試合
やぶぁい死にそう。主に寝不足で
日にちが過ぎて今日はあの神崎?と試合だ。
「あれを使うしかねぇのかな」
(俺たちはつかわねぇのか?)
こいつは黒十一尾の妖狐 名を黒一と言う。メタい話この話 初登場。まだ二体いるが置いておいて
「使うと面倒だ。取り敢えずこれを使って頑張るさ」
俺は手と首についている黒い丸い塊と足に絡んでいる黒い帯を手で示す。
(でもあれが使えないから辛いな)
「あぁいつの間にか使えなくなってたが、山籠りである程度は使わなくても戦える方になったぜ?」
するとうちのクラスの教師が呼びに来た。ちなみにこの人は千羽加津代先生。女尊男卑を嫌っている女性教師だ。
「出番だぞ古龍」
「加津代さん。準備は出来てますよ」
「此処では先生をつけろよ?」
「わかりました。加津代先生」
アリーナに出ると観客席は満席であった。そしてアリーナに防壁が貼られる。
「さてと一応名乗っとくわ。古龍 推して参る」
「戦いを始める前に聞きたいのですが?」
「なんだよ?」
神崎は俺の首を指す。
「それは重りでしょ?取らなくて良いの?」
「重りじゃねぇよ。それに取りたくても取れねぇからな」
俺は言い終わると腰からアメリカンクラッカーを出す。決して昨日見たジョジ○の奇妙○冒険 第2○を見てジョセ○を見たからでは無い。はい見ました。
「じゃぁ始めましょうか」
神崎の後ろからイタチみたいな幻獣が現れる。
鎌鼬日本古来の妖怪だ。夜道の人の体を切る妖怪だったかな?しかも意外と大きいしあれは無理矢理従っている様子もない。
(神崎?あの子を倒せば良いのですか?)
「えぇ行くわよカイチ!」
カマイタチのカ○イ○チね。良い名前じゃねぇか!
「こい!お前らの本気見せてみろ!」
「カイチ!合わせて!」
(ハイ!疾風ノ刃!)
カイチと神崎から風が飛んでくる。多分二人とも風を操る能力ってところか、相性は最高だな。それを刀をで受け流しながら神崎に近づく。
「三元月華・・・血染め」
「ぐ⁈」
(神崎!)
俺の斬撃が神崎の体を抉る。
「づ!浅かったか!」
舌打ちを吐き上空へと飛ぶ。そして刀を逆手に持ち、限界まで後ろに振り絞る。そして鞘を足にかけ
「満月・・・落雷!」
思いっきり鞘を蹴り飛ばし神崎を斬ろうとするがカイチに止められてしまう。
「忘れてたぜ。お前の事」
(酷いですね、私を忘れるなんて)
「それはすまない、な!」
カイチを蹴り、距離をとった。だがこれが悪態だった。
「かかったわね」
(奥義 千空佐々乱れ!)
四方八方からの鎌鼬、奥義宣言した技はそう簡単に避けれるものでは無い。俺は直に奥義をくらった。
「古龍ぅぅぅぅぅう!」
誠の叫びがアリーナに木霊した