03:キャラクター設定(主人公編)
【アドルフ・ヒトラーの正統なる後継者:阿藤 一人】
76年前、ワルキューレ部隊にナチス総統:アドルフ・ヒトラーを愛し、保護する本能を植え付けるため、ジーバスによって造り出された、ヒトラーの純粋な遺伝子を持つ人造人間。
ヒトラー亡き後、正統なる後継者として、ナチスのカリスマとなるべく調整された彼は、4年に一度しか成長せず、20歳を迎えたその身はそれ以上成長する事なく、永遠に生き続ける宿命を背負わされる。
ワルキューレ部隊に愛されるが故、ヒトラーの死後、その身は魔術ナチの手から奪い取られ、平和の安寧の中で生きる事を願ったワルキューレ12姉妹によって育てられる。
慈愛に満ちた12人の母親に育てられた彼は、素直で優しい性格に育つも、彼を奪取しようと執拗に追って来る魔術ナチの猛攻からその身を遠ざける為、6歳の時に記憶を封印され、日本のとある夫婦の養子として預けられる。
ワルキューレ部隊が魔術ナチ殲滅の為に世界中を奔走する一方、夫婦の愛を注がれて育った彼は、4年に一度しか成長しない事を奇病と教え込まれ、40年の歳月を経て高校1年生となるが、その前年に年老いた両親を亡くし、天涯孤独となる。
それを契機に、彼を陰ながら見守ってきたワルキューレ姉妹の長姉:エーデルワイスが現れ、彼を孤独から救うために共同生活を始めるが、その献身ぶりに困惑した彼は、今一状況が呑み込めないでいる。
そんな中、彼の住む町にホムンクルスが出現、彼に襲いかかるが、それを一撃で屠ったエーデルワイスの鉄拳に、封印された記憶の一端を呼び覚まされ、自分の宿命と、為すべきことを自覚していく。