エピソード22 黒羊と村人2
もしかしなくてもこれはかなりマズイ状況なのではないか…?「おいおい、w口まで塞いでしまったら質問しても答えられないだろう?」そう1人は笑いながら言う。「まぁまぁ、どうせ聞くのならばある程度楽しんでからでも問題はないだろう?」そう言いながら一人は私の頬を撫でてくる。…間違いなくこれはまずい状況だろう。「あまり壊すなよ?そのあとの処理がめんどくさいんだから」そう言いながら一人は私がよけていた本を見る。「へいへい、分かりましたよ」そう言いながら今度は太ももまで触ってきた。私はその手を蹴ろうとしたり腕のロープを解こうとする。しかし腕のロープは解けないし足首のロープのせいで相手に攻撃を入れることもできなかった。「必死に抵抗してるけど無理っしょ?wあきらめたほうが楽だぜ?」そう言われるが私は抵抗をやめるつもりはない。さっきよりも強めに腕を振ったりする。その瞬間だ。「うざい」そう言い私のよけていた本を読んでいた1人が私の腹を踏みつけた。私は思い切りむせる。「ひぇーお兄さんこわぁーw」「女の子なのに容赦ねぇーw」と二人とも声を出す。「お前、悪魔に興味あるんだろ?悪いこと言わないからここで玩具として遊ばれてたほうがお勧めだぞ」そう言われた。いったいこいつに何がわかるんだ?私は両手で踏まれた足をどかそうとする。するとその男は足をどかし今度は私の顔を踏んできた。そのタイミングでフードが取れる。すると残りの2人は驚き少し私から離れる。「なっ!こいつ人外かよ!」「こいつ角生えてるぞ!!」そう言われた。しかしもう一人は足をどかそうとはしなかった。「ビンゴ、お前、眷属だろ。しかも傲慢の悪魔のな」そう言われた。こいつ、全部わかっていたのか?すると足をどかしロープを切った。




