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1対1

次は二年生の攻撃。朝日はボールをつきながら、フィールド全体を見渡していた。だからといってボールを奪いに行くような無謀なことはしない。


すると、相手が動き出した。フェイントから、右に抜き去ろうとしたが、乙春にあっさりと止められてしまう。しかし、彼は止められるのを理解していたのか、その瞬間ボールを持ち、後ろに跳びながらシュートを放った。それに反応はしたものの、朝日の方がすこしだけ早く、シュートを決められてしまった。


これで1対1で同点。攻守の入れ替えを行い、一年生の攻撃となった。


「さっきのフェイダウェイ、少し驚きました。まさか、そんな武器わざがあるなんて」

「初見で反応してくる奴に言われたくないが」


乙春と朝日はそのように軽口を叩いているが、目線は互いに相手を観察し、どう動くのか様子を見ている。

 

すると、突然乙春は動き出した。フェイント入れてから、右へ行こうとする。すると、今度はそのスピードに追いつかれ、止められてしまった.....かと思いきや、乙春はすでに次の行動に移しており、ゴールと逆の方向に跳んでいた。


(....っ!それは!)


と思う朝日をよそに乙春がシュートを放つ。他の生徒はそのボールの軌跡のみをおうことしかできない。そして、それはネットをくぐり抜け一年生チームが二回目も点を獲得した。


次は二年生の二回目の攻撃。朝日は先ほどと同様にコートを見渡すようにしてボールをつき始める。


今度は乙春が自分から取りに動き出した。朝日はそれに対して冷静にかわしにいこうとはせず、もう一人の仲間にパスを出した。


「やっと出番だぜ!」

「っやば!」


完全フリー状態だった拓真に慌てて詰め寄る滝。しかし、それを意にも介さずゴールに向かい跳び出した。その巨体が宙を舞い豪快なダンクを決めた。


「おいおい、マジかよ!」

「ダンクか、面白くなって来たぜ!」

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