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Eternal World Online ~のんびりVRMMO日誌~   作者: はらみ
第一章 「カーネーションをあなたに」
13/162

街の探索

まとめました。


依頼の報告を終えると、私のもとには100コインが!

まだまだ全然足りないよ~

むぅ・・・


「!」(主様!イベントリ見て!)


ん?インベントリ?

あ!ドロップがあるね!

まだ確認してないもんね


スライムの粘液 ×384

スライムの核の欠片 ×221

スライムの核 ×51

ホーンラビットの角 ×152

ホーンラビットの皮 ×85


おぉ!結構倒したからドロップがいっぱい!

こんなにあっても困るからどこかで売れないかな?

ということで・・・


「アルさん、魔物からのドロップってどこで買い取ってもらえますか?」


困ったら聞いてみよう!


「ここで買い取ってるぞ?今あるなら買い取るが・・・」


なんと!冒険者ギルドは便利だなぁ。


「はい!買い取ってください!」


インベントリからドロップを出す。

・・・スライムの粘液は瓶に入ってた。でろ~って出てきたらどうしようかと思った。良かったぁ。


「・・・またすごい量だな」


そう言いながら、買い取り作業を続けるアルさん。

そして・・・


「じゃあ、買い取り金額の12075コインな」

「あれ、多くないですか?」

「多くないぞ?スライムの粘液が一つ5コイン、核の欠片が一つ10コイン、核が一つ100コイン、ホーンラビットの角が10コイン、皮が15コインだからな」

「スライムの核ってそんなに高いんですか?」


なんか核の値段だけやけに高いような・・・。なんでだろう?


「ああ。スライムは核を壊して倒すやつが多いからな。核は貴重な魔石だから、魔道具に使われるから、必要なんだ」

「そうなんですね」


なるほど。核にはそんな使い方があるのか。

あ、あと・・・


「あの、おすすめの狩場ってありますか?」

「ん~、嬢ちゃんだとサウス湿原がいいんじゃないか?」

「分かりました」

「湿原は、足を取られた終わりだからな。気をつけろよ」

「はい!」


明日はサウス湿原に行こう!


「あ、テイムした魔物はここで登録しろよ~」


あ、はい。

冒険者ギルドにヒスイを登録して、町を探索する。

あ、なんかプレイヤーがやってる露店がある!

お肉焼いてる。ホーンラビットの串焼きだって!すっごくいい匂いがするよ。なんだかおいしそうだなぁ。・・・じゅるり。



「いらっしゃい!」

「2本ください!」

「10コインだよ。・・・毎度あり!」



買っちゃた!

ヒスイも食べるかな?



「!」(食べる!)



ヒスイも食べたいみたいなので、渡す。やわらかいからだを器用に使って持ってる。

かわいい。



「いただきま~す!」

「!」(いただきまーす!)



ぱくり!

食べた瞬間、口の中いっぱいに広がる獣の臭さ・・・。そしてかたい。



「・・・」

「~っ!」(まずーい!)



あ、ヒスイが悶絶してる。これは・・・ちょっと。うん。おいしくないね。

取り敢えず、買った分を食べ切り探索へ戻る。

いい匂いだったのに、残念だなぁ。

よく見たら並んでる人もあんまりいないし、プレイヤーの屋台も少ないから今の所はこんなもんなんだろうね。これからもっとおいしい料理が出てきたらいいなぁ。現実世界はおいしいもので溢れているからね。獣臭さってどうやって抜くんだろう?下拵え・・・下味・・・ハーブとか?・・・うーん。



「お!お嬢ちゃん、一本どうだい?」



住民のおじちゃんが串焼き兎肉を焼いてる。めっちゃおいしそう。

それに、お肉の匂いだけじゃない匂いが・・・。これは、なんだろう。



「2本ください」

「20コインね」



コインを払ってお肉をもらう。また買っちゃった・・。だっていい匂いだったんだもん。

えっと、ヒスイは・・・、



「!!」(いらない!)



