エピソード24 黒羊と奇跡
私は驚きながらも残り2人の亡くなった跡を見た。このままではいろいろとまずいと思った私は急いで空きっぱなしのドアを閉め、どうしようか悩んだ。そういえばあいつは奇跡がどうとか言っていたな…そう思った私は何とかして2人が消えるようにと念じた。すると2人の近くに黒い影ができた。簡単に2人を飲み込んでしまうほど大きい影ができ、そこから黒い腕のようなものが伸びて2人を影の中に放りこんでしまった。私は驚いているとそのまま影は消えてしまった。これが奇跡なのだろうか…?結果としては正解ではあるのか…?そう思った私はフードをかぶり直し恐る恐る外へ出る。すると周りの人たちは私を見つけると驚いた顔をして書物庫に入っていった。少し時間が経つと青い顔をして村人が中から出てきた。私は驚いてその中に入っていった人に聞いてみた。「何かあったんですか?」すると中から出てきた人は「うちの村人が3人いたはずだったのにいなくなった。」そう言われた。もしかしなくてもあの人たちだろうと思った瞬間、私を指さした。「こいつのせいだ…!!!」そう言われた。その瞬間、私に向かって罵声を浴びせてきた。罵声程度だったらまだよかったのだが村人の何人かは私に向かって暴力を振ってきた。




