カリンさんへのお礼は
やっぱり会話文が多い・・・。
地の文を増やしていけるように頑張ります。
「カリンさん、本当に助かりました。・・・あの、さっきのお礼をしたいんですが」
「気にしないでいいよ」
「でも・・・・」
「じゃあ」
「あ、いた。お姉ちゃん!」
振り返ると、ハナミズキもヴァイスさんもガンテツさんもいた。
三人で先に合流したらしい。
「探したぞ」
「すみません・・・」
「なかなか見つからなったから心配したよ」
座ってたから余計分からなかったのかも・・・。
立ってるべきだったか。
「お姉ちゃん、その人は・・・?」
「あ、そうだ。みんな、この人はカリンさん。さっき絡まれてたところを助けてくれたの。・・・カリンさん、この人たちは私のパーティーメンバーです」
「初めまして、カリンよ」
「ガンテツだ」
「初めまして、ヴァイスです」
「・・・・」
ハナミズキが何も言わない。
心配になって顔を覗き込んだら、目を見開いて、口をぽっかりあけていた。
・・・口の中にお菓子突っ込んじゃおっかな。
インベントリの中にあったクッキーを取り出して、入れてみる。
おお!目はカリンさんの方を向いたまま、クッキーを食べてる!
「むぐ・・・。どうしてここに!?」
「ハナミズキ?」
「お姉ちゃん、この人は・・・」
「あら?初めましてよね?」
「・・・そうだね。初めましてだね。ハナミズキだよ」
「そう。よろしくね?」
二人は、がしっと握手してにこにこしてる。
もう仲良くなったんだ。いいなあ、私もカリンさんと仲良くなりたいのに。
あ、そうだ。話してて忘れてたよ。
「カリンさん、さっきのお礼の件なんですが」
「ん?ああ、そういえばそんな話してたね」
「はい。何か希望があったら・・・」
「気にしなくていいんだけどなあ。でもまあ、そうだなあ。ん~。もしよかったらなんだけどね」
「はい」
「君たちのパーティーに入れてほしいんだ」
「え?」
「第二の街に行きたいんだけど、ソロじゃ厳しくてね。それに、そろそろどこかのパーティーに入れてもらおうと思っていたんだ」
カリンさんが私たちのパーティーに入るってこと?
・・・それは私の一存じゃ、決められないね。
みんなに聞いてみないと分からないな。
「俺は別に構わん」
「僕も大丈夫」
ハナミズキはどうなんだろう。
仲良くなっても、パーティーを組むのは嫌かな。嫌がることを強制できないもんね。
「はあ、いいんじゃない?・・・足を引っ張らないでよね」
「当然よ。あなたこそ私の足を引っ張らないでね」
二人でにこにこと会話している。
羨ましい!
私も、私もカリンさんと仲良くなるんだ。
第二の街に着くまでに仲良くなるぞ!
読んでいただきありがとうございます。
これからものんびり更新で頑張りますので、温かく見守ってください。
よろしくお願いします
カリンさんって実は・・・?




