第二の街に向かって
どうも、コーヒー苦手なのに、パンプキンの文字につられてパンプキンスパイスラテを買った作者です。
しかも飲むまでコーヒー飲料だと気づかなかったポンコツです。(自語りすみません)
ここ最近は、登場人物の名前を間違えてポンコツ具合を露呈しています。
どうかみなさま、温かく見守ってください。
「へえ、二人は姉弟なんだね」
「はい。そうなんですよ」
お互いにフレンド登録をして、第二の街までの道のりを歩く。
第二の街は、ウェスターン荒原の先にあるらしい。
あんまりこっちには来たことないから、ちょっとドキドキ。
荒原の敵は、コボルトやゴブリン。それから荒原狼だそうだ。
狼以外は今まで戦ったことがない敵ばかり。ノス森林の敵より弱いけど、油断しないようにしないと。
「荒原の敵自体は、気にすることはないんだけど。問題は門番だね」
「どんな敵なんでしょうか」
「掲示板の情報だと山羊らしいよ」
「やぎぃ~?何で山羊なんだよ」
山羊かあ。山羊といえば、ミルクだけど飲んだことないんだよね。
どんな味なんだろう。そういえば、山羊のミルクはクリームパンと相性抜群らしいんだよね。今度作り方を調べて作ってみようかな。きっと、女神様たちも好きだろうし。
「なんでも一匹狼の山羊なんだって」
「山羊なのに一匹狼なのか?」
「まあ、仲間を呼んだりしないらしいからその点は楽だね」
敵が途中で増えるとめんどくさいもんね。
一匹に集中して攻撃できるのはいい事だと思う。戦力を分割することにならなくて良かったぁ。聖霊様と戦った時は、強い敵が何体も出てきたから、私一人で聖霊様を相手にすることになったからね・・・。あれは大変だった。
「私は、いわゆる盗賊だからね。遠距離攻撃をちまちましつつ、みんなを援護するよ」
「了解」
「えっと、盗賊?」
「ん?ああ、このゲームは職業制じゃないから分かりづらかったね。盗賊っていうのは、相手のものを奪ったりする盗賊じゃなくて、罠を見つけたり解除したりするようなロールプレイングのことなんだ」
そしてカリンさんは、実際に一部の罠関連のスキルを取ってるしねと付け足した。
ということは職業制があったら私は魔法使いだったのかな。
ハナミズキは魔剣士とかその辺かも。
「攻撃手段は弓と短剣だからね。今回は、みんなの邪魔しないようにするよ。それと支援魔法を取ってるからボス戦始まる前に掛けるよ」
「ああ。ありがとう」
「助かるよ」
「ありがとうございます!」
カリンさんがすごく頼もしい。
自分ができることをきちんと分かってないとできないことだ。
すごいなあ。
助けてもらったのに、こんなに力になってもらえるなんてお礼になってない気がする・・・。
「妥当な判断だね。せいぜい邪魔しないでよね」
「私が足を引っ張るとでも?」
「・・・」
ハナミズキとカリンさんが、並んで話してる。
小声で話してるみたいで、話しの内容は聞こえない。
何を話してるんだろうか。すごく気になる。
ハナミズキ、いいなあ。あんなにすぐに仲良くなってしまうなんて。
私だって、カリンさんと仲良くなるんだからね!
「カリンさん!」
「ん?チェリー、何かな?」
「頑張りましょうね!」
「ふふ、そうだね」
ふわっと笑ったカリンさんの笑顔が素敵で直視できませぇん。
お姉さまと呼ばせてください、心の中で。
お姉さまじゃ距離が近いかな。
「ヒスイの援護も期待してるよ!」
「!!」(任せて!!)
「きゅう!!」
「セレネも期待してるよ」
ヒスイをプルプルした後、セレネをもふもふするカリンさんは幸せそうだった。
プルプルもモフモフも正義だよね。気持ちいいもんね!
カリンさん、分かってるぅ!
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。
よろしくお願いします。




