表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
27/162

ステータス確認と意地悪な野菜炒め

まとめました。

<≪言語≫のレベルが上昇しました>


結構読んだなぁ。レベルも結構上がってる。

『病名・症状の本』、『人体解剖図』、『聖職者に必要な錬金』、『神聖魔法の極意』『ステラ様について』、『シャイン様の逸話』など、他にも色々。

神様についての本とか結構面白かった。人間とのエピソードとか、神様同士で喧嘩した話が書いてあった。喧嘩の原因が大事に取ってた好物を取られたから・・・ってあの女神様達らしいけど。人間からしたら堪ったものではないね。

≪鑑定≫の効果が変わったり、レシピが登録された、というアナウンスが流れた。聖水とかのレシピらしい。いつものことだね。

それから、読んでて一番気になったのは「魔力操作について」という本だった。

大天使の固有スキルに≪魔力操作≫があるんだよね。まだLv1だけど。

ちょっと実践してみたくなったので、


「リヒトさん、どこか訓練できる場所とかありませんか?」

「ありますが、どうかしましたか?」

「あの、魔力操作をやってみたくて・・・」

「そうでしたか。分かりました、案内しますね」

「ありがとうございます」


リヒトさんに案内してもらう。


「魔力操作は難しいですよ」

「え」

「お手伝いしましょうか?」

「う~ん、まずは自分でやってみます。それで無理だったら、お願いします!」

「分かりました」


リヒトさんにコツを聞いた。

コツは、体内にある魔力を感じ、体の中で循環させること。

魔力操作ができれば、魔法の威力を調整できるし、気配を感じれるようになるらしい。

すごい。


「着きましたよ。頑張ってくださいね」

「はい!」


じゃあ、やってみよう!

えっと、まずは、体の中にある魔力を感じる。

・・・感じれない。

魔法を使ってるときを思い出す。

体の中で普段は感じない力の動きがあった・・・はず!

むむむむ・・・・・。


「リヒトさん!」

「はい」

「手伝ってください!お願いします」

「ふふ、いいですよ」


やっぱり、頼ってしまった・・・。

まあ、普段から瞑想とかしてるわけじゃないからなぁ。

私は超人じゃないもの。知らないものを感じれないのは当たり前。これから知ればいいんだから!


「じゃあ、私の魔力をチェリーさんに流して、体の中で循環させますね」

「はい!」


リヒトさんと手を合わせる。


「いきますよ」


ゆっくりとなリヒトさんと合わせた手から、暖かい何かが流れてきて体の中を廻る。

暖かい。これが魔力?


「はい、それが魔力です」


エスパー?


「違いますよ」

「やっぱり、心の声に答えてます!?」

「そんなことより」

「そんなこと!?」

「魔力、感じれましたよね?」

「はい」

「では、自分で動かしてみましょう」


魔力を動かす・・・。

暖かいもの・・あった。

これをゆっくりと、体内で循環させる。

・・・できた!でも、続けるのしんどいなぁ。



「できましたよ、リヒトさん!」

「それは、良かったです。後は、意識しなくてもできるようになれば、完璧です」

「え。リヒトさんはできるんですか?」

「もちろん」

「・・・分かりました。頑張ります」


リヒトさんに見てもらいながら、魔力操作を続ける。

レベルが5になった辺りで、十分くらいなら続けてできるようになった。


「はあ~~・・・・。疲れた」

「お疲れ様です。水を飲みますか?」

「飲みます!」

「どうぞ。だいぶできるようになりましたね」

「ぷは!ありがとうございます」

「でも、まだまだです!」

「うぅ・・・」

「また、教えましょうか?」

「はい!」

「では、私のことは、先生と」

「はい。リヒト先生!」


<称号『リヒトの弟子』を手に入れました>


おお、私とリヒトさんは師匠関係になるのか。


「これから、よろしくお願いします!リヒトさん」

「はい。よろしくお願いしますね、チェリーさん」



**


数時間後



「では、チェリーさん。お気をつけて」

「はい。ありがとうございました」


魔力操作の練習を終えて、神殿を出る。

そろそろ、ゲーム内時間も夕ご飯の時間。

でも、まだ時間があるんだよね。

どうしようかな・・・・



「らっしゃいらっしゃい!」

「おいしいご飯はいかがっすか~?!」


わ、びっくりした・・・。あー、プレイヤーの露店かぁ。

あ、私も露店してみようかな?露店セットあるし。

・・・この辺なら邪魔にならないよね?えっと、この布を広げるのか。

布の上に商品を広げて・・・商品は大量に作った、あの初級ポーションだね。

できた!・・・これ、ちゃちいなぁ。

あ、でも高いけど、屋台なのが売ってたし今度お金ためて買ってみようかな・・・。

自分で使う用は残して・・・



初級ポーション ☆5 一本15コイン ×20

初級ポーション ☆6 一本18コイン ×15

初級ポーション ☆7 一本21コイン ×10

初級ポーション ☆8 一本24コイン ×5



こんな感じかな。

さっき露店をちらっと見た感じだと、大体この値段だったからね。


さあ、開店しましょう!


