エピソード20 黒羊と人の村
「これから近くの村とかへ行って悪魔について情報収集をしよう。そしてその情報を元にいろいろな作戦を組んでいったほうがきっといいほうに動いてくれると思うんだ。」そうマドは言った。そういえばあのリーダーの一件あってから私の中にいるであろう悪魔は一切何も返事などがない。基本的には何もしないということなのだろうか?「私もまだ全何が何だかさっぱりだからそれが一番いいと思う。特に私の中にいても何かリアクションをしてくれるというわけでもないから何もわからないし…」そう言うとマドは笑って「そんなもんだよ、お父さんも何も情報を残してくれていないから僕もどんなものなのか全然わからないし」そう言われた。早速私たちは近くに村があるという情報を掴むことができ、私たちは早速その村へ行くことにした。行く途中でマドは私に大きいフードのついた服を渡してくれた。「相手は人間だからもし持つのだったりが見つかってしまうといろいろと面倒くさいからね…だから俺たちも近くまで一緒にはいくけれども基本的な村の中での探索とかはすべてメリーに任せてしまうかもしれないごめんね」そう言われた。私は笑顔で「全然そんなの気にしていないよw大丈夫、むしろこういうときくらいは頼って大丈夫だからね!」そう言った。私は大きいフードをかぶり村へ向かった。村に着くと早速若い女性がいた。「すいません…旅の者なのですが少しの間泊めていただけませんか?」そう声をかけると「そうなのですね…お待ちください、村長に確認してみます。」そう言われその女性は村の奥のほうへと消えてしまった。そんなに新しくって活気があるわけでもなさそうだがこういうところのほうが情報とかがありそうな気がする。しばらくたつとその女性が村長らしいおじいさんを連れてきてくれた。「ほう、旅人の人ですか…うれしい限りです。そんな広くもなく不便なども多いかと思いますがこんな村でよければごゆっくりしてください。」そう言われた。「お邪魔します。」そう言い私は村の中へ足を進める。