いらないのか・・・。さっきのがトラウマになっちゃったかな?

じゃあ、いただきます。もぐもぐ・・・。あれ?



「おいしい!しかもやわらかい!」

「そうか、よかったなぁ!」

「おじちゃん、これ獣の臭さってどうやって抜いたの?」

「そこは、おじちゃんの魔法で・・・」

「えっ!」

「冗談だよ。兎肉はハーブで下味をつけたんだ」

「何のハーブですか?」

「コレガノっていうハーブだな。店で買えるハーブだな。ちなみに、肉がやわらかいのは、筋を切ったからだな。」

「なるほど」

「あと、兎肉は3日間の熟成が必要だ」

「そうなんだ。ありがとう、おじちゃん」



プレイヤーの料理がおいしくないのは、下処理とかの有無かな?

現実で、ウサギ肉なんてめったに食べないしね。豚や牛とかの癖のないお肉しか、普通は調理しないし。ウサギ肉とかのジビエは普通の調理法じゃあんまりおいしくないもんね。

だから住民の人が作った料理の方が現状はおいしいのかも。経験の差だね。

おいしいものもあるって分かったし。よし、食べある・・・じゃない、探索を続けようっと。

町を探索すること、1時間。

現在私は、やたら豪華な大きな建物の前にいます。

ここは・・・


<商業ギルドに到着しました。マップに商業ギルドが登録されました。>


あ、商業ギルドかぁ。

登録しとこうかな・・・。

中に入って受付のお姉さんに声を掛けて、登録する。

冒険者ギルドと同じ魔道具みたい。

そして、お姉さんの話を聞く。

商業ギルドでは、冒険者ギルドとは違ってランクがない。始めるなら露店からということらしい。適正価格で売らないと信用が無くなる。

重要なのはこれくらい。適正価格で売らないと迷惑かかるよね。うん。

ちなみに露店セットは500コイン。

見た目はただの布。でも露店セットで売ることは商業ギルドの許可が出ている証拠。

露店セットを使わずに露店を勝手に開くと怒られる。やりすぎると衛兵に捕まるらしい。

露店セットは買いました。

商業ギルドを出て再び探索・・・といきたいけどゲーム時間では、もう夜。

そろそろ宿に戻ろうかな。



**



<豚の丸焼き亭>に戻ってきた。

ターシャさんに夕ご飯いる?と聞かれて即答でいるって答えた。

なので、ターシャさんが持ってきてくれるのを待ってるところ。

ちなみにヒスイの分も頼んだ。ヒスイは野菜が欲しいらしいので余った野菜を出してくれるらしい。



「♪」(おいしー♪)



ヒスイもご機嫌だ。ふふ、かわいいなぁ。



「おまちどうさま。今日は兎肉のシチューとサラダとパンだよ」

「おぉ!」


お、夕ご飯がきた!

湯気がゆらゆら出ている熱そうでおいしそうなシチュー、緑が綺麗なサラダ、そして黒パン!



「いただきま~す!」

「!」



ふーふーと冷ましてから、ぱくりとシチューを口に入れる。

口に入れるとお肉がほろほろと崩れる・・・。そしてルーが濃厚。

これは、すっごく



「おいしい!」

「それは良かった」

「はい、最高です!」



感動しながら夕ご飯を食べ終わり、部屋に戻る。

このゲームでは6時間は睡眠を取らないといけない。寝ないと【寝不足】のバッドステータスになるらしい。

それでも寝ないと、倒れるらしい。倒れたら、6時間は寝るらしい。ログアウトは普通にできるらしい。

戦闘エリアで倒れたら、魔獣に襲われちゃって、神殿で目が覚めるらしい。運がよければ襲われないらしいけど。

というわけで、寝ます。おやすみなさい。


読んでいただきありがとうございます。

これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。

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