「いらっしゃいませ!初級ポーションはいかがですか?」



ん~・・・。なかなか売れない。まあ、最初からそう簡単に売れるわけないよね。

こういうのは、少しずつ信用を積み立てていかないとだもんね。



「やあ、まだ売ってるかい?」

「はい!まだたくさん残ってますよ」

「すまないが、全部売ってもらってもいいかい?」

「いいですけど・・・」

「ありがとう!僕は、ヴァイス。よろしく」

「私はチェリーです」

「はい、代金。・・・君とは長い付き合いをしたいな」

「ありがとうございます!・・・どうぞ。これ、商品です!」

「ああ、ありがとう」

「でも、どうして私なんですか?」

「なんとなく、君とは仲良くなれそうな気がしたからね」

「そうなんですか。では、これからよろしくお願いしますね」

「うん、よろしくね」



ヴァイスさんとフレンド登録をする。絶対いい人だなぁ、ヴァイスさん。

これからも仲良くできるといいな。

・・・ふふふ、900コイン手に入れたー!やったー!

900という数字を見てしばらくにやにやしていたら時間もちょうどいい感じだし、<豚の丸焼き亭>に戻ろうかな。



「ターシャさん、ただいま!」

「お帰り、チェリー。夕飯は食べるかい?」

「はい!食べます!」

「はいよ。ちょっと待ってな」


今日のご飯は何だろう?

お肉?お魚?どっちだろう?

楽しみだなぁ。早く来ないかなぁ。


「はいよ、おまちどうさま」

「わあ!いただきます!」


今日のご飯はふわとろのオムレツ、蒸しジャガイモ、トメルのスープ、黒パン。

オムレツの中には、肉そぼろと野菜とチーズが入ってる。ジャガイモもホクホクで美味しい。

トメルのスープに黒パンを浸しながら食べる。


「今日もおいしいです!」

「そうかい。それは良かった」

「はい!」


はあ、幸せ。


「ご馳走様でした!」

「お粗末様」


食べ終わったら部屋に戻る。

ちょっとステータス確認してみようかな


名前:チェリー

種族:大天使 女 Lv11

HP:2100

MP:1050

スキル:

≪従属Lv4≫≪調教Lv4≫≪料理Lv15≫≪錬金Lv1≫≪調薬Lv5≫

≪鑑定Lv3≫≪採取Lv2≫≪水魔法Lv1≫≪火魔法Lv1≫≪風魔法Lv1≫

≪言語Lv6≫≪闇魔法Lv1≫≪土魔法Lv1≫

固有スキル:

≪飛行Lv4≫≪防御力上昇Lv4≫≪光魔法Lv2≫≪神聖魔法Lv1≫≪光属性強化Lv1≫

≪聖属性強化Lv1≫≪HP自動超回復Lv2≫≪魔力操作Lv5≫

SP:18

称号:ステラの寵愛

   シャインの寵愛

   ルナリスの寵愛

   アクアレリルの寵愛

   アースリデルの寵愛

   エアリルの寵愛

   フレイムレイズの寵愛

   サウス湿原の先駆者

   世界の成り立ちを知る者         リヒトの弟子


わあ、称号めっちゃ増えてる。

≪料理≫のレベルだけ高いのは、神界でたくさん作ったからだよね・・・。

えっとまずは、スキルの確認からだよね。


魔術スキルは全部魔法スキルに統合されたから・・・

魔術スキルのアーツが全開放されて、魔法カスタマイズが使えるようになってる。

≪料理≫のアーツは【時間促進】しかないけど、少しずつ使用MPが減るみたい。

スキルはこんなものかな。

後は称号だね。いつの間にこんなに増えたんだろうか

というか、女神様達からの寵愛かぁ。

リヒトさんに見せたら何て言われんだろう。怖いな。

称号の効果は・・・



称号:シャインの寵愛

効果:光魔術・魔法の効果を50%上昇させる。

   神聖魔法の効果を50%上昇させる。


称号:ルナリスの寵愛

効果:闇魔術・魔法の効果を50%上昇させる。

   アイテムドロップ率超増加


称号:アクアレリルの寵愛

効果:水魔術・魔法の効果を50%上昇させる。

   神聖魔術の効果を50%上昇させる。


称号:アースリデルの寵愛

効果:土魔術・魔法の効果を50%上昇させる。

   防御力を50%上昇させる。


称号:エアリルの寵愛

効果:風魔術・魔法の効果を50%上昇させる。

   素早さの効果を50%上昇させる。


称号:フレイムレイズの寵愛

効果:火魔術・魔法の効果を50%上昇させる。

   器用さを50%上昇させる。



私、めっちゃ強くなってる・・・。他の人に知られたらまずいかもしれない。

あ、ヒスイの確認もしないとね。


名前:ヒスイ

種族:ヒーリングスライム Lv9

固有スキル:

