エピソード40 黒羊と花畑2
今までの後悔もあるが、今は彼と一緒の道を歩きたい、そう思った私はレオと同じように紫色の花の指輪を作り左手の薬指に通す。するとレオも固まり恐る恐るつぶやく「え…?これってつまり…?」そう言った。私は立ち上がり大きく伸びをしながらレオに言う、「さてと…村巡りをしなくっちゃ…当然レオも来るでしょ?」そう言いレオを置いて村のほうへ向かう。「え…!?ちょっと待てよ!!」そう言いながらレオもついてくる。私たちは今まで歩いてきた道を使ってもともと住んでいた村のほうへ歩いて帰っていく。「帰る前に家族のところに行かないと」そう言い家族のところに言ったがもう亡くなってしまっていた、ほかの羊たちもいなくなっていてきっと私たちが戦っている間にもう全滅してしまったのだろうと思った、レオはかなり驚いた顔をしていたが、私は仕方がないことだったのかもしれないと思い、村のほうへ歩き始める。私たちが村に帰り着くと昔のきれいな村ではなく、かなりあれていて人がとても住めるような状況ではなくなっていた。「私がいないうちにこんな風になっていたんだ…」そう思わず呟いてしまい変わり果てた姿の村を見渡した。




