ヒーリングスライムとさーちあんどですとろい
ちょっと空白が多いかもしれないです。
ヒーリングスライムの自己回復半端ない。
攻撃しても、すぐに元に戻る・・・。
むう、こうなったら!
「【ライトボール】!」
「~っ!!」
え、当たったのに!ぴんぴんしてる・・・。
ライトボールはライトバレットよりレ攻撃力の高いアーツのはずなのに。
むぅ・・・、じゃあ今度は!
**
「~~♪」
しばらく戦い続けてるけど、一向に勝負がつかない・・・・!
しかもなぜか懐かれた。なんで!?
私と君結構戦っていたのに。
「むぅ・・・。君強いね」
「!!」
ヒーリングスライムはぷるぷるしてる。
何してるんだろう?全然わからないなぁ。
あ、意外とかわいいかも。
こう、プルプルしてて無垢なところが。
「ねえ、君。私と一緒に来ない?」
「??」
どうせ多分倒せないし、私この子のこと結構気に入ったんだよね。
「ね?どうかな?いい?」
「!!」
いい・・・のかな?
じゃあ
「≪従属≫!」
「!」
<≪従属≫によりヒーリングスライムがテイムされました。名前をつけましょう。>
あっ、できた。従属ってこんな感じなんだね。
こう、魔法陣みたいなのがでるんだとばかり・・・。
ちょっと残念。
「!!」(主様!よろしくね!)
うぇ!頭の中に声が!
びっくりしたよ。これってこの子の声なのか。テイムしたら声が聞こえるようになるんだね。
・・・この子の名前はどんなのにしよう?ん~、そうだね。あ、体の色が緑だし・・・
「ヒスイはどうかな?」
「!!」
気に入ってくれたみたいだね。良かった。ヒスイって確か、忍耐とかそう意味があったはず。
我ながらぴったりな名前をつけたと思う。
・・・ちょっと気になるので、ヒスイを≪鑑定≫
名前;ヒスイ
種族;ヒーリングスライム Lv5
固有スキル:
≪回復薬生成Lv10≫≪自己再生Lv9≫≪物理耐性≫
≪溶解≫
SP:0
おぉ!さすがは特殊進化スライムだね。
それにしても、変わったスキルが多いね。
≪回復薬生成≫ってなんだろう?スキルレベルが10もあるんだけど・・・。
「ヒスイ、≪回復薬生成≫をしてみて」
「!」(分かった!)
ヒスイがぷるぷる、ぽよんぽよんし始める。かわいいね。
しばらくぽよぽよしていたら、動きが急に止まった。
すると
「!!」(えい!)
ヒスイが瓶に入った緑の液体を吐き出した。
え?瓶ごと?というか瓶はどこから来たんだろう?
気になることはたくさんあるけど・・・。
まずは、これを≪鑑定≫してみる。
アイテム名;MPポーション ☆5
説明;MPをMAX時の30%分回復する
製作者;ヒスイ
・・・なるほど。これは、すごい・・・のかな?
私、最初にもらったポーションしか知らないから何とも言えないけど、なんかすごそう。
でも、回復薬生成ってHPポーションのことだと思ってたよ。
まさかMPポーションの方だとは・・・。
「!」(HPポーションも作れるよ!)
え?!HPポーションも作れるの?
「!!」(うん!でも主様、さっき魔法いっぱい使ってたから、MPポーションを作ったよ!)
確かにさっき魔法を撃ちまくったせいでMPがあと30%だけど・・・。
つまり、
「私のため?」
「!」(うん!)
「ありがとう!」
嬉しいなあ。というかすごいね。もう私の≪調薬≫いらないんじゃ・・・。
まあ、ヒスイに頼りっぱなしになるは良くないよね、うん。私は私でちょっとずつ上げよう。
ヒスイは頼もしいなあ。どうして懐いてくれたんだろう。本当に疑問だよ。
「!」(主様!)
「ん?」
「!!」(私も狩りに行きたい!)
「私と一緒に狩りに行きたい・・・。うん、そうだね。日が暮れるまでまだ時間はあるもんね。もっといっぱい狩ろう!」
「!」(うん!)
MPポーションを飲み干して、新しい敵を探して倒す。
私たちは狩りを始めた。
敵を見つけては倒す。そう、サーチアンドデストロイを。
**
<種族レベルが上がりました>
<≪火魔術≫のレベルが上がりました>
草原にはスライムだけでなくホーンラビットという角が生えた兎がいた。
なんで、そういう凶悪な進化を遂げたんだろう。
スライムを倒すためかな。
スライムは魔法攻撃に弱いけど、核を倒せば一発だからね。
<≪従属≫≪調教≫のレベルが上がりました>
<ヒスイの種族レベルが上がりました>
イースター草原には、この二種類の魔物しかいなかった。
草原だから、トラとかいてもいいと思ったんだけどなぁ。
トラの縞模様って、草陰に隠れるためらしいし。
まあ、レベル低いからいても困るけどね。
<種族レベルが上がりました>
<≪水魔術≫のレベルが上がりました>
ヒスイみたいな特殊個体は見つからなかった。相当レアだったみたいだね。
特殊個体はみんなヒスイみたいなのか試してみたかったんだけどな。
<種族レベルが上がりました>
ヒスイが作ってれるMPポーションを飲みながら、魔法を撃ちまくる。
あっという間にMPが回復される。すごい。私、人間よりMPの量が多いからすごく回復される。
<種族レベルが上がりました>
<≪風魔術≫のレベルが上がりました>
<ヒスイの≪回復薬生成≫のレベルが上がりました>
・・・種族レベルが5を超えてから経験値が溜まりにくくなったみたいで、レベルが上がらなくなった。残念。まあ、でもたくさんドロップしたから素材がたくさんある。
そろそろ日が暮れそうだし、町に戻ろうかな。
「ヒスイ、そろそろ帰ろうか」
「!」(はーい!)
さあ、冒険者ギルドで報告だね。
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。よろしくお願いします。




