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04:魔術ナチのオカルト科学技術設定(基礎編)

魔術ツァオバーナチのオカルト科学編:1】


流体金属:ブリュンツヒカイト


アーネンエルベの至宝、本作の中核を成す魔導金属。

破壊不能の液体金属であり、有機物・無機物を問わず、あらゆる物体を取り込み、循環(消化吸収)させ、己の力に変える性質を持つ。


※外見的には、ターミネーター2&3の敵のようなモノ。


つまりは、銃弾・砲弾を浴びれば浴びるほど、刀剣類に斬られれば斬られる程、その物体を取り込み、さらに強化された力を攻撃に使用することが出来る。


ブリュンツヒカイトが生命体の姿を形成するにはゼーレが必要となり、宿したゼーレが高位であるほど、優れた性能を持つ容姿を形成し、力を発揮する事ができる。


※ワルキューレ12姉妹には、ゲルマン神話の12柱の戦女神の魂が宿っている。


ブリュンツヒカイトにゼーレを宿して人の姿を形成する技術は、後の魔術ナチの尖兵:ホムンクルス部隊の生成にも活かされた基幹技術であり、それ故にホムンクルスは、その戦力に雲泥の差があるとはいえ、ワルキューレの劣化版であると言える。


また、ブリュンツヒカイトは不定形であるが故、ゼーレの意志に従い自在に姿を変えることが出来、戦局に応じて最も適した形態に変身する事を可能とする。


※ワルキューレは基本、身体の一部:腕や脚を変形させ、戦局の変化に対応する。


その最たるものが能力解放:エクスプロディーレであり、限界を突破したワルキューレの身体は想像を絶した超生命体の姿となる。



魔導ゲート


魔術ナチが使う侵攻用ワームホール。

魔術ナチはこの技術を使用し、世界各地に瞬時に軍隊を送り、制圧することが出来る。

ただし、侵攻先となる出口は、事前に潜入したホムンクルス工兵が設置する必要があり、その動向はアンナが運用する黒騎士衛星に察知され、ホムンクル工兵をワルキューレ姉妹が駆逐するため、現在の所、局所における設置成功率は極めて低い。


そのため、魔導ゲートは全世界同時侵攻:ワルキューレ12姉妹が対処できないほど多量の魔導ゲートを同時に開く事でしか成立しない。


さらに、この技術はワルキューレ12姉妹も有しているため、姉妹の窮地においては、アンナが指定した座標に魔導ゲートを開き、増援を送ると言った運用がなされている。


※ワルキューレが窮地に陥る事はまずないのだが…


魔導ゲートは、基本的に不可逆的な一方通行。

ただし、始点と終点が常に存在するため、分析すれば始点…つまり魔術ナチの拠点を特定することが出来る。


※ただし、現在始点を特定できるのは、黒騎士衛星シュバルツ・リッターのみ。


今回は、アドルフ・ヒトラーの後継者:阿藤一人を拉致するため、史上最多量の魔導ゲートが町を包む形で形成され、ホムンクルス部隊による侵攻を許し、ワルキューレ最大の屈辱に繋がる布石となる。

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