます。
そこで、めがみさまはくらやみをあつめてよるをつくりました。
くらすぎないように、つきもつくりました。
そして、ひるとよるがこうごにおとずれるようにしました。
それだけでなく、ひるとよるをかんりするめがみさまたちをうみだしました。
そうして、<たいようのめがみ>シャインさまと<つきのめがみ>ルナリスさまがうまれたのです』
「このせかいのはじまり 2」
『めがみさまはかれてしまったみずをもういちどうみだし
みずをかんりするめがみさまをうみだしました。
<みずのめがみ>アクアレリルさまがたんじょうしました。
そして、だいち、たいきをかんりするめがみさまたちもうみだしました。
<つちのめがみ>アースリデルさまと
<かぜのめがみ>エアリルさまがたんじょうしました。
こうして、せかいはかみがみにかんりされ、めぐるようになりました』
「せかいのはじまり 3」
女神様が世界を生み出し、世界を管理する神様を生み出す話か…。
おっ、このシリーズはあと一冊だね。
『せかいがめぐるようになり、
めがみさまは、じぶんとにたすがたのいきものをつくりだしました。
それが、にんげんです。
にんげんはやがてひをつかうようになり、
めがみさまは、ひをかんりするめがみさまをうみだしました。
<ひのめがみ>フレイムレイズさまのたんじょうです。
めがみさまたちのちからからせいれいがうまれました。
かぜのせいれいがにんげんにやどり、エルフがうまれました。
つちのせいれいがにんげんにやどり、ドワーフがうまれました。
めがみさまたちは、にんげんたちのほかにせいじゅうをうみだしました。
せいじゅうは、かみがみのつかいです。
このせかいにあふれたまりょくからまじゅうがうまれました。
こうしていまにいたるせかいのこんかんがつくられました。
このせかいをつくったのは、<そうぞうのめがみ>ステラさまです』
「このせかいのはじまり 4」
ふう、読み終わった。
<≪言語≫のレベルが上がりました>
おっレベルが上がった。
結構読みごたえがあったなぁ。
この世界の成り立ちか…。
ここには、神殿とかあるのかな。お姉さんに聞いてみよっと!
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。
絵本(漢字変換済み)
『昔々、世界は真っ暗でした。暗闇の中に女神様がいました。女神様はまず光を作りました。そして大地、水を創りました。これが世界の始まりです』
<このせかいのはじまり1>
『女神様が作った世界はずっと変わりません。暖かくもなりませんし、寒くもなりません。そして、何も生まれません。女神様は考えました。光を集めて、熱を与えるものを創ろうと。そうして、太陽が生まれたのです。しかし、今度は暑くてどんどん水が無くなっていきます。そこで、女神様は暗闇を集めて夜を創りました。暗すぎないように、月も創りました。そして、昼と夜が交互に訪れるようにしました。それだけでなく、昼と夜を管理する女神様たちを生み出しました。そうして、<太陽の女神>シャイン様と<月の女神>ルナリス様が生まれたのです』
<このせかいのはじまり2>
『女神様は枯れてしまった水をもう一度生み出し、水を管理する女神様を生み出しました。
<水の女神>アクアレリル様が誕生しました。そして、大地、大気を管理する女神様たちも生み出しました。<土の女神>アースリデル様と<風の女神>エアリル様が誕生しました。こうして、世界は神々に管理され、廻るようになりました』
<このせかいのはじまり3>
『世界が廻るようになり、女神様は、自分と似た姿の生き物を創りだしました。それが、人間です。人間はやがて火を使うようになり、女神様は火を管理する女神様を生み出しました。<火の女神>フレイムレイズ様の誕生です。女神様たちの力から精霊が生まれました。風の精霊が人間に宿り、エルフが生まれました。土の精霊が人間に宿り、ドワーフが生まれました。女神様たちは、人間たちのほかに聖獣を生み出しました。聖獣は神々の使いです。この世界に溢れた魔力から魔獣が生まれました。こうして、今に至る世界の根幹が作られました。この世界を創ったのは、<創造の女神>ステラ様です』
<このせかいのはじまり4>