表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
羊飼いと黒羊 ❂  作者: 巳夢
メリー編
58/62

エピソード37 黒羊と悪魔2

 その時、突然暖かい風が吹き懐かしい香りがする、私はゆっくりと香りがする方向を見る。するとそこには、レオがゆっくりと立ち上がり私に向かって歩いてくる。レオの歩いた後ろには見慣れた紫色の花が咲いている。どうして…?ここは荒野のようになっていて花なんか咲くわけがない。レオを見て驚くと私の腹部やレオの腹部に生えていた触手は重そうな音を立てて地面に落ちそのまま朽ち果てて消えていた。レオは私に向かって穏やかな笑顔を見せて手を差し出す、まるで数年前、私にしてくれていたように。私はレオに手を伸ばす。私たちの手が重なった瞬間、私たちの周りに紫色の花の花畑ができていた、だんだん周りに咲き乱れ、大きい花畑となっていく。レオは私の手をしっかりと握り魔法を発動させる。私たちの周りには青い獅子と赤い羊のようなものの幻影が現れ私たちを取り囲む。悪魔は私たちを見ると「…ここにはもう用済みだ。」そう言いどこかへ消えてしまった。私が固まっているとレオはドサッと音を立てて花畑へ寝っ転がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