サンドイッチ
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Twitterチャレンジ終了〜!
こんなに長引くはずでは…。
やっぱりポテサラをサンドイッチに挟んで食べるのって美味しいよね。
パン屋で買ってきたパンは黒パンと白パン。食パンは売ってなかった…。
黒パンはいわゆるライ麦パン。実は初めて食べたんだよね。だから何を合わせたらいいのか分からなかったからネットで調べながら作った。
オープンサンドとか、萌え断?みたいなサンドイッチとか。
白パンは知ってる味だったからポテサラとかローストビーフとか作って挟んだ。他にもウィンナーとか挟んでみたり、生クリーム作ってフルーツサンド作ったり。
まぁ、つまり何が言いたいかというと。
「作りすぎたか…」
だって、途中でパン足りなくなって作り方調べてパン作ったし。なかなか美味しいのができて満足だけどさ。
机いっぱいにあるサンドイッチの山はどうしようかな。
今ここで食べるにしても限界があるし。
食べやすい普通のサンドイッチは持っていくのは確定だけど、オープンサンドとか萌え断のサンドイッチはちょっと食べづらいからね。持っていけないし。何よりインベントリに全部入れたらパンパンになっちゃう。
「きゅきゅ!!」
「ん?セレネ、どうかしたの?」
「きゅう、きゅっきゅ!」
足をパタパタさせて何かを伝えようとするセレネ。何その仕草可愛いんだけど。初めてみた〜。
キュートな仕草をするセレネをじっと見つめる。…何か意図がある?
うーん、動作から考えて『包んで届ける』?かな。
…え、どこに?まぁ、減るならなんでもいいか。誰かにあげるのもいいよね。美味しくできてるし。
「誰かにあげるのかな?」
「きゅう!」
正解とばかりに大きく頷くセレネ。
お、あってた。そうと決まればささっと包んでお届けしよう。そろそろ日も暮れるし、生産所の予約時間も終わるし。
食べない分のサンドイッチを取り分けて、包んでいく。…オープンサンドはお皿ごとでいいかな。
「よし、行こっか」
「きゅう!」
「!」(レッツゴー!)
生産所を出て、セレネの案内に従って進んでいく。誘拐されちゃいけないので、抱き抱えてますがなにか。過保護で何が悪い。
おっと、セレネの道案内を受けながら進んでたら周りから視線を集めてしまったからつい。
「きゅ!」
「ここって…神殿?」
思わず顔を顰めてしまう。
女神様たちが悪いわけではないというのはわかっているけどリティアさん達を苦しめた原因…。太陽の女神の信仰が強いんだっけ。街の人たちはリティアさんを聖女として崇めようとして、ラクトさんを忌み子とした。
この神殿にあんまりいい印象を抱けないなぁ。
「きゅう」
「…ここに入るの?」
「きゅ!」
頷いてるので正解らしい。
…入るか。せっかく準備したし。こっそり行こう。こっそりと。
抜き足差し足忍び足的な感じで。
昔のセキュリティってそれで突破できるのか。今は人感センサーで感知するから音を消しても意味ないし。
「きゅ」
誰とも出会わず礼拝堂までたどり着いた。
なんかちょっと拍子抜けしちゃった。というかここまで来れば私でもわかる。渡すのは神様かな。
でも今日は甘いものじゃないから受け取ってくれるかどうか。
女神様たちの像の前で手を組んで祈る。
受け取ってくれますように。
そっと目を開けても、変わらず礼拝堂。
やっぱり受け取ってもらえなかったか…。しょんもりしてたら上から紙がひらひらと落ちてくる。
『今日はデザートではないんですのね。まぁ、でも、いただきますわ。今度は甘いものを用意することね シャイン』
…どうやら受け取ってもらえたようだ。
インベントリを見たら取り分けておいた分がなくなってる。取り分けた分にはフルーツサンドが入ってないから今度作って持って行ってみようかな。
フルーツサンドは好みが分かれるから聞いてみたい。私はあり。結構好き。
「ん?」
帰ろうとしたらもう一枚紙がひらひら。
なんだろう?拾って読んでみる。
『サンドイッチ、すごく美味しかったわ。また作ってほしいわ。シャインがすごく気に入ってるの。一つしか食べられなくて。あとは全部独り占め。今度は私の分も用意して欲しいわ ルナリス』
…すごく気に入ってもらえたみたいで何よりです。今度またいっぱい作ろう。今日作らなかったやつとか。食パンを作っちゃうのもありだね。
まぁ、とりあえず。
「帰ろっか!」
「!」(うん!)
「きゅ!」
明日に備えて早く寝よう!
いよいよ公式イベントだ!
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。
よろしくお願いします。
Twitterチャレンジが終わったとかは関係なく、公式イベントの概要は決まってるのに細かいところが詰めれてないので、まだ書けない状態です。
気長にお待ちください〜!




