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巨大隕石地球ら激突? 人類は物質世界から精神世界に脱出

作者: kegami yasuhiko

プロローグ

 宇宙には無数の銀河があり、又、数えきれない程の恒星と惑星が存在しており、その惑星には多くの動植物や人類と呼べるものから、惑星の特殊な環境でしか生きられない、多種多様な動物や植物が多く生息しているが、宇宙には比較的生活環境の条件が揃った惑星に住んでいる人達の精神的レベルは低次元の領域にあり、そんな人達はこれから何十万年も経過しなければ、ある一定の精神レベルに到達できない状況にあることが、近年明らかになってきている。

地球に人類が誕生して以来、何十万年という長い年月が経過したが、現在のまま年月が経過しても、人類だけでは精神レベルの向上が難しいと霊界の【高級霊団】により判断され、二〇世紀初頭から地球人類は次の精神レベルに向かって歩むべきであるとして選ばれた。

 従がって【高級霊団】によって地球の住民の意識改革から精神改革へ至る過程の最大規模の大事業が、進められることとなった。

【高級霊団】の地球への働きかけの最大目的は、地上に「霊的真理」をもたらすことです。

その「霊的真理」は、スピリチュアリズムを通して人類に伝えられるように【高級霊団】が関与しながら進めています。

スピリチュアリズムとは、                     

スピリチュアリズムは霊界の【高級霊団】によって組織された広範囲な宇宙の組織体で、何百億年・何千億年も経過したが、今回、惑星規模の一大プロジェクトを行なうことになった。人類が地球上に誕生して以来、何十万年という長い時が経っていますが、はじめて、霊界の【高級霊団】によって進められることになったのです。

人間に酷似した存在が住む天体は、地球だけではありません。広大無辺の宇宙には、人間のような存在が住む数えきれないほどの天体が存在します。

それらの天体の住人も、私たち地球人と同じようにその天体(物質世界)への誕生をもって“神の分霊”を付与され、永遠の個的存在としての歩みを始めることになります。

 今はさまざまな理由から、そうした他の天体の人間(宇宙人)との交流はなされていませんが、いずれの天体でも地球と同じく新しい魂が誕生し、それによって個別霊の数が増加するようになっています。【詳しくはスピリッチュアリズムから見た魂の住み処】(近日掲載予定参照)

 私たちが生活しているこの地球という物質世界は、人間が住む多くの天体の中で、下から2番目という低い進化のレベルにあると言われます。したがって、大昔から人間は自我の達成「自分勝手な宗教の考え方や解釈で、自分は正しいと思い込み」言い争いから紛争や戦争で多くの人々が死に、何度痛い目に合い破壊と飢餓に苦しんでも、また闘争に明け暮れる日々が世界の至る所で繰り返している現状の姿に、進歩や向上心が芽生える兆しもなく、非常に嘆かわしいのが今の地球の人類である。         

そんな地球の人類は、物質世界にいるから物・金・食料・財産・地位・名誉・自己主義、自我の達成に執着し、自分の都合を優先し、自分が良ければ人はどうでも良いという勝手な思い込みが激しい欲張りな人間が多くなっている。闇の世界から抜け出すことはできません。

人間は【霊的真理】を追究し「利他愛の実践」に励むことで、地上にいながら霊界人と同じ歩みをすることになります。肉体は物質界にあっても“霊的人生”を歩むことができるようになるのです。

霊界では、飲食も住居も必要ありません。睡眠もとらなくていいのです。これらはすべて、肉体があればこそ必要だったものです。また衣服も必要ありません。衣服は、好みのものを意念によって簡単につくり出すことができます。

したがって霊界では、お金が全く意味を持たなくなります。当然、お金を稼ぐための仕事も必要ありません。

地上人の多くが毎日仕事に追われ、疲労困憊しています。地上人生の大部分を、生計を維持するための辛い仕事に費やしていますが、霊界ではそうしたお金を稼ぐための仕事や労働は一切不要となるのです。

活発に仕事に携わる霊たちでは霊界人は、いったい何をして時を過ごしているのでしょうか。

地上のように働く必要がない霊界は、さぞかし退屈な所だと思うかもしれません。しかし、重要な仕事に精をだしているのです。

【詳しくは、本文後半に記載を参照ください】


 この物語は、ある少年が使命を持って生まれ、与えられた知識と能力・才能を駆使しながら、今後、数年の間に地球規模で発生した大きな問題から、100億人にのぼる住民の生命を守り、住民の精神的向上に力を尽くした結果、住民が自ら精神的に開化し「霊的真理」を追究できるように働きかけ、その過程で人間が持っている(全員ではないが?)本性、思い込み・エゴ・自己主義・わがまま、自分本位、罪悪意識の欠如による判断が麻痺し、殺人・暴動・強姦・略奪など、小さい子供も対象に容赦なく行なうなど、人間の本性に潜む恐ろしい欲望などが露わにさらけ出され、精神的苦痛・苦悩・後悔・反省・気づき・などの経過を踏まえて、許し合い・認め合うことで、人間が根本的に欲を捨て浄化の方向にいかざるを得ない環境を強制的に体験させることにより、他の宇宙にいると思われる【霊的真理】が進んだ種族に近づくための精神修行(初歩の状態)が行えるようになるために、ある少年が30数年間、もって生まれた才能を駆使し複雑な問題を解決するため、孤独と精神的・肉体的に困難な状況を地球のある夫婦の協力により、克服しながら人類を【霊的真理】に近づけるために、地球規模の災害の未然防止に始まり、地球全人口100億人を対象とした意識改革や何百もある国を相手に、壮大な仕掛けを行い少数の地球人の教育を初めとして、各国への普及活動支援の積み重ねで全人類が【霊的真理】に近づくために活動した物語である。




 第一話、初めての対面

 2180年の元旦、初日の出を見る為富士山山頂には、多くの登山者200人~300人で賑わっていたが、その中に今回始めて登頂してきた、山上圭太(三五歳)と妻志津子(三一歳)の姿があった。初日ノ出も拝み、岩に2人で腰を掛けて休んでいたら、突然2人の前の景色がぼんやりしてきて、周囲の景色が霧の中にいるようにぼやけて、今までの騒音がピタとなくなり、“雲のなかに入ったのか?

