間違い探し
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最近、ペーストのショートカット覚えました。
すらすらっと使えるようになりたい今日この頃。
小説はなろうではないところで書いて、コピペしてます。
あと、予約投稿した段階でここまでしか書けてないです。
悪い奴らはただの駒のような存在で、悪い奴らよりも上位の存在が口封じとして消してしまったとか。
そんな物語みたいなことがあるのかもしれない。
だってここは、剣と魔法の世界。私が生きている世界とは違うもの。
頭に入れておかないといけない。
「というか、目的地はどこなの?」
ハナミズキがあげた声で重たい空気が消えていく。
確かに、結構歩いて入口が見えないくらい奥まで来た。
どこに向かってるのだろうか。歩いてる途中にも部屋はあったけど、そこには入らなかったから、目的地でないのは確かだった。
「こんなに奥まできて…、何かあるの?」
「まあね」
「というか、カリンさん。よくこのアジトを見つけましたね」
「隠れたものとか他と違うものを見つけるの結構得意なの」
そういやそうだった。
ウォー〇ーを探せとか某難しい間違い探しとか凄い得意だった。
小さい頃はよく一緒に遊んだなぁ。
「まあ、だからこそ気づいたんだけどね」
そういってある部屋に入る。
さっきまでの通路とは違って、広めの空間が広がる。
箱や椅子が無造作に転がっている。談話室とか倉庫だったのかな。
他に何か目につくものはない。強いて言うならゴミが落ちてるくらい。
「このアジトにあったもの、衛兵たちが回収しちゃってほとんど何も残ってないんだよね。まあ、空の箱とか机とかは大きいから置いていったみたいだけどね」
「ふぅん。で、ここに何かあるの?」
「ええ、そうなの。衛兵たちは気付かなかったみたいだけどね」
そういってカリンさんは苦笑する。
気になるから行ってみるって、衛兵たちに許可は取ってきたらしい。
カリンさんはおもむろに壁を触りだす。ぺたぺたと触るが何も起きない。
「ここらへんが、なんか違和感というか何かあるような気がするんだけど…」
「ただの壁じゃないの?」
私には他の壁と同じようにしか見えないんだけどな。入口と同じで魔法で隠されているのかもしれない。もしくはどこかしらにスイッチのようなものがあって、そこを操作することで開くとか。私もいろいろ触って探してみたけど、そんなものは見つからなかった…。
ハナミズキも、スキルを使って探してみたけど見つからなかったみたいだ。
床にあるかもと思って張り付いてみたけど何もなかった。まあ、探し漏れはあるだろうけど。
「気のせいだったんじゃないの?」
「そんなことはないと思うんだけど」
「でも見つからないね」
よっとその辺にあった椅子を支えにして立ち上がる。その瞬間椅子の足が折れてバランスが崩れた。
「うわっ!」
カチッ
バランスが崩れて壁に激突する。その瞬間、カチッと音がした。
明らかに、壁にぶつかった音とは違う音がしてカリンさんたちと顔を見合わせる。
そして物音がしだす。ガタンガタンって物が動くような。そんな音がこの部屋のどこかから聞こえる。
でも、壁を見ても何も変わっていない。おそらく、入口のような魔法で隠されているのかもしれない。
「一体どこが…うわっ!!」
「え、ハナミズキ!?」
ハナミズキが一歩前に出た瞬間、消えた。
…どうやら変化があったのは、床の方だったらしい。
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。
よろしくお願いします。




