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羊飼いと黒羊 ❂  作者: 巳夢
レオン編
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プロローグ

 僕はレオ、ノマード・レオンだ。特になんの変哲もない村に住んでいる。正直ここの村にはなにもない。周りを見て唯一あるのは木でできた家くらいだ。少し雨漏りもするが特に問題はないとお父さんはいっていた。正直少し不安だけどそのへんは村のみんなで協力してなんとかかいしゅうこうじ?をしている。そして僕には唯一好きな女の子がいる。その子というのは僕の家の隣に住んでいるお花が似合う女の子。メリー、サスキア・メリーだ。メリーは凄く笑顔が似合うとっても可愛くて村一番の美少女だ。幼馴染の僕が保証する!メリーのどこがいいのかって?それは綺麗な顔、少し癖っ毛な髪、そして何より天使のような笑顔。するとメリーはこっちに気がついたのかにっこりと笑って僕の方へ駆け寄ってくる。「レオ!おはよう!今日は一緒にお花畑に行きましょう?」そう声をかけてくれた。僕は嬉しくってお父さんやお母さんに許可を取らずに大きく頷いた。するとメリーのお母さんがにっこりと笑って「本当にメリーはレオのことが好きなんだから…将来本当に結婚してしまいそうね」と言われた。その一言でなんだか照れくさくなってしまう。でも正直メリーとはずっと一緒にいたい。小さいながらも僕は大切にしないといけない人を再確認したような気がした。メリーとは一度お別れの挨拶をして家に戻る。すると家では既にお母さんが料理を作ってくれていた。野菜がたくさん入ったシチューにお母さん手作りパン、どれも美味しそうでよだれが出てしまいそうだ。いただきますと手を合わせてお父さんとお母さん、僕の3人でご飯を食べる。やっぱりすっごく美味しい!そう思った瞬間お父さんはお母さんに「やっぱり母さんの作る料理はどれも最高だ!!特にこのシチューなんて……」始まった…僕の家族は凄く仲が良くって何かあるたびにお父さんはお母さんの事をべた褒めする。特に料理に関しては食材のチョイスがいいとこの産地を選んだママは凄いだとか…正直僕もお腹いっぱいになってしまう。僕もメリーといっしょに住んだらお父さんみたいに色々褒めたりするのかな…そんな事を考えているとあっという間にお皿が空っぽになった。お母さんはとっても驚いてくれてすぐに笑顔になった。食器を片付けている途中にお母さんから「今日はメリーちゃんと遊びに行くの?」そう聞かれた。いつも一緒に遊びに行っているから覚えられている。「うん!そうだよ!今日はお花畑に行くんだ」そう言うとお母さんは「そうなのね、気をつけていってらっしゃい」そういうと笑顔で送り出してくれた。外にでるとお父さんが大きい木を運んでいた。お父さんは木を切る仕事をしている。ここの村でも数人しかなれない凄い仕事らしい。あまりにも力仕事すぎるせいでなりたい人が少ないらしい。それでもお父さんは誰もやらないのなら生活ができないと自分から率先して木を切る仕事をしている。僕にとっても凄く誇らしかった。「レオ、メリーのところに遊びに行くのかい?」そうお父さんは僕に聞く。「うん!そうだよ!今日はお花畑に行くんだ!」そういうとお父さんはにっこりと微笑み、「そうか!ここ最近は変なやつが出るとかいう話だ。レオは剣術の練習をしているがメリーは違う。何かあったらメリーを守ってやりなさい。それが男との約束ってもんだ」そう言うとお父さんはガハハと笑った。僕の村ではある約束がある。それは男は周りを守れるように剣術の練習を、女の人はそんな男をサポートするために不思議な力を使うらしい。ただ村長が戦いを好まない人だという理由で練習の時以外は他の人に武器を見せないようにと言われているらしい。僕は聞いていないがお父さんからそう言われた。きっとそうなのだろう。僕は腰に短剣をさしてメリーの家へ向かった。

今回は私の得意分野を書かせていただきました!もしよろしければ続きも更新していくつもりですのでご覧下さい!

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[良い点] 面白い話 [一言] この温かな日常は、とても心地よく見えます。
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