00:あらすじ
おかしい、人外系学園コメディを考えていたはずなのに、どこで間違ったんだ!?
まー、この度、めでたくブレイクスルーを遂げました。
「旧題:しなやかゴーレム」であります。
ヒトラー総統閣下を水戸黄門に見立てた、助さん格さんならぬ美少女ゴーレムによる勧善懲悪もの(?)です。
※老人では色々とアレなので、総統閣下の遺伝子と魂を受け継ぐ不老不死の少年にしました。
今後、設定の練り直しに伴い、あらすじが変わる可能性があります。
都度お知らせいたしますので、まめにチェックして頂けると幸いです。(2017.9・17)
※次回のなろうコンを目指し、10万字完結の読み切りで行きます。
本編連載は、冬を予定しております。(2017・9・17)
第二次世界大戦末期:戦局打破のために科学とオカルトの融合を推し進めたナチスドイツ科学機関:アーネンエルベ。
その研究の究極形態として開発された総統護衛用の12体の女性型ゴーレム:ワルキューレ部隊。
アドルフ・ヒトラーの命を最優先に守る事を目的とした彼女たちワルキューレ部隊は、訓練の一環としてヒトラーの遺伝子を持つ人工授精体の赤ん坊を育て、総統閣下を愛し、身を挺してでも守る本能を刷り込まれた。
しかし、ワルユーレ部隊の実戦配備を待たずしてナチス・ドイツは降伏、彼女達が愛すべきナチス総統:アドルフ・ヒトラーはベルリンの地下で自決してしまう。
敗戦後、連合軍により処刑されたアーネンエルベ所長:ウォルフラム・フォン・ジーバス博士は自らの魂をクローンに移し「第四地下帝国:魔術ナチ」を創設。
ヒトラーの純粋なる遺伝子を継ぐ赤ん坊を旗印にし、ゲルマン帝国の再起を果たすべく、歴史の暗部に身を潜めようとした。
だがしかし、ワルキューレ部隊はそれを許さなかった。
彼女たちは、自らが愛した総統ヒトラーの忘れ形見である赤ん坊、その身を恒久の平和の中で安らかに育てたいと思い、造物主:ジーバスに逆らい、赤ん坊を奪ってベルリンから脱出したのだ。
そして現在、17歳を迎えた鮎川一人の通う高校のクラスに、エーデルワイスと名乗る美少女が転校して来る。
クラス一の不良の洗礼を受けるも、それをものともせずに、一蹴で覆す彼女の怪力。
クラス内ヒエラルキーが一瞬で書き換えられる。
なるべく関わらぬよう、俯いて目を合わせないようにする一人に、彼女は微笑みかける。
「お会いしとうございました…総統閣下!」
にっこりと笑い、一人に抱きつくエーデルワイス。
次の瞬間、校庭にミサイルが撃ち込まれ、大地が沸いた。
一人はまだ、自分の価値に気付いていない…。
ワルキューレ12姉妹 VS 魔術ナチ…最後の戦いが今、幕を上げる!