図書館で本を読もう。・・・って変なタイトルが多いね。
大まかな流れは変わっていません。
目が覚めて、一番にしたこと・・・、それはログアウト。
だって現実の時間では、もう晩御飯の時間だもんね。
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ご飯を食べ終わり、再びログイン。
現実ではおなか一杯だけど、こっちではまだまだ食べれそうなのでターシャさんに朝ごはんを頼む。
朝ごはんは、とろとろのスクランブルエッグ、野菜たっぷりのスープ、そして黒パン。
この世界では、黒パンが主食みたい。貴族とかは白パンらしいけど。
ターシャさんに滞在の1か月延長を伝え、3000コインを払う。
今日は図書館にでも行こうかな。あの本の多さは魅力的だよね。
のんびり歩いて図書館へ。
「こんにちは、リーナさん。テイムしている子なんですけど、連れて入ってもいいですか?」
「こんにちは、チェリーさん。はい、構いませんよ」
良かったぁ。ヒスイを連れて入れなかったらどうしようかと思ったよ。
じゃあ、まずは薬草図鑑かな。
・・・・一時間かけて読み終わると
<薬草図鑑を読破したため、≪鑑定≫の効果が変更されます>
という、アナウンスがあった。どういうことだろうか?・・・まあ、いっか。
後で確認しようと思いながら、どんどんと本を読んでいく。ああ、おもしろい。
<魔獣図鑑を読破したため、≪鑑定≫の効果が変更されます>
魔獣図鑑は結構おもしろかった。弱点が載っていたり、魔獣に関するエピソードが載っていた。現実ではありえないその話は物語を読んでるみたいだった。
次に読んだのは、『スライムでも分かる調薬の仕方』というもの。
スライムって。この本には調薬の時のポイントや、レシピが載っていた。
<≪言語≫レベルが上がりました>
<≪調薬≫にレシピが登録され、本を読んだことによるサポートが追加されました>
あ、≪言語≫のレベルが上がった。
・・・もしかしてレシピって読んだら、登録されるのかな?
よし、もっとたくさん読もう!
<錬金に関する本を読んだため、≪錬金≫にレシピが登録され、本を読んだことによるサポートが追加されます>
『馬鹿でも分かる錬金入門書』という本を読んだ。≪錬金≫っていつかはホムンクルスとか作れるみたい。夢があるねぇ。やってみたいなあ。賢者の石とか作れるようになるのかな。
ヒスイも興味あるかな?と思ったら≪調薬≫系の本を目をキラキラさせて読んでいた。
あ、そっちかぁ。・・・本当に読めているのかな?まあ、気にしたら負けだね。
気を取り直して。
<≪言語≫のレベルが上がりました>
<料理に関する本を読んだため、≪料理≫にレシピが登録され、本を読んだことによるサポートが追加されます>
『初心者でも大丈夫!この一冊さえあれば完璧な料理本』という本を読んだ。これは興味深かった。住民の皆さんの知恵が詰まった一冊だったね。
というかこの世界の食材怖すぎ・・・。一回は焼かないと踊って歌うきのこ、お酒につけないと噛みつく貝、耳栓してないと叫び声で人を気絶させる大根とか。段々殺意がある進化遂げてない!?ふぁんたじーな食材は大変でんじゃらすだね。
さっきの本だけだと不安だったので
<食材図鑑を読破したため、≪鑑定≫の効果が変更されます>
『食材図鑑』も読んだ。これで、安心。
『食材図鑑』には、『初心者でも大丈夫!この一冊さえあれば完璧な料理本』よりも多くの食材の処理の仕方が載っていた。でも、これを読んだからといって、正しい調理ができるかは分からないけど。・・・自信ないなあ。
<≪言語≫のレベルが上がりました>
<料理に関する本を読んだため、≪料理≫にレシピが登録され、本を読んだことによるサポートが追加されます>
ついでに、『王宮料理人の料理本』を読んだ。もっと簡単なものでも良かったけど、興味を引くのがこれだけだった。なんか、王宮料理人という言葉に惹かれたんだよね。でも、料理の名前が、「ヴァルケン魚をオリーブオイルともに~赤と白のコントラスト~」みたいな感じなんだよね。たかがカルパッチョなのにね。
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本を読んでいたら結構な時間が経っていた。図書館を出ると真っ暗だった。
そして、現実でもそろそろ寝ないとまずい時間に・・・。
<豚の丸焼き亭>に戻って、心惹かれるけど夕ご飯を断って部屋に。
「ヒスイ、お休み」
「!」(おやすみなさい!)
ベッドに入ってログアウト。
現実世界でギアを外す。
ふう、結構体が固まってる。
ちょっとストレッチをして・・・、お休みなさい。
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。




