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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
25/162

お菓子作りといわくつきの鍵と読書タイム

まとめました

アイテム名:濃厚卵の女神のプリン ☆8

説明:<創造の女神>ステラ様が作った材料で作られたプリン

   たっぷりと卵が使われ、濃厚。

効果:最大HPを1時間10%上げる

製作者:チェリー


アイテム名:女神のカラフルなフルーツタルト ☆8

説明:<創造の女神>ステラ様が作った材料で作られたフルーツタルト。

   カラフルなフルーツは甘くてジューシー。

効果:素早さを1時間20%上げる

製作者:チェリー



ふう、疲れた。

お菓子作りもひと段落。

取り敢えずこれだけ作れば、満足でしょ・・・


<≪料理≫のレベルが上がりました。≪料理≫にアーツが追加されました>


あ、よく見たら結構≪料理≫のレベルが上がってる。

今、Lv5だね。えっと、追加されたアーツは・・・時間促進?なるほど・・・MPを使って時間を進めるのか・・・。あ、結構MP使うね。でも、発酵とか漬け込みとかに使えそう。



『チェリー!もっと食べたいわ』

『チェリー!全然足りませんわ!もっと作るですわ!』

『もっと作って?』



え!?あんなにあったのにもう食べ終わったの?

速いよ~・・・。全然足りない。



『私たちの分も作ってくださる?』

『わたしもぉ、たべたいですぅ』

『私も食べたい!』

『あたしも食べたいね』



なんか増えた!

というか、女神様が全員そろった!噓でしょ・・・。


「え、あ、初めましてチェリーです」



挨拶は大事だよね。

大体神様にどんな反応をしていいのかわからないよ・・・。

私は、一般人だもん。神様への対応なんてわかんないよ、もう!



『初めまして、チェリー。私は<土の女神>アースリデル。よろしくね?』



アースリデル様は、茶色の髪に茶色の瞳。

ボンッ!キュッ!ボンッ!な体系な色っぽいお姉さん。

ほわあ!近いです!胸がこぼれそうです!・・・鼻血出そう。



『わたしはぁ、<みずのめがみ>あくありでるよぉ。よろしくねぇ』



アクアリデル様は青色の髪に青い瞳。

のんびりした口調と空気を持っている12歳くらいの女の子。

神様に見えない・・・。かわいい。守ってあげたいな。



『私!<風の女神>エアリル!よろしくね!』



エアリル様は緑の髪に緑の瞳。

皆にちょっかい掛けて回ってるからいたずらっ子なのかな?

でも、他の女神様は嫌がってないから、仲いいんだね。


『あたしは<火の女神>フレイムレイズだ。よろしくな!』


フレイムレイズ様は、赤い髪に赤い瞳。

なんだか、姉御!とか、姐さん!って呼びたくなってしまいそう・・・。

頼もしいわぁ。



『じゃあ、チェリー』

『そういうことですので』

『お菓子をたくさん作ってほしいな?』

『『『『『『お願いします!』』』』』



結局お菓子なんだ・・・。



「・・・もう、分かりました。任せて下さい!」



さあ、頑張ろう!

<≪料理≫のレベルが上がりました>



何回このアナウンスを聞いたかな・・・

ひたすらお菓子を作り続けること数時間。

≪時間促進≫便利。

焼く時間とかも短くなる。MPをめっちゃ使うけど・・・。

そこは、ヒスイの出番ですよ!

実は付いてきてたんだよね。気づかなかった・・・。



「!!」

「ごめんね、ヒスイ。いつもありがとう!」

「!」



本当にお世話になってます!ありがとう!

ヒスイの力を借りながら作ったものはショートケーキ、パウンドケーキ、ドーナツ、ゼリー、チーズケーキなど!

頑張った!私頑張った!よく数時間で作れたなって自分でも思う量だよ。

作った端から女神様達が食べていくから、量があるように思えなかったけどね。



『ほわ~、美味しかったわ!』

「それは良かったです、ステラ様』

『私、ショートケーキが気に入ったわ!ふわふわでおいしいの!』



ショートケーキ・・・私も好きだなあ。

さっき作ったのをちょっとつまみ食いしたけど、美味しかった。自画自賛だけどね。

というか素材がいいからなんでも美味しくなるなぁ。私の腕が上がった気分。

あと、様子を見てたけど、シャイン様はマドレーヌ、ルナリス様はドーナツ、アクアリデル様はプリン、エアリル様はゼリー、フレイムレイズ様はチーズケーキが好きみたい。

女神様達は、どれもおいしそうに食べてたけどね。

まだ残ってるケーキを食べながらお茶を飲む。あ、この紅茶美味しい。

・・・そうだ。



「ステラ様、この鍵って何ですか?」

『鍵?』



ステラ様に古びた鍵を見せる。

後から聞いたら、ハナミズキのエリアボスの初討伐報酬は私と違うものだった。

ハナミズキのも使い道が分からないものだったけど。



『これね~、懐かしいわ』



お、さすが女神様。やっぱり何か知ってるのかな?