【何だろう】と2人が顔を見合って不思議がっていると、突然2人の目の前に、日本人の男の子が忽然と現れ、「驚かしてすみません」と丁寧に頭をペコリと下げて、「私は遠野星也」(13歳)」です。

「いきなりで申し訳ありませんが、山上様と志津子様にお願いがあって来ました」と、どこまでも丁寧な言葉遣いであった。

 少年は日本のどこにでもいる普通の服装で、小綺麗な恰好であった。

圭太が“【どこから来たの?】と声を震わしながら言うと、「詳しくは後ほどお話しますので、僕をお宅まで連れて帰ってください」お願いします。というので二人は顔を見合わせ当惑していると、星也が、「お宅は現在二人でお住まいですよね」という、アッと、またまた驚いて【なんで知っているのだ】と少し感情的になって言うと、「詳しくはお家に帰ってから話します」。と言うので二人は諦めてとにかく事情を聴いてからにしょうと目で合図しあっていると《突然》富士山頂は元の騒がしい音と世界に包まれて、改めて2人は正気に戻った感じがした。

気が動転して、どう自宅に帰ったのか2人ともあまり覚えていなかったが、星也をずっと前から知っているように感じていた。帰る電車の中でも、詳しく聞くこともできないので、星也もあまり話さなかった。

 山上圭太と妻志津子の自宅は、四国石鎚山(愛媛県の石鎚山は西日本一の高さ《標高1982メートル》を誇り,山岳信仰の拠点として広く知られています。その中腹の石鎚神社・成就社で,標高1400メートルの成就社までは,1968年(昭和四三年)に開通した、石鎚登山ロープウェイで行き来している。最近では、旅館や村の廃村が目立つようになってきた)山上家の近くをスカイラインが通っており、その中腹でミカンと田んぼ・畑など五反ほどしている農家で子供は2人で男と女2人共結婚して、大阪に住み孫が4人いるが、帰ってくるのは正月ぐらいで、日頃は夫婦2人で生活している。家の周囲は山上家の田んぼと山だけで、近所といえば、500メートルほど下にある雑貨屋ぐらいで、へんぴな所にあるが、星也は以前から住んでいたように、電車やバス・駅前に駐車していた山上家の車で自宅まで帰ってくる途中、窓から確認しているように頷いていた。自宅に帰るともう夜のため、途中で買ってきた食事をして、早々に風呂に入り話は明日にして、疲れていたので3人共床についた。翌日、星也は寒がったので昔来ていた息子の服を着せて朝食をとっていると、夫婦は昔息子と食事した事を思い出し胸がジーンとして涙が出てきた。


第二話 夫婦の状況把握

 その日は、1日中聞きたかったことを2人とも、身動きしないで星也の言葉に聞きいった。

「星也は、夫婦のこと、山上家のこと、仕事のこと、子供のことなど、すべて知っていた。」【なぜ知っているのか】聞くと、「【高級霊団】から教えられ、地球に来た目的から(なぜ山上家)に来たのか、その目的も全て聞いてきましたと言う」またまた、【2人は信じられないと驚いて言葉が出なくなった】

「星也は話し続け、地球はこれから大災害に見舞われること、それを阻止しなさいと言われてきました」と簡単そうに話している。「それから、今から私はあなた方の子供ということで、一緒に生活させてほしいという、これも【高級霊団】の指示ですのでよろしくお願いします」とペコリと頭を下げた。

「それから自宅と敷地の山を一部変えることも了承してください」など、なにからなにまで、熟知した上で我が家を選んだことが分り何となく2人が納得した。【どこから来たのか】と聞いても分からないらしく、激しく首を横に振るだけであった。また、家族の話を聞いても本当に分からないらしく、困ったような顔になった。「星也は一つだけうっすらと記憶していることは、精神(魂)の状態で【高級霊団】から、山上家の状態やこれから行なわなければならないことなどを細かく指示され、雲の上の天界から下界を見て確認していたので、ある程度は理解してからこちらに来ましたと言う」

 星也の外見は一三歳だが考え方や礼儀作法など、大人にない雰囲気オーラがあり、この子となら一緒に居ても気兼ねなく暮らせると夫婦は納得して一緒に住むことになった。

「それから、少年は【高級霊団】から、あなた方2人は、今回の経験を踏まえて【霊的真理】に大きく近づき、地球人を導く力を手にすることができると言っていたと言われ」二人は顔を見合わせるばかりであった。星也は生まれながら豊富なあらゆる分野の知識(現在より何世紀も進んでいる知識・技術も大量に保持)しており、科学技術・ 生物学・動植物学・自然科学・考古学など、人間ではなく神に等しい力も合わせ持っており、大小を問わず物を瞬間に移動させたり、念の統一で人の考えていることが分かったり、その人が納得しながら、星也の意思どおり動いたり、すべてが万能な星也が、突然、日本の四国のど真ん中に現れた、見た目は普通の少年となんら変わらず、雑貨屋で誰とでも気さくに冗談を言いながら楽しく話をし、近くの子供達と一緒に遊んでいる普通の子供であった。又、星也は、同年配の子と違い勉強など不要なため、学校へいく必要もなく、一緒に住むことになったが町役場には届けていない。星也は日々特殊な端末らしきもので難しい数式やら言語などを読んでいた。近所の人からは、神の子と呼ばれても本人はなにも気にしてなく、近所には子供は少なく、観光客の子供達とも普通に遊んでおりなんの違和感もなかった。


第三話 地球全世界の混乱

 6ケ月が瞬く間に過ぎた頃、日本政府から緊急放送があり、今から8年後に地球に、地球の半分もある巨大隕石が衝突することが分かった。これは【高級霊団】が世界の各国のリーダーに働きかけて、あえてパニックが起こることが分かっているが危機的状況を、知らせ地球全住民に試練(危機意識)を与え、どう行動するのか? またどうすれば良いか? を自覚し運命のその時が来るまで耐え忍ぶ事ができるのかなどを見極める為にあえて各国のリーダーから公表するように仕向けたのである。

【地球人の一般的な考え方としては、情報公開すれば、全世界でパニックが起こり、収拾がつかなくなるので各国のトップがあえて情報公開しないようにし、避けられない隕石の衝突まで黙っていることが大多数の考え方である】