≪回復薬生成Lv14≫≪自己再生Lv9≫≪物理耐性≫

≪溶解≫

SP:8



ヒスイも強くなったな・・・。

ヒスイが戦った記憶はほとんどないけど。

MPポーションを作ってくれた記憶しかないね。

いつもありがとう。




「!」

「これからもよろしくね、ヒスイ」

「!!!」




さて、現実世界の時間も夕方。

そろそろログアウトしようかな・・・。




「じゃあ、ヒスイ。またね」

「!」






・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・・






ヘッドギアを外すと、体がカチカチで、少しストレッチをする。

ふわー、体は動かしてないはずなのに、すごっく疲れた。

今日は、もうログインしないでおこう・・・。

どうせ、夜だからね。

さてと、夕飯のお手伝いに行こうっと。

部屋を出て、台所に行くとお母さんがいた。



「今日の夕飯は何?」

「今日は、野菜炒めよ」

「分かった、手伝うね!」

「手をしっかり洗ってからね」

「はぁい、分かってるよ」

「じゃあ、キャベツとピーマン切ってね」

「うん」




ふんふん。野菜を切るのは楽しい。ザクザク。キャベツは春キャベツ。いつものキャベツより青々としてる。ピーマンは、実はちょっぴり苦手。食べれるけどね。




「お母さん、できたよ」

「ありがとう、人参と玉ねぎも切り終わったわ」

「じゃあ、これ炒めとくね」

「うん、お願い~」



ジュウ~~~。

そう言えば、うちの野菜炒めはお肉入れるんだよね。

野菜炒めではなくて、肉野菜炒めのような気が・・・。

ま、そんな些細な事気にしちゃダメだよね。味付けは焼き肉のたれ。簡単。




「できた!」

「じゃあ、このお皿に盛りつけてね」

「うん」




お皿によそって完成!



「お味噌汁もできたし、ご飯にしましょうか」

「お父さんは?」

「今日も遅いんですって」

「そうなんだ」

「お父さんったらいっつもそう!酷いわ!」



やばい。お母さんが、怒ってる。

お母さん、お父さん大好きだからなぁ。一緒に食べたかったんだろうね。

あ、そろそろ飛び火しそう・・・




「桜もそう思わない!?」

「えっと・・・。あ、私、瑞樹呼んでくる!」

「あ、ちょっと桜・・」



ふう、何とか逃げれた。

さて、今瑞樹の部屋の前にいるわけですが・・・

普通に呼んでもいいけど、やっぱり。




コンコン



「どうぞ」



返事が返ってきても、ドアを開けずに待つ。

こそこそとドアを開けてもすぐには見えない所に隠れて・・・

もう一回




コンコン



「どうぞってば」



それでも入らない。ふふふ。瑞樹の反応がかわいくて意地悪しちゃいたくなるんだよねー。



「もうどうぞって言ってるでしょ!」



よし、出てきた!

・・・息を思いっきり吸って




「わっ!!!!!!!」

「うわ!何!?お姉ちゃん!?」

「びっくりした?」

「うん。・・・それでどうしたの?」

「夕飯できたよ」

「分かった。・・・普通に呼んで欲しかったな」




瑞樹が何か言ってるけど聞いてないふりをする。

瑞樹の反応がかわいいから、やめられないんだよね。




「今日の夕飯は何?」

「野菜炒めだよ!」

「え」

「私が作ったから食べてほしいな」

「・・・分かった」



ふふふ、瑞樹はピーマンと人参が嫌いだからね。

野菜炒めは苦手なんだよね。私も苦手だった。

でも好き嫌いしてると大きくなれないよって言われて、必死に克服したんだよね。



「もう、二人とも遅いわよ」

「「あ、ごめんなさい」」



お母さんはもう食べる準備をして座ってた。

急いで自分のご飯をついで、席に座る。




「それじゃあ、いただきます」

「「いただきます」」



まずは、野菜炒めから。春キャベツがいつもよりやわらかくて、美味しい。私、春キャベツ好きなんだよね。この時期にしか食べれない、特別なキャベツ。大好き。お味噌汁もおいしい。ご飯に合うなぁ。



「うぅ・・・」

「瑞樹好き嫌いしないの!」

「だって~」

「好き嫌いしてると大きくなれないわよ」

「大きく・・・」

「そうよ」

「なら、頑張る」


おお、瑞樹がピーマンを食べてる。小さいときは泣いてたのに。成長したね。

すごい顔してるけど。頑張れ!



「「「ご馳走様でした」」」



瑞樹は全部完食してた。

すごいなぁ。成長したなぁ。



「ねえ、お姉ちゃん!」

「どうしたの?」

「EWOしよう!」

「うーん、今日は疲れちゃったから、明日でもいい?」

「分かった!」



さて、高校の範囲の予習でもしようかな。

そのあと、お風呂に入って、寝よう。

よーし、頑張るぞ!

読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