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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
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エリアボス討伐

まとめました。


私の種族レベルが10まで上がったけど、ハナミズキのレベルがまだ9だったので狩りを続ける。

カエル、サンショウウオ、カエル、カエル、カエル、・・・・。カエルの割合多いなぁ。

そんなことを思いながら、敵を倒し続ける。

ちなみに私とハナミズキはパーティーを組んでいる。パーティーは手に入れる経験値を等分する。

だけど、私はレベルが10になって手に入れられる経験値が減った。

なので、その分の経験値がハナミズキの方に行ったらしく、あっという間に・・・



「種族レベルが10になったよ」

「お疲れ~」

「うん、付き合ってくれてありがとう、お姉ちゃん」

「どういたしまして。・・・それにしても随分と奥まで来ちゃったね」

「うん。本当は奥に行けばいくほど敵が強くなるはずなんだけど・・・」

「気づかなかった・・・」

「まあ、倒せたからいいんだよ」



そんな話をしていたら奥に何か見えた。

あれは・・・祭壇?

なんか広い広場のようなものが・・・。



「ねえ、あれ何かな?」

「え・・・。なんだろう?掲示板で聞いたこともないよ」

「行ってみない?」

「・・・うん。行ってみようかな」



近づいてみると



<ここから先はエリアボスの戦闘区域です。挑戦しますか?>



というアナウンスが頭に響いた。



「どうしよう・・・。ハナミズキはどうしたい?」

「僕は挑戦してもいいと思うよ。お姉ちゃんはどうしたい?」

「私は挑戦してみたい」



というわけで、中に入ると

ドンッと大きな音を立てて上から大きなカエルが落ちてきた。



「ゲッコー!!!」



登場するなり大声で鳴くカエル。うるさい!

というかどこにいたんだろう?この辺に隠れられるところなんて・・・ってそんなことはいいか。≪鑑定≫してみた。



種族;ブルフロッグ

説明;サウス湿原のエリアボス。

   攻撃は噛みつき、踏みつけ、キック、ストンプ、奇声

ドロップ;皮、肉、魔核

初回討伐特典;ひ・み・つ♡

弱点;火属性、斬撃



攻撃増えたな。というか、初回討伐特典って何だろう?説明がふざけてるし・・・。

でも、まあ取り敢えず・・・



「【ファイアバレット】」



まずは先手を打つ!


「ゲココ!」


よし、命中!


「はあ!」


ハナミズキが剣でスパスパっと攻撃する。


「ゲッコー!」


効いてるみたい。

次の攻撃をしようとしていたら



「キイエエエエエエエ!!!!!!」



うるさーーーーーい!

これが奇声?思わず耳を塞ぐ。



「っ!お姉ちゃん!危ない!」



どかっと衝撃が走り、吹っ飛ばされる。



「~~~っ!!!!」



あまりの痛さに声も出ない。

HPが3割減った。だけど、どんどんHPは増えて痛みが減っていく。

≪HP自動超回復≫のおかげだね。

というか≪防御力上昇≫があって、3割飛んだんだよね。なかったら・・・。考えただけでも怖い。



「お姉ちゃん、大丈夫?」

「うん、もう大丈夫だよ!」



いつまでもやられっぱなしじゃかっこ悪いからね。

さあ、反撃するぞ!



「【ライトボール】!」

「ゲッコー!」



≪光魔法≫の威力は半端ない。

今の攻撃でカエルのHP1割持って行ったよ


「ゲココ!!」


カエルが大きくジャンプしてずどんと落ちた。

・・・何したんだろう?

あ、ジャンプとスタンプか!私たちは空にいたから何の影響も受けなかったのか。



「【ライトアロー】!!」

「ゲコゲコ!」



今までで一番ダメージ与えたかも。

ライトボールより1個上の魔法だしね。


「ゲコゲコゲコ!」


カエルはハナミズキに噛みつき攻撃を仕掛ける。

ふっ、残念だったな、カエル。ハナミズキに物理攻撃は効かんのだよ。


「~~~!」



絶望の表情?を浮かべるカエル。



「ハナミズキ、このカエルの弱点は火属性と斬撃だから、炎の剣みたいなので攻撃できる?」



そんなカエルに追い打ちをかける



「うん、できるよ」



そう言って今まで使っていた剣を消して、炎をまとった剣を出した。

魔法カスタマイズかな?



「はあ!」



ハナミズキがスパパパパパパパと連続で攻撃する。



「【ファイアバレット】、【ファイアバレット】、【ファイアバレット】、【ファイアバレット】!」



私も連続でファイアバレットを撃ちまくる。

消費MPは少ないし、私のMPは多いから撃ちまくっても問題ないしね。

もしなくなってもヒスイのMPポーションがあるからね。

そんなこんなで攻撃を続けること5分。



「ゲコ~~~・・・・」



カエルはポリゴンになった。



≪サウス湿原のエリアボス『ブルフロッグ』がチェリー、ハナミズキによって討伐されました。これ以降弱体化されます≫


あれ?なんかいつものアナウンスとちょっと違う?


「お姉ちゃん、これワールドアナウンスだよ」

「ワールドアナウンス?」

「他のプレイヤー全員にも聞こえるアナウンスだよ」

「へ~」


そんなのがあるんだ。


<≪火魔術≫のレベルが上がりました。≪火魔術≫のレベルが5になったため、アーツが追加されました>

<≪鑑定≫≪HP自動超回復≫≪飛行≫≪防御力上昇≫のレベルが上がりました>

<南のエリアボスを討伐したことにより、南のエリアが解放されました>

<南のエリアボスを初めて討伐したため、『サウス湿原の先駆者』の称号を手に入れました>

<南のエリアボスの初回討伐報酬を手に入れました>


なんかアナウンスいっぱい来た!

えっと、まず≪火魔術≫の新しく追加されたアーツ・・・【ファイアボール】か。

次はスキルのレベルアップで・・・。

エリアの解放って何だろう?

称号は・・・


称号;サウス湿原の先駆者

説明;サウス湿原のエリアボスを初めて討伐したものに与えられる


記念称号かな?効果ないし・・・。


初回討伐報酬・・・って何これ?


「ハナミズキ、初回討伐報酬はもう確認した?」

「うん、これ、何だろう?」


初回討伐報酬は古そうな鍵だった。

うーん、この辺りには鍵を差し込むような場所なんてないよね。

≪鑑定≫かけてみよっと


アイテム名;古びた鍵

説明;どこかの鍵。


そんなことは見たら分かるよ!!!!

まあ、いつか見つかるかもね。


「これからどうする?お姉ちゃん」

「うーん。今日はもう町に戻ろうかな。生産とかしたいし」

「そうだね」


うーん、疲れた~。

疲れた時には甘いものかな。

そんな話をしながら、町に戻った。


読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。

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