 その隕石が衝突すると、地球の半分は砕け散り、ばらばらになり、残り半分もドロドロに溶けるため、人類は絶滅するのを待つしかない状態で、人類の種族保存のため、今から移住の星を見つけて移住が可能となったとしても、何百人か何千人単位でしか移住できず、多くの人類は絶滅することが確実であった。

《実際に何カ国かは、宇宙船を建造し、世界の天文学者は移住可能な惑星をいままでは可能か不可能で判断しているだけであったが、移住を前提にした具体的な情報を真剣に捜していた》

そのニュースが世界中に流されると、世界各国で混乱が発生し、都市だけでなく田舎のあっちこっちでも暴動や略奪などが発生し、各国の警察・軍隊が出動して収めようとしているが焼石に水で、収集がつかない状態である。まだ、8年も先のことなのに今でこんな状態では、いざ衝突の時はどうなるのか予測が全然つかない。人間の醜い本性が剥き出しになり、どうせ死ぬのなら、今だけ良ければいいという考えで、我もわれもと略奪・殺人、暴行などが横行するようになる。


第四話 星也が行動を起こす

 その情報が星也に届くと星也は自分の使命を自覚し、(目が覚めたような)状態で迅速に家を一人でどうやって改造したのか、材料はどう調達したのか全く分らない内に、わずか1ケ月ほどで、研究所みたいな建物に変貌させると共に、裏山に何の機械を使ったのか分からないが、短期間に高さ40メートル、横60メートル、奥行き100メートルの大きな穴をくり抜き、宇宙船みたいな恰好のものを瞬く間に作り上げていた。ある時、夫婦が穴の中を覗くと、大きな穴の中の奥に以前からあったように、いろいろな機械が数十台も整然と並び静かな駆動音をたてて回転していた。洞窟ができた時、【この機械は何処から持って来たのと聞くと】「夜中に宇宙船で運んできたんだとサラリと言った」ので、【どこの星からとおもわず聞くと、地球から一五〇〇光年離れたオリオン座のリゲル星から運んで来たという」夫婦は一緒に住んでいながら、全く気付かなかった。又、【穴を掘る機械はどうしたの?】「小さな機械で掘ったよ」と簡単そうに言うので夫婦は驚く事ばかりで理解ができず、頭が痛くなってきた、その時に出た膨大な土砂はどこにいったのか?

「それは、今から五世紀先の技術で、その技術で作ったものを3割りと掘った土砂7割を混合させて、ある光線を照射すると特殊なセメント見たいな物ができる、それを洞窟の壁と言わず天井や床など周囲に吹き付けて乾燥させると、あらゆる衝撃や腐食に強く、核爆弾を山の上に落としてもビクともしない強度があると星也は言う」又、夫婦も知らない内に、家の下に地下室が出来ており、何か巨大な装置が並んでいた。(詳細は後ほど明らかになる)夫婦の生活はというと、家の中では今までと変わらないスペースで生活できていたが、食料の確保は苦労して集めることになった。


第五話 世界の混乱が続く

 田舎のため、それまで暴れていた人達もやっとどうにもならないことを理解し、納得するしか仕方なく、あきらめて8年後のその時が来るまで、今までどおり田や畑で作物を作るようになってきたので、若干落ち着いてきていたが、日本の都市部や世界の国々では、いまだに隕石落下時は助からないのは確実で、その時まで楽しく好きなことをして生きようと思う人がまだまだたくさんおり、混乱状態が続いている。その為、町は悲惨な状態で、水や食料など生活物資が足らず、略奪や強奪のため、家や店舗が破壊つくされ、又(ゴミ収集をしていないため)ゴミは町中に散乱し臭くて歩けない状態で、警察は容赦なく取り締まるが犯罪者があまりに多過ぎ、また刑務所にいれても食べる物が不足しており、また、裁判まで長期に及ぶため各国同じ様な状況であり、各国のトップ判断で即厳罰に処すことが許可され、犯罪現場で罪が殺人とそれに準ずる罪を犯し、警察官に凶器を持って向かってくる反抗的なものに限り即射殺などの強硬手段で、なんとか治安を維持しょうとする反面、軍隊が出て町の片付けをしているが、焼け石に水の状態であり、一種の無政府状態になっている。【日本政府は暴動が収まった後で、現場で射殺された人数は、約8万人を超えたと発表したが、国により25万人という数字もあり、全世界で、約280万人を越える人が射殺された】と大阪に住んでいる子供達夫婦が時々繋がるメールで連絡してきたが、食料を送ろうとしても、四国でも混乱が激しく大阪まで届く前に盗まれ・郵便はもちろん小包も送れず、道路も通行止めとなり、夫婦は気が滅入るばかりでどうすることもできなかった。

 世界各国も同じ状態で、農村部は比較的、自分達で作った食料が若干あったので、都市部のような状態にはなっていないが、都市に近い農村は、都市から流れてきた人達に略奪・強奪・殺人などで食料を奪われ、餓死する者が多数おり悲惨な状態となっている。

 そんな状態が世界中で半年ほど続いた頃、世界各国の政府で組織した警察・軍隊・民間防衛隊が、秩序の維持確保のため、厳格に犯罪抑止に動き、罪別に厳罰に対処していったのと、正確には衝突まで残り7年半となった、現在のままでは、地球滅亡まで待たずに全住民は絶滅すると、説く人達も多数現れ現実的にどうすることもできない事実だとして認識せざるを得ず、そんな時、全世界で宗教に携わる人達が、衝突のその時まで一生懸命生きようと説いて回り、一種のあきらめの境地も手伝い、その時が来るまで、いままでどおり生活をしようと思う人が、各国の住民の間でやっと認識され落ち着いてきた。


第六話 世界の混乱終息へ

 大阪の子供達とやっと連絡が取れて、大阪でも少し落ち着いて、以前の3分の1ぐらいだが経済が動き出し、食料も手に入るようになったと聞き安堵した。もちろん子供達には星也のことはひと言もまだ言っていない。星也が来てから、二ヶ月が経った頃、私達の子供と家族は、【高級霊団】が守っているので、心配しないようにとチラと言ったことがあり、ホッとしたことが思い出される。

