【第22小節】 むき出しの瓜
中学3年、春
俺の中学生活は あれから
特に何もなく勉強と部活の日々がずっと続いた
人生はあっという間に過ぎ去る
あれから同じ女に告白をされたけれど
俺はやっぱり彼女が好きだったし
忘れなかった
たまに電話がかかってくる程度、最近はかかってこないから
向こうで好きな男でもできたんじゃないかって思った
だからと言って
何にも興味が湧かなかった
俺はずっと陸上で走り続けた
俺はいつものように朝、教室へ行こうとすると
隣のクラスに 彼女がいた
教室の窓から風が吹いて俺の立っている教室のドアまで吹き抜ける
少し背ののびた大人びた彼女がいた
「な、なんで」
ザァァァァ・・・・
でも彼女は俺よりかなり小さかった
俺も背がのびていた
「あ、甘さん」
彼女の瞳孔が少し開いて
俺を憂いた目で見てきた
俺は放課後彼女を家に呼んだ
彼女は白のワンピースを着てきて
俺の部屋に入った
もう中学生だし
みんな進んでいるし
俺は彼女を柔らかいベットに座らせて
そのまま押し倒して
軽くキスをした
ずっと俺の火種はくすぶりつづけていた
ふるえるような声で彼女が
俺の名前を呼んで
俺は口と口を離してから
「好きだ」と言った
彼女の返事ももちろんイエスだと思った
俺はたとえ若さゆえに目に見えなかった俺自身の欲望が
今、まさに、ここに・・・
俺の手が彼女の胸の服の上に置かれ
彼女の愛肉に直接触れるころ
いてッ。
俺は母親に起こされた
母さんは とがった瓜をもって
俺を叩き起こした。
中学2年生、6月
キッチンに味噌汁に入れるであろう
大量の瓜が浮いていた
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