表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
羊飼いと黒羊 ❂  作者: 巳夢
メリー編
26/44

エピソード5 黒羊と教室

 しかも周りが見えるように気を使ってもくれた。「オマエハコレカラココノセイカツニナレテモラウ。ベンキョウモトウゼンスルンダ、ハナシハソコカラ」そう言われた。するとそのまま建物に連れて行かれた。内装はとても綺麗で学校?のようなところらしい。元々私の村には学校もなかったのですごく新鮮だ。「オマエハムコウヘイッテオケ…シンセイヲシトイテヤル」そう言われた。私は近くにある本などがおいてあるスペースに行く。ただ自分の国の文字も読むのに苦戦するレベルの私。全く見たことがない文字で埋め尽くされ全くどういうことを書いているのかもわからない。ため息をつくとさっきのローブの人が手招きをした。私は呼ばれたように行くと「オマエ、ナマエハ?」そう言われた。「私はメリー…サスキア・メリーだよ」そう答えるとまた受付の人に話をしていた。少し経つと今度は「メリーコッチヘコイ」そう言われた。私はローブの人に付いていくと先生だろうか?別の服を着た人が出てくる。「ハヤクキナサイ」そう言われどこかへ連れて行かれる。周りを見ると生徒達だろうか?色々な人が座って話を聞いている。ただ悲しいことに字が読めないのでなんて書いてあるかはわからない。ローブの人もついてきてくれていて周りの様子を見ている。ついていくと誰もいない教室の前で先生が止まった。「キョウカラココデベンキョウシテモライマス」そう言われた。ローブの人はカタコトの言葉という感じだったがこの人の人はどこか冷たい感じを感じる。その人の授業は正直文字が読めない私には難しく、たまに罵声を浴びせてくるようなタイプだった。その瞬間、隣にいたローブの人が突然何かを叫ぶ、何かがわからなかったが先生のような人は動きが止まっていた。ローブの人は私の手を掴むとそのまま今来た道を戻って外へ行った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