【高級霊団】もこのような状態になるのは最初から分っており、あえて最初の段階で刺激的なカンフル注射を打つことにより、地球人が自覚し、それなりに落ち着くと読んで、五ヶ月程何も動かず、試錬として地球人一人ひとりの自覚が芽生え、どうすれば良いのか気付くまで動かなかった。

 一年も二年も騒乱が続くような場合は、【高級霊】は一番ひどい国、一国全部を対象に抹殺し、【大昔ソドムとゴモラの堕落した町を消滅させたように】今度は一都市だけでなく国そのものを消滅させて、その他の国への見せしめとする予定であった。 しかし、地球人はやっと自覚し協力して対処しょうとしているため、何も実施されずに、済んだことを夫婦は星也から聞いてほっとした。 


第七話 各国で地球脱出の動き

 各国で独自に宇宙船を作り、移住を考えている国も多かったが、宇宙船の生産は短期間で製造できるものではなく、知識の収集だけに終わる国もあり、なかなか難しい問題が山積みしている。

 又、移住が可能な惑星は何個か発見したが、現在の科学技術では距離が遠く燃料の問題・食料の問題・到着まで何十年掛るか不明など、根本的な問題の解決は現在の科学技術や知識では不可能な事が分ったが、世界の学者達が団結して、ぎりぎりまであきらめず科学技術の向上に取り組むと共に、宇宙船の建造は継続して進め、最悪の場合、、衝突一年前に一旦地球を飛び立ち宇宙船の中で。天体観測と技術開発、食料自立など、尻に火が付いた危機的状態の中で研究を行ない、生き延びようと努力する国々がいた。


第八話 地球の危機を救うため星也動く

 一方、星也は町に出ては何かを持ってきて、家を改造したり機器を作ったりと忙しく働いていた。車はあったがそれを使わないのに結構重い物も持ってきていた。

《後で分った事だが、必要な作業に応じ数体から数十体のアンドロイドが一緒に動いていた》

2ケ月が経過した時、私たち親子にも仕事が与えられ、あまり詳しく聞かなくても、することが事前に分かり家族2人と星也の3人で、3か月ぐらいで、立派な施設というか?建物が完成していた。

詳細は夫婦には分からないが、建物の役割や役目は何となく夫婦は理解していた。(直接教えてもらったわけでなく、なんとなく分かっていた)

建物がほぼ完成した時、星也は、忽然と何も言わず我が家から居なくなり心配で警察にも頼み探したが見つからず、半年が経過した時、星也が突然帰って来て、「今から10日後に往復2か月掛けて、ある星に行く」と言うのでなんとなく事前に分かっていた夫婦は、さっそく食料の調達など準備することにした。

具体的には、何も聞いてなくても不安がなかった。星也はいまや家族同然であったからだ。

出発の日が来て、【どこにいたらよいのか分からず聞くと】各自の室にいるように言われて、夫婦は自分の室に入り、ベットに寝てショックに備えていたが、なんのショックもないので、そぉーと戻ってみると窓の外に地球が遠ざかる絵なのか、現実なのか分らなかったものが映っていた、静かで物音ひとつしない。そこで、【どこまでいくのか】聞くと「星也は約四光年先の巨大隕石に行くという」

なんとなく分かっていたので、驚きはあまりなかったが、【巨大隕石で何をするのか】聞くと、「隕石を地球へのコースから外す」と簡単に言ったので、【どんな方法でと聞くと】星也が言うには、一つ目は、「この距離でこのタイミングでないと、巨大隕石に到達できない」という。【夫婦は宇宙で何年も先の巨大隕石の航路や複雑な計算による光年の考え方や距離の感覚など知識がなく、なんのこっちゃ分からず、とっくにあきらめていた】ので、素直に聞いて納得するしかなかった。

宇宙船の中では、山上圭太と妻志津子夫婦はこれと言った仕事など何もなく、妻志津子だけは毎日の食事を作るという仕事があったが、圭太には、まったくなかったので星也の後について、行きながら何かと質問すると、星也はいやな顔をすることなく丁寧に答えてくれた。最初に質問したのは、【どうやって巨大隕石の方向を変えるのか?】

 二つ目は、「星也は、今宇宙船で組み立てているロケットの様なマシンを2台、巨大隕石に横方向に取り付け、それを稼働させて今から六年間休みなく、今地球でアメリカや日本・ロシア・中国・インドなどで使用している大型ロケットの推進力の強さの300倍~500倍を噴射し続けるのだと言う」

 又、巨大隕石には兄弟星の様な、直径100キロの隕石も同じ軌道で近づいてきており、これは地球では察知されていない、その隕石には小型のマシンを2台取り付け、巨大隕石と同じ方向にその軌道も変える。その軌道は、二度と地球にぶつからないようなコースに、軌道計算しロケットの噴射期間を事前に調節し、期間が過ぎれば自動的にロケットが外れ爆発し小さな破片となり、次第に宇宙のチリになる。

 三つ目は、その燃料はと質問すると、「今から数世紀先の科学燃料研究所で開発し合成された特殊な燃料で、小さな球みたいな物体をそれぞれのロケットに2個セットするだけで、その燃焼期間だけ噴射し続けるもので、この宇宙船もその燃料を使っている。宇宙船は時には急激に燃料を放出することが必要な時もあり、大型でパワーのあるものを使っている。今は噴射式で飛んでいるが、もっとパワーが必要な特殊な推進方法の時にも使用できるようになっている」

 四つ目は、地球を飛び立ち20日が経過した時、星也は夫婦を呼び、「あれが隕石の本体で、その後ろにもう一つあるのが、第二の隕石と説明し、今から、取り付ける装置の準備をするので、手伝ってほしい」と言われ、とりあえず、「圭太さん(この頃さんづけで夫婦の名前を呼ぶようになっていた)この機械のこの場所と、別の機械のその場所に、このケーブルで接続してください」と言われ細かなことを聞かなくても使用する道具や作業手順など完全に頭に入っているような状態で、次々と仕事をこなしている、圭太はそんな自分を誇らしく感じていた。そんな作業を4台分終わらせて、【次は何をしょうか】と聞くと、「あと一つ行ってもらいたいことがあるので、説明するというので頭の中を何も考えない状態にすると、大量の情報が流れ込んできた」それからの3日間を忙しく過ごし、仕事も順調に消化し、あと1か所取り付ければ終わりという時、「星也は圭太と妻志津子を呼び、圭太さん今の仕事が終わったらこれから行う作業は、2人共同でタイミングを合わせて、大きい機械2台と小さい機械2台にこの部品を同時に取り付けてほしい」と言われて、妻も頭の中では作業の詳細は分かっているが、真剣な顔で少し震えながらうなずいていた。