『この鍵はね、昔私たちが加護を与えた国に与えた物なの』

『その国の民は善良で優しく、発展していたのですわ』

『そしてその国はとても美しかった』

『だけれど、いつしかそのくには』

『おごった人間が多く集まり』

『遂には他の国々を攻め、たくさんの人の命を消していった』

『だから、あたしたちはその国の加護を無くし、滅ぼしたんだ』


おお、全員でしゃべりだした。

ステラ様との話聞こえてたんだ。


『チェリー、この鍵は一体どこで手に入れたの?』

「サウス湿原のエリアボスを倒した時に手に入れました」

『そう、これも運命なのかもしれないわね』

「え?」



一体どうしたんだろう?運命って何のこと?



『チェリー、私はあなたを信じているわ。だから・・・』



そう言ってステラ様は鍵に手を翳す。

あ、ステラ様だけじゃなく、他の女神様も同じようにしてる。



『道を間違えないでね?』

「はい・・・」


さっき言ってた国みたいになるなってこと・・・だよね。



『さあ、まだお菓子はあるわ!お茶会の続きをしましょう?』

「はい!」



ん~楽しかった!女神様のお話は面白かった。

サウス湿原のエリアボスがいた場所にあった祭殿についても教えてもらった。

行ってみようかな?

そういえばあの古びた鍵の≪鑑定≫結果が変わってた。



アイテム名:女神の寵愛の証

説明:チェリー専用装備

   女神達の力が込められている

効果:??

所持者:チェリー



効果が分からない・・・だと!

まあ、そのうち分かるよ、きっとね。



『チェリー、料理セットちょっと機能を向上させておいたわ!』

「ありがとうございます!」

『いいのよ、美味しいお菓子を食べるためだもの』

「はあ」

『あ、もちろんチェリーのためでもあるわよ。私、あなたのこと好きだもの』



絶対お菓子が目当てだ・・・



『チェリー』

「ルナリス様、どうかしましたか?」

『これ、あげる。お菓子のお礼』



<≪闇魔法≫を取得しました>



「あ、ありがとうございます!」

『わたしもあげるわぁ』



<≪水魔法≫を取得しました。≪水魔術≫は≪水魔法≫に統合されます>



『私もあげるわね』

『私も!』

『あたしもだ』



<≪土魔法≫≪風魔法≫≪火魔法≫を取得しました。≪風魔術≫≪火魔術≫は≪風魔法≫≪火魔法≫に統合されます>



「ありがとうございます」



なんかすごいいっぱいもらっちゃった。



『・・・・』

「シャイン様?」

『また、マドレーヌを作って捧げなさい!』

「はい」

『ふん!』



どうしたんだろう?



『チェリー、シャインは寂しがってるだけなの。あまり気にしなくていいわ』

『お姉さま!?』

「分かりました」

『チェリー!?』

「シャイン様、私も寂しいです。同じですね」

『・・・そうですわね』



デレた・・・・。

めっちゃかわいい。ツンデレお嬢様、よき。新たな扉が開かれてしまう・・・。



『じゃあ、チェリー。またね』

「はい、ステラ様」



辺りが光って目を瞑る。目を開けると神殿の礼拝室。

そして、変な顔してるリヒトさんだった。

あの、いやな予感がするんですが?


**


神界から帰った後、リヒトさんに質問攻めされた。

途中から知らない人が混ざってたし・・・。

あの人めっちゃ興奮してたなぁ。いい人なんだけど、ちょっと怖かった。

興奮してた人とフレンド登録しちゃった。博士っていう人。

この情報を売ってもいいか?って言われたけど、よく分からないから、お好きにどうぞって言っておいた。


「大丈夫ですか?」

「はい・・・」

「すみません。つい興奮してしまって・・・。聞きすぎましたね」

「いえ」

「でも、チェリーさんはすごいですね。二度も神界に呼ばれて、神々にお会いするなんて」

「そうでしょうか?女神様達は、お菓子が食べたいだけだと思いますけど・・」

「それがすごいんです!!」

「は、はあ」



リヒトさんの押しが強い。

まあ、やっぱり女神様に会うのってやっぱりすごいことなんだよね。

今のところ神殿に行くたび会ってるから、実感湧かないけど。



「着きましたよ。ここが神殿の書庫です」

「わあ、すごい!」



扉を開けると、本、本、本!

図書館よりは少ないけど、それでもたくさんの本がある。



「書庫の本って全部女神様に関する本ですか?」

「いいえ、確かに女神様の本が一番多いですが、他の本もありますよ」

「そうなんですね・・・。読んでもいいですか?」

「もちろん、どうぞ。大切に読んでくださいね」

「はい!」



さあ、何から読もうかな。・・・といってもまあ、やっぱり最初は聖書から読むんだけどね!


**



ふー、結構興味深いなあ。

最初に読んだ絵本より詳しいし・・・。読み応えあったわぁ。


<聖書を読んだことにより、称号『世界の成り立ちを知る者』を手に入れました>


『世界の成り立ちを知る者』?なにそれ。



称号:世界の成り立ちを知る者

説明:神々に会い、聖書を読み、世界の始まりを知る者に与えられる称号。

取得条件:女神全員に会う。  

     聖書を読む

     全属性の≪魔法≫を所持する

効果:≪魔法≫の効果を50%上げる




へ~。何これめっちゃ強い。

魔法の効果が常に1.5倍か~。

めっちゃすごい。・・・さて、称号の効果はあとで試すとして・・・

この調子でどんどん読んでこー!



読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。

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