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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
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キャラクタークリエイト

以前に一つの話が短いと言われたので、ちょっとずつきりがいいところで一つにしていきたいと思います。

ちょっと修正しました。


2021/7/7 翼と光輪の描写を入れました。

  これから先の話には影響がありません。



『ようこそ、Etenal World Onlineへ!私はサポートAIのNavi-873です!

 あなたのキャラクター作りとチュートリアルを担当します。よろしくお願いします!』


「う、うん。よろしくね。あの、私はあなたのことを何て呼んだらいいかな?」


『私のことは、ぜひハナサンと呼んでくれると嬉しいです。では、キャラクターを作っていきましょう!』


「うん、ハナサン!」



ハナサンの姿は見当たらない。声だけかー…。AIの姿とか見てみたかったな。マネキンとかぬいぐるみとかを想像してたんだけど。ちょっと残念。



『では、まずキャラクター名を教えてください。なおこのゲームでは重複した名前を使うことができません。』


「え、そうなんだ。えっと、『はな』はどうかな?」


『残念ですが、その名前は使われています。』


「えー、じゃあ『チェリー』はどう?」


『その名前はまだ使われていません。この名前で登録しますか?』

「うん」



名前は割と簡単に決まった。こういうのって名前がなかなか決まらなくって困るんだよね。今日はついてるのかも。



『では、まずキャラクターの見た目を作っていきましょう。なお、一度登録した見た目は変更することができません』



ハナサンがそう言うと、目の前にたくさんの項目があるプレートと真っ白なマネキンが現れた。

どうやらキャラクターを1から作らないといけないらしい。

…めんどくさいな。こういうセンス、あんまりないんだよね。



「ねぇ、ハナサン。マネキンに現実の体を反映させることってできるの?」


『はい、できます。反映しますか?』


「はい!」



マネキンの見た目が現実の世界の私のものになる。ここからちょっと弄ろうかな。

現実に似すぎてると、特定とかされちゃいそうだからその辺は気を付けて…。



『なお、ゲーム内では髪を切ることはできますし、伸ばすことも出来ます』



じゃあ、髪の毛は思い切って腰の辺りまで伸ばしてみようかな。…うん、ありかな。邪魔になればくくればいいしね。髪の色はせっかくのゲームなんだし、名前に合わせて、桜色。目の色は…。

金色もいいな。でもこの色も…。うーん、やっぱり青色で。


「ハナサン、できたよ。」


『分かりました。では、この見た目で登録します』



ハナサンがそういうと目の前のマネキンがなくなり、鏡が現れた。

鏡には先ほど作った私のキャラクターが…



「おぉ、これが私。ちょっと不思議な感じ」



ピンクの髪に青い目。これぞファンタジーって感じ。現実世界ではなかなかできない格好だよね。



『では、次に種族を決めましょう。今のキャラクターに種族補正がつきます』



目の前にまたプレートが現れた。えーっと、なになに。



人間

無難なのはこれ。

どのステータスにも万遍なく補正がつく

つまり器用貧乏。


獣人

運動神経に優れる

HPや筋力に補正がつく

魔法は壊滅的


エルフ

ファンタジーでは定番

魔法や弓での攻撃に補正がつく

精霊とも関わりが…

魔力は多いが体力は少ない


ドワーフ

ファンタジーでの定番

鍛冶が得意

器用値、筋力に補正

精霊とも関わりが…


天族

空を飛べる、いわゆる天使。

光魔法や回復魔法が得意

魔法攻撃に強い補正がかかるが物理攻撃は壊滅的



他にもいろいろあったが魅力は感じなかったな。人外種とかもちょっと気になったけど、私にはむいてないかなぁ。


というわけで、無難に人間に…。あれ。なんかよく見たらもう一つある。ランダム?


「ハナサン、ランダムって何?」


『ランダムというのは、システムが人外種を含む全種族からランダムで種族を選び決定します。選びなおし はできません。なお、上記の種族以外のランダムでしか、出てこない種族もあります』



ランダム、デメリット多いな。もし人外種になった場合、選びなおしはできないんだよね…。でもなぁ…、むぅ…。

…よし、決めた。



「ハナサン、私、ランダムにする」


『一度選んだら、変更はできませんが、よろしいですか?』


「うん」


『分かりました。では、種族をランダムで選択・・・、決定しました』



パンパカーパーン!



「わっ!びっくりした。なに、どうしたの?」


『おめでとうございます。チェリー様の種族は<大天使>になりました』


「へっ?大天使?なにそれ?」


『説明しますね。大天使とは光魔法と神聖魔法を固有スキルにもち、強い自己回復能力と膨大な生命力と魔力を持ち、防御力が高い超激レア種族です。ただ、速さや筋力が壊滅的に少ないです』



何その種族。強くない?性能良すぎじゃない?



『さらに、器用値も平均より高いため、生産活動も可能です』



なるほど。つまり、ハナサンの話をまとめるとこうだ

大天使は、魔法攻撃特化の種族で、物理攻撃は壊滅的。そして、防御力が高い。器用値はまあまあ高いので、生産もできると。

やばい。大天使強い。当たり種族過ぎて、今日で一生分の運使い切っちゃった気分だよ…。



「ハナサン、私の他に大天使っているのかな?」


『いいえ。チェリー様が初めて出されました。ほかの方はいらっしゃいません』


「そうなんだ。」


『大天使として、翼と光輪を身にまとった姿がこちらです』



はなさんが改めてマネキンを出してくれる。

私が作ったアバターに大きな翼と光輪がついている。自分だけど、すごく神々しい。

すごい。だけど、これはばれると面倒なことになりそう。私はのんびりプレイしたいなあ。



「スタート時に翼と光輪なしってできますか?」


『できますよ。では、そのように設定しておきますね』


「ありがとうございます!」


『・・・はい。では、チェリー様、スキルを決めていきましょう。こちらのプレートの中から初期スキルを10個選んでください』



目の前にプレートが現れたので、スキルを選んでいく。のんびりプレイしたいからなあ。生産もしたいな。

<料理>とかいいかも。いつもお母さんの手伝いとかしてるしね。

ペットも欲しいな、もふもふの。家、ペット禁止だから飼ってみたかったんだ。

魔力はあるんだし、ほかにも魔法とか取ろうかな…。

うん、あとは無難に…。


**

そして、私が選んだスキルはこんな感じ。

<従属><調教><料理><錬金><調薬>

<鑑定><採取><水魔術><火魔術><風魔術>

大天使の固有スキルは

<飛行><防御力上昇><光魔法><神聖魔法><光属性強化><聖属性強化>

<HP自動超回復><魔力操作>



うん、いいんじゃないかな。

あ、そうだ。



「ねえ、ハナサン。魔術と魔法って何が違うの?」

『魔法は魔術の上位スキルです。魔術スキルのレベルをMAXまで上げると進化させることができます』



なるほど。つまり光魔法を最初から持ってる私は結構強いってことか。




**


ハナサンの指示に従って、セクシャルガードを設定したり、グロ設定、痛覚設定を登録したりした。

ちなみに、セクシャルガードは許可していない人が体に触れるのを防止することができるんだ。

私は、フレンドだけ許可するっていう設定、グロ設定は完全リアル準拠、痛覚は現実と同じに設定した。


『キャラクタークリエイトを完了しました。・・・。それでは、チュートリアルを開始します』





読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] ( ̄□ ̄;)!!痛覚リアル基準? 噛まれたら痛くて動けないじゃん、ヤバくない?
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