 圭太の残りの仕事は、1時間ぐらいで終わりいよいよ夫婦での作業となり、最初は小さい機械2台に慎重にゆっくり同時に目で合図しながら取り付けた。時間が1時間40分ぐらい掛かり、ちょっと休憩したあと、大きな機械2台へ取り付ける準備をし、やはり大きな機械は、時間が約2時間50分掛かったが、なんの手違いもなく終わることが出来た。「星也は違う仕事の手を休めお疲れ様、よくやってくれました、あとはゆっくり休んでください」と言って自分の仕事に戻った。

夫婦は汗びっしょりとなったので、シャワーを浴びて服を着替えて戻ってみると、「星也はおかげでこれで全部の作業が終わった」と言って、相当疲れた顔でほほ笑んでくれた。星也もシャワーで汗を流し新しい服を着て出てきた。

 五つ目は、「あとは、今から5時間15分後に大きい機械を彗星に1個1個取り付けるだけだと簡単に言った。」取り付け方法はあえて聞かないようにし、様子を見ることにしました、また、手伝いが必要になるかもしれないので、夫婦は黙って見ていようと思った。

5時間が経過した時、その機械があったエリアと夫婦がいるエリア・星也がいるエリアそれぞれの周囲が透明な膜のようなもので遮蔽され、機械4台を置いている家のリビングの壁一面が、すっとスライド的に大きく開き、大きい機械2台がなんの抵抗もなく宇宙空間に滑り出て、大きい隕石に向かって、レールか何かがあるような動き方で進み1台目が、隕石のくぼみにピッタリ入り、機械から太いアンカー6本が飛び出し、しっかり固定された、次の機械も同じように数100メートル離れた所に同じようなくぼみがありそこにしっかり入り、1台目と同じように太いアンカーが6本出て固定された。

それから、10分後小さい隕石に向かって、小さい機械が滑り出し同じように隕石のくぼみにしっかり入り、太いアンカー6本が飛び出し、しっかり固定された。

2台目も同じように固定されると、開いたリビングの壁が元に戻りキッチリ閉められ固定金具の音が、カチッ・カチッ・カチッと20数回音がしてから、3か所透明な膜で覆っていた部分がいつの間にかなくなり、元のリビングとなった。

 六つ目は、それから、隕石から大分離れた時、星也は傍に置いていた小さな装置と時計を見ながら操作し、五分ぐらい経った時装置のボタンを軽く押した。すると、遥か離れた宇宙空間が、まばゆい巨大な光が四つ見えて機械が正常に動作したのを確認後、星也は地球へのコースをとった。

 帰りは、大きな仕事を成したのか星也はいつになくご機嫌で、これから地球に帰ってから行う仕事が最も難しく、その手順を時間もあるため詳細に説明してくれた。帰りの1か月は意外に早く感じた。

圭太が以前より疑問に思っていた事について、星也に質問してみた、

【なぜ、二つの隕石に機械がぴったり収まるような穴が、開いていたのだろう、どうしても自然に出来た穴のようには見えなかったけど】と聞くと、「良く観察していますね、以前、僕が行方不明になったと騒いでいた時があったでしょう、その時、僕は裏山の穴にある宇宙船で隕石まで行って、二つの隕石のあの部分の穴を加工してきたのですよ。」夫婦は《あっ》と驚き、【1人で隕石までいったのですか?】と聞くと星也は、「僕には、協力者というか、僕の言うことを理解し行動してくれる、地球でいうロボットよりもっと精巧なアンドロイドが手伝ってくれています。」「後で紹介します。その姿は地球の男女のような者です。」そんな夫婦の興味が尽きない話を、毎日しているとあっという間に地球を眺められる距離にきて、夫婦はうっとりしながらきれいな地球を眺めていた。圭太はその時自室に取って返し、カメラを持ち出し写真をカシャ、カシャと撮りまくっていた。

深夜音もなく元あった四国のど真ん中の場所に着地(家が着地とはおかしい表現だが宇宙船)が以前のとおり寸分違わず固定された。

宇宙に行っていた間は家の形をした、ホログラフィを設置していたが、帰ってくる2日前に郵便の配達員が、久々に郵便物を届けたおり、家に声を掛けて壁に手をついた所、スポンと通り抜け大騒ぎになり、警察・消防・テレビ・新聞各社がごった返し取材している、着地は深夜だったので、警察官のみが違和感を覚えた程度で、消防は帰り一部の記者は、何も変化しないので、近くの車や民家で休んでいたので着地に気づくものはいなかった。

数時間前に裏山の穴の中にいたアンドロイドから、連絡があり2日前から家の周りが大変な騒ぎになっている、裏山の穴の入り口を隠して、じっと見守るほかなかったという。

 翌日は警察・消防・新聞・テレビ・野次馬で大変な騒ぎになっていた時に、朝起きて来て触ってみたら、本当の家が前のままありこれまたびっくりするやら、恐怖を感じる人達で、ごった返すありさまで、あらかじめ星也と、もしばれていたらこう話そうと決めていた通り、話したが一部の人はなんとなく納得した人もいたのだが、警察は信用せず執拗に質問してきた、消防・新聞・テレビ・野次馬もその様子をじっと息を潜めて聞いていたが、それを見かねた星也が皆んなに視線を合わせ見つめ言葉を発せずにじっと見ていると、全員が急に納得した様子で引き上げて行った。【夫婦はさすが星也の神の力だと関心した。】

