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BLUE・STORY  作者: 森田しょう
◆5部:全ての約束が紡がれし時へ
104/149

Epilogue

 「BLUE・STORY」

  EpisodeⅣ



 ――紡ぎゆく約束の果て――










 こうして、星の物語の第4章は終わりを告げる。

 遥か古に穿たれた“約束”は、ゆっくりと――たしかに、紡がれた。

 それはかつての痛みや悲哀、

 絶望と悔恨――

 

 赤い世界(レイディアント)を覆っていたそれらを、解放した。



 あれから何千、何万の昼と夜が繰り返され、

 私たちは少しずつ歴史になってゆく。

 私たちの遺した道標は、いつしか物語となる。


 そして、新たに多くの命が産声をあげていった。



 それは命の煌めき。

 生あるものの根源たる輝き。

 誰にも、それを止める権利なんてない。

 それがどれだけ愛おしく、誇れることなのかを知っているからこそ――

 

 私たち“ヒト”は、生きてゆくんだ。



 

 ともに歩み、その足跡を振り返る時に――

 私は、あなたともう一度、あの世界を見て回りたい。

 あなたが生まれた世界を。

 私たちが紡ぎ、愛したあの世界を。



 だから、またその時に。




 日向 空


 改め




 東 空

























 



 ――Next episode――




 「BLUE・STORY」

  EpisodeⅤ


 ――暁の誓約が集いし処――














































 誰がそれを予想できただろうか。

 こうなることを、“私でさえ”予測できなかったのだから。


 アーネンエルベは一つではない。

 


 それは世界が穿たれてしまったが故。

 時空を紡ぐ星の心が、いずれ絡まり合い、扉は開く。


 それは滅びの扉か否か。

 カリ・ユガへの道か。


 それを確かめる術を見出すために、私は生きよう。

 

 “人類の翼”を手に入れるために、私は抗おう。



 “神”――

 そういう存在があるというのであれば――


 貴様たちが遺した負の遺産――

 それを運命という薄っぺらい言葉に乗せ、人類を導かせた“罪”は重い。


 穿たれたと思ったか?



 あの時に紡がれた“誓約”は、まだ途絶えていない。







 そうだろう?



 カイン






 さあ――



 “創世計画(プロジェクト・ジェネシス)”を再始動しよう。

 

 


 それがたった一つの――




 人類の未来を切り拓く術なのだから。















 ――BLUE・STORY――



 ――EPISODEⅣ――     








        Fin

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