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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第三章 「うさぎパニック」
152/162

せめて慰めて

Twitterチャレンジ

5/11


考えてたところまで書いたので、またお休み。


じっと見つめ合う。じわじわとにじり寄る。

そっと1歩前に出れば相手も1歩下がる。

またじっと見つめ合う。お互いの行動を観察する。

そして、パッと勢いよく捕まえに行く…!!



「へぶ!」



目の前の存在にしゅばっとよけられて私は地面とダイナミックにキスをした。

うぅ…、痛い。涙目で元凶を睨みつける。

くしくしと顔を洗ってる姿はかわいい。きゅるんとした目でこっちをみられると若干の罪悪感が…。



「きゅきゅ」




にまぁと笑われた気がした。これは完全にこちらをバカにしてる。

ムキーッと立ち上がる。可愛いけど、こんなにバカにされたら黙っちゃおけない。

絶対捕まえるんだから。



「もう一回!」


「きゅ…きゅううう!?」



目の前にいた白兎がひょいと持ち上げられた。その瞬間、ポンっと音を立ててアイテム化する。デフォルメされた兎がアイテムとして捕まえた人の手に乗る。



「可愛い小動物を前にムキにならないの!」


「だってぇ」


「まぁ、チェリーが惹きつけてくれたおかげで簡単に捕まえられたからね。ありがとう」


「なんか嬉しくない」



バカにされてる感が…。しかも白兎にもバカにされたし。

むぅと口をとがらせていたら頭をなでられた。なでられても気持ちは…とか思ったけど、お兄ちゃんのなでなでには勝てなかった。昔からお兄ちゃんになでなでされると、尖った

気持ちも丸くなる気がする。この世界でもなでなでは変わらなかった。

顔をふにゃっとさせてなでなでを堪能する。



「今、どのくらい集まったの?」


「順調よ。今、あたしの手持ちで5個。あっちもそれくらいだって言ってたから、大体10個くらいかな」



今、私たちは別行動をしている。といってもものすごく離れてるわけではないけど。

白兎は兎なだけあって警戒心が高かった。気配に気づくとすぐ逃げてしまう。しかも逃げ足が速い。

だから、なるべく人数を少なくして行動することにした。私とカリンさんチーム、ガンテツさん、ヴァイスさん、ハナミズキチーム。

魔法が当たって、死んじゃったらいけないから直接魔法を使えないのが痛い。使ってるのは、匂いが分からないようにする魔法とか音がしないようにする魔法。風魔法の<魔法カスタマイズ>で作った。戦闘にはあんまり使えないかな。

匂いも音もしない状態で近づいてもあとちょっとのところで気づかれてにらみ合いしちゃうんだよね…。



「チェリーは昔から鈍いからなぁ」


「鈍いって何…」


「運動神経があっても反射神経とかないからね」



確かに、反射神経は皆無だ。体育で野球しても、毎回空振り三振です。

バスケやバレーとかは顔で受け止めること多数…、戦力外通告をよく出されるし。

かけっこもスタートの合図で飛び出せないし…。

鈍いのは合ってた。しょぼんとしていたらなでなでがポンポンに変わる。

カリンさんは優しい顔で笑って言う。



「そんなにしょんぼりすることはないよ。大丈夫!多分、もう是正されないから諦めた方がいいよ」


「全然慰めになってない!」



それはトドメって言うんですぅ!

読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。

よろしくお願いします。


想像力が雑魚いので、すぐ更新が止まります。

書きたいときに書きます。宣言しておきますね。



<チェリー>


運動神経は割とあるけど、反射神経が死んでる。

どこかに置いていった。きっと、瑞樹が回収してきたはず。それか凜が先に持って行ったか。両方かな。


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