 もうすでに新聞・テレビなどで放映されて、日本中広まっているので、デマだったと訂正文を載せるとともに、テレビもお詫びの放送を出すことで決着がついた。

「家の周囲にはバリアを張っていたが、電源が弱くなったのか?ボロが出たようですねと他人事のように言って、」裏山から新しいケーブルを引いて電源のパワーを補強した。

「星也が、それにしても良く2月近くもばれずに済んだものだと感心していた。」

それから1ケ月が経過した間に夫婦に星也はアンドロイドを紹介したが、今は2体だが、2体共人間の男女と何も変わらず、地球の年齢で言うと20歳から25歳ぐらいで、星也は男の名前を1号、女の名前を2号と呼んでいたが、礼儀作法や日々の行い、夫婦への会話・心遣い・気配りなど、すっかり2人共惹かれて、【夫婦は2体の名前を日本名の男は秋雄、女の名前を春子にしてほしいと星也に言うと、】

「プログラムを変更しなければならないので、2週間ぐらい待ってほしいと言われた。」

夫婦はまた家族が増えたような感じで毎日を楽しく過ごしていた。アンドロイドだと改めて認識するのは、毎日3度のごはんの時間で、星也は食事するが秋雄と春子はアンドロイドとして食事をしなくても、なんとかいうエネルギーで半永久的に活動できるらしい、すごいなぁと夫婦は感心しきりである。

そうこうしている内に約一年半が瞬く間に過ぎた頃、各国の天文台で隕石を観察していた観測員やらOO博士などから、隕石の軌道計算の結果、現在の軌道だと地球から約Ⅰ億キロの至近距離を通過することになり、地球への直接の衝突は回避できたが、まだ確実ではないと前置きして、地球の引力の関係で宇宙線やガンマー線を大量に浴びるなど、また、太陽との距離が近く太陽がどう動き、どう月に影響するのか、その結果、地球には考えられない影響があり、天変地異は避けられないだろうという観測結果が世界中に知らされたが、この時になってやっと地球の天体観測衛星が、大きい隕石の後ろに小さな隕石(直径約100~150メートル)が軌道は大きい隕石のコースと同じで、そのあとをついてきているので、小さい隕石が太陽の引力に引かれコースを変えて地球に向かってくる可能性があることが分かったと世界に発表した。大きい隕石の直接的な衝突がなくなったことは、確実であり、それだけは、世界中が安堵できたが歓声が上がるほどではなかった。

 何十万年も前にメキシコ沖シコタン半島に落下した隕石で、世界の恐竜が絶滅したと言われており、またまた、世界中がパニックに陥ったが、初期のカンフル注射がきいており、初期みたいな行動に走るひとは、各国で極小数であった。 

 星也が設置したロケットが順調に動いていることが確認された。衝突が発表されてから、約三年の歳月が流れたことになる。

 星也の予測では今後、三年間で大きく軌道修正出来て、地球いや太陽系から百七十億キロ離れた処を通過し、今後二度と地球には衝突しないコースを飛ぶことになる。

 星也の仕事は隕石回避だけでなく、一番難しい仕事である地球人類が「霊的真理」の道を進むようにかじ取りを、計画に従い行わなければならないので、星也自身も何となく緊張している様に夫婦からは見えた。

星也の計画?【高級霊団】の計画では、第一段階~第八段階に分かれている。

《第一段階》〘目標期間は四年間〙

 隕石の衝突回避で地球人が、地球の大切さ・狭い地球・美しい地球・宇宙の出来事で瞬時に滅びる現実、地球表面で生かされているという現実を身にしみて感じること、その時とった人類の精神的な弱さ・愚かさ・醜さなど、現在の人類のありようをしっかり認識させること。

 星也とアンドロイドは、【高級霊団】の力を借りて、裏山の穴を改造し、もっと深く・広くし、中にある設備を更新すると共に、裏山の天井部分が大きく開く構造に改造すると共に、新しい設備を整える役目があった。

 家の裏山を宇宙から帰ってきてから、夫婦は(力も能力もないので)手伝わなかったが、最初は星也と数百のアンドロイドで工事をしながら、平行して2千人が乗れる宇宙船を5隻、将来使うために追加で建造していた。その内途中から、どこから来たのかアンドロイドではない人に似た3千人ぐらいが新たに増え、ビルや宇宙船の建造を行っていた、しかし、働いている人は、テレパシイで会話しているのか、話声は全く聞こえず、金属同士や物と物が当たった時の音しか聞こえなかった。

 近い将来この洞窟にまさか、こんな四国の田舎に各国からトータル2万人もの人が集まるとは、その時夫婦は思ってもいなかった。

 星也の言う通り、隕石にロケットを取り付けてから5年目に地球の天文学者達は、隕石が完全に地球への衝突がなくなったことが確認されたと全世界に流され、世界中の200以上の国で国民一人ひとりが大歓声で喜び抱き合っていた。

 石は今のコースを進めば、1年後太陽から170億キロ離れたコースを飛ぶので、完全に地球への影響はなくなるであろうと発表された。しかし、天文学者は観測で二つの隕石は大きなロケットが噴射して飛んでいることが分かり、それも合わせて全世界に発表された。それを聞いた人達は、天を仰ぎ神様のお陰だと祈らずにはおられなかった。

 それから1年間天文観測者はずっと隕石を観察し続けていた、ある日、急にロケットが隕石から外れ、だいぶ離れた処で大爆発したのを観測し、観測者や各国の首脳達の議論の的となった。 


《第二段階は》〘目標期間は3~6年間〙

「霊的真理」を普及し、広める役目を担う人を世界の国から

100万人に1人の割合で、すでに2万人は【高級霊団】で選出が終わり、その者達を一回に付き2千人に分けて、日本に向かって移動している、2万人が一度に集まる処はないので、10数回に分けて研修するため、一旦、2千人を東京のホテルオータニに集合させて、そこで1泊後に、2日目の深夜に多摩川沿いに静かに集まり、迎えに来ていた巨大な宇宙船【バリアで隠されている】に乗り、四国の裏山内のステーションに音もなく降り立った。所要時間はほんの数分であった。

周囲の住民は、モーター音もなく宇宙船も見えず着陸したので、気づいた人は一人もいなかった。

今後、この方式で10数回順番に国別に分かれて、日本に移動、裏山で研修後、各国に分かれ帰路についた。これを繰り返すことになる。

 2回目以降は、近い国の集まりやすい処で集合し、直接日本に移動する方法を取った。

裏山内の会場に夫婦も初めて来て驚いた、なんと、そこには一流のホテルに負けない立派な会場と、宿泊のための部屋が約7千室【研修者と講師・世話する人】が用意され、5千人が一度に入れる大会場が裏山内に、地下20階、地上18階、奥行き350メートル、幅500メートルの建物が建っていた。しかも、裏山の表面は木や樹木はそのままで、山の中味のみ変えているどうして山が崩れないのか、どうやって工事したのか皆目見当も付かなかった。

