夜の後は朝が来る
ちょっと短いかもですが、いい感じにキリがいいのであげちゃいます。深夜テンションで書いてるのでおかしなところがあったらすみません!
目が覚めたら普通に朝がきて驚いた。
近くには、リティアさんとラクトさんがいてまた驚いた。どこか吹っ切れたように笑う2人にとても安心した。
あのとき、ラクトさんに絡んだ衛兵さんはまだ目が覚めてないけど、めんどくさいことになる前にリティアさんたちの家にお邪魔することになった。
「ちゃんとお話しできたんですね!よかった!」
「チェリーさんのおかげです…。あ、そうだ。これお返ししますね」
リティアさんの手にあったのは、あの時私がリティアさんに貸した聖なる髪飾り。これをくれた聖霊様にまたお礼を言いに行かないとなぁ。これがなかったらどうなってたことやら。
「それから…」
「え…?」
「この子、チェリーさんの子ですよね?」
ひょいとリティアさんが持ち上げたのはセレネ。すぴすぴって寝てるけど。な、なんでセレネがリティアさん達と一緒に…?というかどこにいたの…?
「この子がいなかったらラクトと話せなかった…」
「神獣様が、僕を闇から掬い上げてくれた。正気に戻ることができたんです。本当にありがとうございます…」
セレネが、2人を…。
そっか。セレネ、頑張ったんだなぁ。リティアさんから、セレネを受け取って抱き締める。ありがとう、セレネ。そっとヒスイが寄り添う。
起きたらいっぱい遊ぼうね。
「それで、チェリーさんにご報告が…」
「なんですか?」
「実は…」
コンコン!!
リティアさんが話し始めようとした瞬間に響くノックの音。和やかな空気が一転、緊張が走る。もしかして、衛兵の人が来てしまった…?
どうしよう。なんて言えば。オロオロしていたらまた響くノックの音。ラクトさんが静かにドアに近寄りそっと開ける。
「リティア!ラクト!」
その瞬間、ガバッと外から開かれて誰かが飛び込んでくる。そして、リティアさんとラクトさんの2人を抱きしめる。少しお年を召した男の人と女の人。2人とも優しそうなお顔をしてて…。
え、本当に誰!?
「チェリーちゃん」
驚いてあわあわして何もできずにいた私に声をかけてくる人物が1人。聞き覚えのある声。この声は。
「カリンさん!」
「こんなところで会うなんて…奇遇だね」
「カリンさんこそ、どうしてここに?」
「あの2人をここに送り届けにね!」
パチンとウインクをきめるカリンさん。相変わらず素敵です。
というか、どういうことだろう?
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。
よろしくお願いします。




