エピソード6 黒羊と勉強会
「えっと…」私は少し焦る。「アンナトコロニイタラメリーガカワイソウダ、コレカラハイエデベンキョウサセテヤル」そう言われた。私は戸惑う。やっぱりこの人は悪い人ではないのかもしれない。私はローブの人について家に連れて行ってもらった。家の中は人間の家でも大豪邸と言えるくらい広くて大きかった。私は驚いているとローブの人は「コッチヘコイ」そう言った。私がついていくとそこには息子さん…だろうか?私と同じくらいの大きさの子が椅子に座って本を読んでいた。私にその子が気づくと椅子から降りて私の方へ来た。「キシャ?」そう言われるするとローブの人は「キシャヤ…キヂャ…キシャ?」と言っていた。なんて言っているのだろう?そう思った瞬間だった。「えっ卜…どうもハジメマシテ僕はマドとイイマス…よろしくお願いです」そう言ってきた。「しゃ…喋った…!?」そう言うとローブの人は「イヤ、ズットオレトモシャベッテタダロ」とツッコミを入れられてしまった。「えっと…マドくん…でいいのかな?ってことはえっと…」私はローブの人を見た。「オレハリーダートデモヨンデクレ」そうして私はマドとリーダーといっしょに羊の国の言葉の読み書きだったり普通の学校でも習うようなことを教えてもらった。そのおかげなのかはわからないが私はみんなの言っていることが聞き取れたりかなり滑らかに聞くことができるようになった。それと同時進行で剣術の練習をしているが他のものは甘いリーダーもここだけは厳しく教えてくれた。やっぱり何かと戦うといけないからだろうか?剣も魔法も両方鍛えられたがどうやってもリーダーに勝てる未来が見えない。なんならリーダーよりも弱いはずのマドにも勝てる気が全くしない。これが戦闘能力の差なのだろうか…