 しかも、【1回目の2千人分の宿泊と食事などはどうするのか】心配になり星也に聞くと、「全て準備は整っているので心配ないよと平気な顔で答えた。」

 実は、工事とその他の仕事は、【高級霊団】から派遣された、星也以上に能力がある人もいる、5千人が来て今後滞在する、トータル2万人が研修する間世話をするという。約4人~6人に1人が付いて世話をするらしい。

 【高級霊団】から派遣されたその人達には、役割分担があり教育する人・精神力で知識を送る人・今後の仕事についての細かな技能や能力の開化を促す人、食事やルームサービスする人・宇宙船の操縦など、役割は多義に渡っており5千人が忙しく役割を消化していた。

 それから、6か月が経過し、訓練期間が終了した人達は順次宇宙船で目的地へ出発していった。

その研修を終えた人達は、男性も女性も担当する国・地域でその国民を【霊的真理】に結びつける為の普及活動を、これから各自の寿命が尽きるまで行うことになる。そのための知識と力を習得しているので、何の不安もなく努力して達成するだろう。また、それが、自分の【霊的真理】を追究することになる為、全員が納得し役割を担うことに疑問を持つものはいなかった。


《第三段階は》〘目標期間は5~6年間〙 

 世界【200ケ国】以上のトップ・リーダー・など国の中枢を預かる人達を選び、国別や人数、時期、期間などを順次計画し、宇宙船を使って、例の裏山に集めて、【霊的真理】を世界で追及する風土作りや、知識・方法・そのための力などの習得を順次行っていく。また、宇宙船での移動は、乗車した人達の記憶からは消されており全く覚えていない。

 この仕事には、以前【高級霊団】から5千人来ていた中で、この仕事に向いている、2千人の人達がそれぞれの役割を行うために残り、教育や知識・達成のための方法などを分担して行い、必要な情報以外は消去しながら行っているが、なかなか考えを変えない頑固な人や自己主義に凝り固まった人も多く、気位が高いばかりで能力がない人が多く、各担当者は時間をかけて説得、時には洗脳を行いながら、行うため計画どおり進まないことが多い。

 そのため、移動時期は国によりマチマチのため、宇宙船を追加して建造しておいて正解であった。

また、一度教育しても新しい人に変わったら、また招集をかけて教育しなければならず、一国で30人~100人になり、トータルとして、1万人~2万人を越える人に行うことになり、大変な作業となった。

これは、星也の計画で絶対必要な行動であり、【高級霊団】も了承した結果である。

 夫婦は、自宅の畑やミカン畑の仕事に精を出し、食事の時に星也から、《第二段階》と《第三段階》で使用した、4万人の食料や膨大な建築資材などは、オリオン座リゲル星ではなく、別の地球から約150光年離れた惑星から、運んできていることを夫婦は星也から聞いて、大変な仕事をしているのに驚いてばかりであった。また、今回の地球のレベルアップの為に、宇宙のいろいろな惑星が協力・分担して支援してくれているのに、ビックリであった。

 裏山の穴の入り口は、バリアで隠され樹木が生い茂る山肌であり、この前、久しぶりに子供達が墓参りに来た折、裏山を観たり、畑の作物やミカンを自分達で取って来たりと孫が来ると賑やかで、家の中を走り回っていたが、家が宇宙船である痕跡もうまく隠しているので、子供も孫も誰も気が付かなかった。

子供が来ている間は、忙しいのも手伝い星也は顔を出さず裏山の中でアンドロイドと一緒に生活していた。

 食べ物は沢山あり寝る部屋もあるので、何も心配はしていないが、星也が来てから早いもので15年が立ち、あっという間であったが、今年で星也も28歳となり、そろそろ嫁さんも世話しなくてはと思いつつまだ捜していない、また子供達にいずれは紹介しなければと思っているが、星也は今特に忙しくてそれどころではないだろうから・・・


《第四段階は》〘目標期間は5年間〙   

 第四段階に入り、これからが星也の本来の役割となる、スピリチュアリズムの考え方を2万人の普及担当者に教育して全世界に送り出したが、どの程度進んでいるか確認していったが、先の隕石騒動により神が衝突を避けるために隕石に働きかけて、コースを外してくれたとの思いが全地球人に浸透しており、概ね普及活動が順調であったが一部の人に誤解や思い違いなどがあり、方向がずれている人達は、その場で星也が直接(星也のテレパシイは強力なため)正して理解・納得し、各自が【霊的真理】に向けて自分を高められるように導いていく、難しく骨の折れる役割である。                    その原点の考え方として、明らかにした真実の一つは、「霊界こそが人間にとって本来の世界である」ということです。      

 人間について、第一番目の定義は、「人間は霊的存在である」というものでした。         それは人間にとっての本来の住処は、この地上世界ではないということを意味します。 

 いつまでも魂の進化に目もくれず「霊的存在である人間にとって、霊的世界が本来の住処である」ということは、分かってみれば至極当然のことです。

 したがって、【霊的真理】をいかに追究して個人のレベルを上げていくかは、地球人の各個人が努力しなければなりません。

そのお手伝いをする為、全世界で普及していく人の育成を図り、各国のトップの理解と推進力を強化して、普及していく土台作りに長い時間をかけたが、いよいよ各自が自覚し各個で挑戦していけるように見守る業務が大切である 

 [第四段階]では、世界各国を巡り実態の把握と不足部分のアドバイスなど、普及員と国毎の活動、トップの方針や取り組み、官庁の取り組みなど地道な活動の確認と不足な部分へのアドバイスなど、行いながら各国を順番に回り、普及の手助けを行う。   

 計画では、五年間の予定で行うが、目的が達成されなければ、次の[第五段階]に進むことが出来ない。星也が世界各国に出発した後、裏山の穴の中では2千人が続いて何やら工事していたが、星也がいないので夫婦はその後一度も入ろうとはしなかった。                          

