カリンさんとの待ち合わせ
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Twitterで言ってたやつ2本目!
またまた待ち時間に書いてみた。やらなきゃいけないことの現実逃避でもある。
ここ最近の文字数から見たらちょっと少なめです。
キリ良かったからあげます。
人がまばらに歩いてる中、私とハナミズキはカリンさんを待つ。
今日は土曜日の朝だけど、人が少ない。
公式イベントは明日。だから、みんなレベル上げに勤しんでいるみたい。
そういえば公式イベント内容を昨日確認してみたけど、いわゆる宝探しみたいな内容だったなぁ。なんでも、マップ内に存在するあるものを集めて、その数を競うとか。略奪もできるって書いてあったけど、詳しい説明は直前に行われるみたい。楽しみだな。
「お待たせ〜!遅くなってごめんね」
「あ、カリンさん!」
「遅い」
「ごめんってば」
パタパタと駆け寄ってくるカリンさん。
可愛い。走る姿もちょっとした仕草も女の子にしか見えない。これが、私のお兄ちゃん…?ちょっとイケナイ扉を開いちゃいそうな…。
「それで、一体何のようなのさ」
「まあまあ、そんなに焦らないでよ。説明は歩きながらするから!」
そう言いながら、私たちを先導する。
これから行くのは街の外。そして、リティアさんたちのお父さんとお母さんが捕まっていた場所だと説明された。
「なんだってそんなところに」
「気になることがあってね」
「気になること…?」
カリンさんは難しい顔で考え込む。
それを見て、ハナミズキと顔を見合わせる。
何があるって言うんだろうか。1人ではなく、私とハナミズキも呼ばないといけない理由もそこにあるんだと思う。
これは気を引き締めていかないと。
門を出て、しばらく歩く。どんどんとエリアの奥に入っていって、森に入る。第二の街周辺って荒野というか乾燥してるけど、エリアの奥は森になってたのは知らなかった。まだきたことないんだよね。気候が違うのか、別の要因があるのか。
「まだ奥に入るの?」
ハナミズキがポツリとこぼす。
そう言いたくなるのもわかるくらい、森の奥に入った。鬱蒼としてるし、昼のはずなのにすごく暗くてなんだか不気味だ。
「そろそろだよ。…あ、着いた」
そうこうしてるうちに、目的地に着いたみたいだった。
そこには断崖絶壁の壁が聳え立っていた。
「え、崖でも登るの?」
「ううん。用事はここの中にあるんだ」
崖の、中…?崖の上ならわかるけど、中って何だろう。
カリンさんは崖に手を当ててガサゴソし出す。何かを探してるような感じで。何をしてるんだろう?
「あった!」
そう言ったカリンさんの手は崖にめり込み…、いやすり抜けてカリンさんの姿を消してしまった。
「「え!?」」
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。
よろしくお願いします。
 




