ゲーム内は別腹です♪
まとめました。
生産所を出て、宿屋に戻る。
外は真っ暗で街灯も少ないから、星がよく見える。
綺麗だなぁ・・・
そろそろ現実世界はお昼時。
ログアウトしないと・・・
「あ、そうだお姉ちゃん!」
「何?」
「フレンド登録しよう!」
「フレンド登録?」
フレンド登録とは!
フレンド登録した相手とチャットが使えたり、メッセージが送れる機能があり、相手がログインしているかどうかも分かるのだそう(ハナミズキ談)
「はい、できたよ!」
一瞬だった・・・。
「じゃあ、私はログアウトするね!」
「じゃあ、また会おうね、お姉ちゃん!」
<豚の丸焼き亭>に戻る
「ターシャさん、ただいま!」
「チェリーかい、夕飯は食べるかい?」
「ん~、今日はいいです!あんまりお腹が空いてなくて・・・」
「そうかい」
「あ、でも朝ごはんは食べますから!」
ターシャさんにそう言って、部屋に戻る。
ベッドに横になって、ログアウト!
ふう、疲れた~
体が動いてなかったから、バキバキだよ・・・
運動しないと太っちゃうかもね
部屋から出てリビングに向かう。
お父さんはいつの間にか仕事に行っていた。
もうこんな時間だし、当たり前か・・・
そんなことより、お昼ご飯は何だろう?
「今日はパスタよー」
「パスタ!」
「ソースは自分でかけてね~」
「分かった!」
ソースはレトルトだった。
カルボナーラとミートソースとタラコソースがあるね。
「僕はミートソースがいい!」
「じゃあ、私はカルボナーラかな」
瑞樹はミートソース好きだからなあ。
私は何でも好き。トマトソースもバジルも全部好き。
もぐもぐお昼ご飯を食べながら、ゲームのことを話す。
「それでね、瑞樹すっごく強かったんだよ!」
「へ~、そうなの」
「お姉ちゃんだってすごいんだよ!魔法をいっぱい撃って敵をずばばば!って」
「そうなのね」
すごく盛り上がった。
「あ、瑞樹、宿題は終わったの」
「うっ!・・・まだです」
「じゃあ、お昼はやりなさい」
「はい・・・」
瑞樹は宿題かぁ。
私は宿題ないんだよね。
「手伝おうか?」
「お姉ちゃん!」
「桜!瑞樹を甘やかさないの!」
「はい・・」
怒られちゃった。ゲームでもするかなぁ。
そうと決まったら自分の部屋に戻って少し掃除をする。
・・・うん。綺麗になった。
さあ、ベッドに横になってログイン!
見慣れてきた天井が目に入る。
夜明けまではまだ時間があるなあ。
町の外には出れないし、お店もあんまりやってないよね。
どうしよう。
・・・散歩しようかな?
部屋から出て、宿屋の受付に行く。
ターシャさんがいた。
「ターシャさん?」
「チェリーかい?」
「どうしたんですか、こんな時間に?もしかしてずっと起きてたとか・・・」
「違うよ。あたしは早寝早起きなんだ。普段からこの時間から起きてるよ。それよりチェリーこそどうしたんだい?」
「あ~、散歩に行こうかなって」
「そうかい、朝ごはん食べてから行くかい?」
「いいんですか!?」
「簡単なものしかないけどね」
「ありがとうございます」
朝ごはんは、黒パンとスープとスクランブルエッグ。
ちょっと固い黒パンをスープに浸して食べる。
スクランブルエッグはトマトソースみたいなのがかかってる。自家製かな。
おいしい。
「ご馳走様でした!」
「お粗末様でした」
「ターシャさん、スクランブルエッグにかかってたソースって何ですか?」
「あれかい?あれはトメルのソースだよ」
「おいしかったです!」
「そうかい、それは良かった。そう言ってもらえると嬉しいよ」
「トメルってどんな野菜ですか?」
「トメルは五分くらい流水にさらさないと逃げるからね」
「逃げる・・・?」
今野菜の注意点では絶対聞かないことを聞いたような・・・
<≪料理≫スキルにメモが残ります>
本当みたい。この世界の野菜っておかしいよね。
「じゃあ、行ってきます!」
「はいよ、気を付けてね」
「はい!」
ターシャさんに挨拶をして、外に出る。
実はもう行く場所を決めていたり・・・
お菓子を捧げないとね。
向かうは神殿!レッツゴー!
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。




