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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第三章 「うさぎパニック」
151/162

白いうさぎ

Twitterチャレンジ

4/11


やる気のあって思いつくうちに書くので書けない時は全く書けない…

ムラがある人間です。


声がした方を見ると服を着た白いうさぎがいた。二足歩行で時計を持ってワタワタしている。

もしかしてあれがお宝?と思うけど、白いうさぎがいるのは空の上。私たちの頭上にいる。手を伸ばしても届かないくらい。

殺してはダメだから攻撃もできないから私たちはただ白いうさぎがする言動を見守ることしかできない。



「大変だ〜、遅刻しちゃう!遅刻しちゃう!」



時計をもって、宙をパタパタ駆け回る。

その姿を見てふと思い出す。こんな感じのキャラクターが出てきて始まるお話を。



「急がないと遅刻しちゃう!ティーパーティーが始まっちゃう!」



“不思議の国のアリス”

誰でも知ってる有名なお話。

内容は知らなくてもどこかで、その名を聞いたことがあるはず。

いつのまにかネコさんも、クマさんもいなくなっていた。でもそんなことは気にならなかった。なぜなら、



「ティーパーティーに行かなくっちゃ」




懐から取り出した鍵を何もない場所にさして回した。

聞こえるはずのないガチャという音。そして聞こえるギィー…とドアが開く音。

気づくと地面がなくて、私たちは落ちていた。



「急がなくっちゃー」



白いうさぎの声が、意識が闇に呑まれる寸前まで響いていた。



**


はっと気づいて起き上がる。

気づくと知らない場所で寝ていた。周りにはみんながいてまだ寝ていたので急いで起こす。



「ここはどこだ?」


「さっきまで広場にいたよね」



少なくとも広場ではない。

近くには大きな泉…いや湖があった。対岸がギリギリ見えるかなぐらいの大きさ。

でかいな。



「マップには“涙の湖”ってあるな」


「涙の湖…。塩水ってことかな」


「今この位置にいるから…」



ガンテツさんたちが話してる間、周りを探索してみる。何かあるかもしれない。

湖を囲む森はなぜだかピンク色。花は咲いてなのにピンク色。葉っぱがピンク色らしい。どぎつい色ではなく、桜のような淡い色なのでまだ目に優しい。

食べられそうにない色をしたきのこ。青色なんて食欲わかない…。足元には淡く光る花。

言えることはただ一つ。



「わお、ふぁんたじー…」



まさしく、ここは不思議の国。

夢の中にいるような不思議な世界。

この不思議な世界で宝探しなんてわくわくするね。



「チェリー?」


「…ううん、なんでもない!最後まで生き残れるように頑張ろう!」



この世界に長くいるには生き残らないとね!

そのためには作戦を立てないと!作戦会議だー!


読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。

よろしくお願いします。



〈公式イベント設定〉


白いうさぎ:いわゆる白兎。三月うさぎ的な存在だけど実はイベントエリアでは出てくる予定がないのです。

今のところですが。

まぁ、マスコットです。

今回のこのキャラを出す目的はプレイヤーを違う世界に落とすためです。




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