02:キャラクター設定(敵人物編:1)
【総統閣下のワルキューレ:敵人物設定:1】
魔術ナチ総帥:ウォルフラム・フォン・ジーバス
元ナチス科学機関:アーネンエルベ所長。
終戦後、連合国によって処刑されたが、それはホムンクルスに人格を刷り込んだダミーであり、自らは高度思念体となって生き延び、オカルト科学を軸とした「第四地下帝国:魔術ナチ」を創設した。
アドルフ・ヒトラーの忘れ形見である阿藤一人を不死のカリスマとして傀儡に据え、世界中に潜伏するナチズム信望者を集結させ、世界を再び戦渦に巻き込もうとしている。
ホムンクルスに人格を刷り込んだ形で姿を現すが、本体は肉体を持たない思念体であるが故に不死であり、ワルキューレ部隊の懸命な捜索にもかかわらず、その居場所は特定できていない。
魔術ナチ尖兵:ホムンクルス部隊
アーネンエルベのオカルト科学が生んだ、不死の兵隊。
魔術結晶を核として、鉱物や液体などで人型の身体を形成した人造生命体で、魔術結晶の中に彫り込まれた命令に従い、常人を越える身体能力で侵攻する、感情も恐怖も持たずに殺戮本能だけで動く、主人に忠実な人型兵器である。
魔導力で動くが、ホムンクルス自体は魔術は使えず、銃火器や近代兵器で武装している。
ロボット兵器とは違い部品と言う概念がないため、手足を吹き飛ばされてもすぐに寄り集まって何度でも再生する。
核である魔術結晶を破壊されるとあっけないまでに滅ぶが、現代の武装で魔術結晶を破壊する事は不可能で、ワルキューレ以外にホムンクルスを滅ぼせる者はいない。
※ただし、徹底的に銃撃を浴びせ、身体の組成を根こそぎ吹き飛ばし、魔術結晶のみの存在とした場合、再生に相当な時間がかかるため、露出した魔術結晶を採取して外界から隔離する事で、一応は滅ぼしたと同じ状態には出来る。
一見無敵に思えるが、知能がないため行動は単純で、ゴーレムと言うよりはゾンビのような存在である。
魔術結晶
ウォルフラム・フォン・ジーバスのみが生成できる人造鉱石。
魔術ナチの中核技術であり、その精製には死者の霊魂が必要となる。
ジーバスは大戦中に戦死した兵士の霊魂を召喚し、魔術結晶の材料としている。
それは戦死者の名誉を冒涜する忌むべき行為であり、ワルキューレが彼を憎む原因の一つとなっている。