ガンテツさん
頑張った!
1万文字以上を書ける人ってすごいですよね。
「ふおおおお!なんて美しい人なんだ!」
・・・どうしよう。ガンテツさんのテンションがおかしくなっちゃった!
「この髪!この瞳!この顔!レリア様ではないか!」
レ、レリア様?誰!?
「戸惑った表情も素敵ですな!」
「ちょっとガンテツ!お姉ちゃんの前で醜態晒さないでよ!困ってるじゃん!」
「ちょっ!ハナミズキ!言い方!」
醜態を晒すって・・・言い方がひどいよ!
「はっ!すみません!少し興奮してしまいました。お見苦しいところをお見せしました」
「い、いえ・・・」
「それで、何か御用ですかな?」
なんか最初の時と雰囲気が違うような・・・
「ガンテツ・・・なんかきもい」
「ははは、ハナミズキもひどいですな!」
「こら!きもいって言わないの!」
「だって、お姉ちゃん、ガンテツいつもと違うんだもん」
「いつもと?」
「うん。いつもはもっとがさつで乱暴で、こんなしゃべり方しないし、空気も読めない。それに変態だしいつもエロいこと考えてて碌なことしないし問題ばっか起こすし、・・・」
「おいこら、ハナミズキいい加減にしろよ?」
「あ、戻った」
「人が黙って聞いてたら、悪口をよくもまあべらべらと・・・!」
あ、最初の時の雰囲気になった!
ていうか、ハナミズキ悪口言いすぎだよ・・・
でもまあ、喧嘩するほど仲が良いって言うしね。
「あの・・・」
「ん?なんだあ?・・・じゃなくてなんでございましょうか、お嬢様?」
「・・・今更取り繕っても無駄だと思うよ?」
「うるせぇ!黙ってろ!・・・すみません、お騒がせしました」
「あの・・・無理して口調を取り繕わなくてもいいですよ。いつもの口調で話してください」
「お?いいのか?」
「はい、その方が話しやすいです」
「そうか」
「えっと・・・装備は作ってもらえるんでしょうか?嫌だったら他の人のところに行きますので」
「いや、むしろこっちからお願いしたい」
「いいんですか?」
「ああ」
「ありがとうございます!」
「じゃあ、どんな装備にするのかだが・・・」
ガンテツさんと装備について話し合う。
私の装備なのに、ハナミズキが口出しするのはどうかと思うけど・・・。
しかもその意見が取り入れられてるし。
そういえば、魔法使いは杖を使って魔法を使うと魔法の効果が上がるらしい。
杖を持つって考えがなかったなぁ。杖も作ってもらうことになった。
ガンテツさんじゃなくて他の職人さんが作ってくれるらしい。
「じゃあ、これで装備を作るな」
「はい、お願いします」
「おう!任せとけ!現実の時間で明日には完成させるからな!連絡を取るためにもフレンド登録しようぜ」
「はい!」
「杖は・・・そのうち出来るだろ」
「分かりました」
「代金はできてから決めるから」
「大体どれくらいですか?」
「10000~50000コインだな」
「分かりました」
結構高いな・・・。
今日の収入大体30000コインだったから、所持金が無くなることはないけど、いつお金が必要になるか分からないしね。
「あ、そういえば」
「ん?なんだ?」
「レリア様って誰ですか?」
「ふふふ、よくぞ聞いてくれたな!」
「げ!お姉ちゃん帰ろう!」
「え?」
「まあ、待ちたまえよ!」
「おい!離せよ!」
どうしたんだろう?
ハナミズキがこそこそと話しかけくる。
え?重度のオタク?話し出すと止まらない?
「いいか!レリア様は美しく気高く、そして心優しく儚いお方なんだ。まるで桜の花の妖精のよう。レリア様は『ドキドキ♡魔法少女レリア』の主人公でピンクの髪に青い瞳の持ち主なんだ!心優しい少女レリアはある日女神から世界を救うように言われ、魔法の力を手に入れ、姿を変えて世界のために悪と戦うんだ!」
ガンテツさんの話は6時間以上続き、その日のお昼ごはんはいつもよりも遅くなってしまい、お母さんに睨まれてしまった。
ガンテツさんの話はまるで呪文のようだった。
一つ分かったのは私とレリアの姿が似ているということのみ・・・
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。
ドキドキ♡魔法少女レリア
ある日、心優しい少女レリアは、女神様に地球を救うように言われ、魔法の力を授かり姿を変え、世界のために仲間を集め、悪と戦うことになる!魔法少女たちの戦いが今始まる!!
現在4期まで放送されている。
5期をすることも決定している。
あまり有名ではないが熱狂的なファンがいることで有名。
ちなみに主人公だけでなく、仲間になった人のファンも多い