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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
43/162

真っ白な世界

ブックマークが900件超えました。

拙い作品ですが、よろしくお願いします!


ちょっと修正しました。内容に影響はありません。


ピピピピピピピピピピピピピ


「う~ん・・・・」


ピピピピピピピピピピピピピピピピピ


「・・・・ん~」


ピピピピピピピピピピピピピピピピ


バン!



「お姉ちゃん、うるさい!いい加減に起きなよ~!」

「眠い・・・。あと5分・・・」

「お姉ちゃん!」

「・・・おはよう、瑞樹」



眠いよー・・・。

昨日、いつもより寝た時間が遅かったからな~。

いまだに鳴り続ける目覚まし時計を止めて着替え始める。



「おわっ!お姉ちゃん!・・・僕外に出てる!」

「ん~?」



どうしたんだろう?顔が真っ赤だったな~。

・・・眠くて頭が回らないよー

もそもそと着替えて顔を洗いに行く。



「おはよう、桜」

「おはよう・・・お父さん・・・・」

「今起きたのか?」

「うん。・・・眠い」

「そうか・・・・。桜、服がすごいことになってるぞ?」

「?」

「服、裏に着てるぞ。あとボタンも掛け違えてる」

「?・・・・・・・・!!!!」

「朝ごはんまでには直しとけよー」

「はい・・・・」



うぅー、恥ずかし過ぎる!

急いで服を直して顔を洗う。

うん、シャキッとしたね。もうあんなミスしない。



「おはよう、お母さん」

「おはよう、桜」



リビングに行くと、皆ご飯を食べ始めていた。

今日の朝ごはんは、焼き鮭とご飯と味噌汁。

いい匂いだなぁ。


「いただきます!」



焼き鮭おいしいなぁ。

個人的には、焼き鮭よりもムニエルの方が好きなんだよね。

焼き鮭も好きだけど。



「そういえば、桜」

「ん?何、お母さん?」

「今日は、お寝坊さんなのね」

「う・・・。ごめんなさい」

「別に、怒ってないわよ。ただ桜が寝坊するなんて珍しいなって思ったのよ」

「実は・・・・」



昨日、寝る前にゲームの中で起こったことを話す。

お母さんもお父さんもゲームの中の出来事は知らないので、簡単にだけどね



「聖霊か・・・」

「瑞樹は知ってた?」

「ううん、初めて知ったよ」

「そっか」

「それに、封印の森か・・・どこにあるんだろう?」

「場所までは・・・」

「とりあえず、僕はこの情報を掲示板に流すね」

「うん」



聖霊のことも封印の森についてももっと調べないとね・・・

これから大変だなぁ・・・



「・・・・上手くいきそうだな」

「あら、お父さん。にやにやしてどうしたの?」

「え!あ~いや、何でもないよ」

「そう?」



お父さんとお母さんの間にこんな会話があったことを私と瑞樹は知らない。



・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・


・・・・・・




目を開けるとそこは真っ白な世界だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?

なんで?ログインしたのに!

<豚の丸焼き亭>でログアウトしたはず・・・。

どうして?

というか、ここって・・・?



『久しぶりね、チェリー』

「・・・ステラ様!?」

『ええ』

「どうして・・・?」

『私があなたをここに呼んだの』

「ステラ様が?」

『はい。あなたに伝えなければならないことが起こりました』

「伝えなければいけないこと・・・ですか」

『ええ、深刻なことなのです』

「深刻・・・!(ゴクリ」

『それは・・・』

「それは?」



何だろう?伝えなければならないことって。

しかも深刻なことなんだよね。

もしかして、聖霊のことについてかな?

封印が解けたとか魔獣の狂化の原因についてとか・・・・?




『実はね、私たちのお菓子が無くなってしまったの!』

「へ!?」



待って。予想外だよ。

お菓子、お菓子なの!?

あれだけ深刻そうな雰囲気出しといて!?

有り得ない!

そんなに気に入ったの?!お菓子!



『チェリー?』

「・・・はっ!すみません。混乱してました」

『そう。やはり混乱してしまうわよね。お菓子が無くなるなんて』

「(・・・ちょっと違うけどね)・・・何かあったんですか?」

『いいえ』

「では、誰かが食べたのでしょうか?」

『違うと思うわ』

「では、他に理由があるのですか?」

『分からないのよ。ただ毎日食べていただけなのに・・・』

「それが原因なのではないんですか?」

『あら?本当ね』

「・・・・・・」

『わたしったら、お菓子が無くなってしまったことにびっくりして、混乱してしまっていたみたいだわ』

「・・・そうですか」


それだけのために呼んだのかな?

お菓子が無くなったから?



『ねぇ、チェリー』

「はい、何でしょう?」

『お菓子、作ってくれないかしら?』

「え?」

『もちろん、材料は用意するわ!道具もよ!』


お菓子・・・・


「はい。任せてください」



結局、ミキサーとか作ってもらっちゃった。えへ。



かぼちゃプリン、人参クッキー、ほうれん草のシフォンケーキ。

今回は、野菜のお菓子シリーズ。

どれもおいしそうにできた。



『まあ、お野菜のお菓子もおいしいわ』

「それは、良かったです」

『チェリー、一緒に食べましょう?』

「いいんですか?」

『いいわよ、だっていっぱい作ってくれたもの』

「では、いただきます」



おいしいなぁ。

自画自賛だけどね。

これ素材がいいからね・・・。

野菜の味がしっかりするのに甘いんだよね。

砂糖はそんなに入れてないのに・・・。


『ねえ、チェリー』

「はい?」

『私、あなたに話さなければならないことがあるの』

読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします



あれ?ステラ様は登場予定なかったはずなのに・・・・。飛び出てきましたね。


[こぼれ話]

お父さんはサラリーマンです。

主任です。

さて、何の会社でしょう?


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― 新着の感想 ―
[一言] お父さんが、ゲームの運営か、企画の人なのはいいとして 女神様、自分の仕事の前に、お菓子補充を優先させた? 実はポンコツ……………ww
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