 5年半が経った頃やっと星也が帰ってきたが、一目で過酷な普及活動だったのだろうと想像できるぐらい体がガリガリの状態で、顔も出発前は凛々しかったが今や口髭は伸びっぱなし、髪の毛はまるで仙人のごとしであった。帰って来てから3日ぐらい自宅の星也の部屋で寝ていたが、頭髪も口髭もすっかりきれいにし、裏山の方へ入っていった。


《第五段階は》〘目標期間は3年間〙                

 全世界の状況が、普及者や各国のリーダーの活躍もあり、全世界の各国内で精神修行するための施設が市町村毎に建設され、毎日入れ替わり多くの人が修行に励んでいる。                その状況を踏まえて、四国の洞窟では次のステップへ進むために、さらに高度な知識と能力・行動力を持った人達を育成し、次の階段に上がる為の準備が必要になり裏山内の工事も星也が五年半居なかった間も続けられ、いまでは、石鎚山の【標高1982m】その中腹500メートルぐらいの山上家の裏山から、さらに高さ800メートルをくり抜き、【合計高さ1300メートル】まで山の中の土砂がごっそりなくなり、奥行き2キロメートル横幅3キロメートルのらせん階段状に大きな建物が多数立ち並び、10万人以上が入れる会場が30ケ所も出来ており、これからは、多くの人達を一度に研修し、最終的には地球の全人口100億人が順番に修行してもらえるように、計画を立て必要な工事をしている。

夫婦はなんとスケールが大きい工事であり、言い換えれば四国のなにもない田舎に地球の全人類が1回は【人によれば、2回から3回】来ることになるみたいで、腰を抜かす程ビックリしている。

 又、洞窟の中は穴の中なのに、太陽が輝いているような明るい光で満ちており、夫婦が初めて宇宙に行った時に星也から聞いた、数世紀先の技術であるエネルギーを使っていることは、まだ夫婦以外は知らない。 又、100億人の修行の場作りを行うため、今後も継続して建物の増設を行い何10年先か何百年先で、ある一定のレベルに達した人達は毎年生れてくる子供達を早い内から修行させる場としても、この会場が活用できるように工事をしていく、又、教える人を育てる場にも活用する為、ますます、この場所の価値は高まるばかりである。そこで、この場所に名前を付けて世界に浸透し覚えてもらう必要から、日本の【本】と四国の【西】と石鎚山の【石】洞窟の【窟】で、地球人の修行の場を《本西石窟》(ほんざいせっくつ)と名前を付けた、いつの日かこの山の中の修行する場所は、《本西石窟》(ほんざいせっくつ)として世界中が知り、この施設は修行のための霊山として、未来永劫語り継がれることになるだろう。


《第六段階は》〘期限なし〙 

 各都市で初期の修行した者のなかで、ある一定レベルに達した人達は、《本西石窟》(ほんざいせっくつ)に来ることが許され、人格のレベルを上げるために更なる修行を行い、ある一定の霊的レベルに達した者から、元の都市に戻り霊的レベルの低い人達を教え、自分も更に修行を積み霊的進化を一歩一歩進むことで「霊的真理」を追究していくことになる。              

 これを、数回から数十回繰り返し修行していく。また、小さな子供の時から修行の仕方考え方を教えて、大人と一緒に精神力を鍛え教えていくことが何世代後に、精神世界に達して、物質世界に依存しなくても生きていけるような地球人となる。

 紙面の関係で山上夫妻のその後について、簡単に記載すると夫婦は最初に各国から2万人が裏山に来た時から一緒に修行に入り、機会がある度に星也からも随時修行を受け、15年が過ぎた頃には2人共霊的進化レベルが格段に上がり、石鎚山周辺の住民に修行を指導しながら、田んぼとミカン畑を耕しながら、「霊的真理」の追究を日々行っている。

又、子供夫婦も、2人共子供も連れて戻ってきて現在は一緒に修行を行っている、ある程度の霊的段階に達したら、地域を割り当てられて、普及活動と修行の指導を行うことになる。

 2人共戻って来た時に星也とアンドロイドの経緯や家が宇宙船になっている、裏山の洞窟の件を話した時、2人とも家の中でひっくり返るぐらい驚いて声も出なかったが、しばらくして、星也もアンドロイドも礼儀正しく、性格もおとなしく、優しいしなんと言ってもいろいろな知識が豊富で、いつも感激しきりですぐに家族と同じように付き合っていたので、安堵したことを覚えている。             また、星也に忙しい時だったが嫁さんを世話し、それからすぐに子供が三人生まれ、この嫁さんも精神レベルが高く、子育てと家事の手伝い修行と忙しく働いていたが、そこには充実した顔があった。


《第七段階は》

 50年間の活動ふりかえり2180年~2230年、星也は63歳になり最初に13歳で山上家に来てから早いもので 五〇年が過ぎようとしている。                          山上圭太35歳と妻志津子31歳も、2230年で圭太(85歳)と妻志津子(81歳)となるが、体の動きは鈍くなったが、健康で毎日の仕事が行えるのを幸せに感じている。

 又、子供達もそれぞれ夫婦で割り当てられた土地に出向いて役割を担って毎日元気で生活しているし、孫の四人も成長しそれぞれ所帯を持ち、ひ孫も6人と恵まれ、それぞれ役割を与えられ頑張っている。【霊的真理】に目覚めた人も全世界で4万人と増加し、これから毎年のように何千人・何万人とその仲間も増えて、何世代か後には地球全人口が【霊的真理】に目覚め、他の惑星の人達と新興が出来て、ますます精神的高度な人類が誕生して、三次元宇宙の多くの惑星から四次元宇宙への飛躍により多くの惑星間交流をしながら、【霊的真理】を追究し、世代交代して精神を高め最終目的である。次に記載する霊界の世界に進んで行くことになるのです。


《第八段階は》すべての人間が死後赴くことになる世界、 

 永遠に住むことになる霊界は、光り輝く素晴らしい所であり今後は、恐れや心配は一切不要な領域である。

 なぜならスピリチュアリズムによって、最高に贅を尽くした王侯貴族や大金持ちの生活でさえも、霊界での最低の生活に遠く及びません。霊界から見ると、地球はまさに暗黒の世界なのです。さまざまな霊界通信が「霊界の素晴らしさを地上の言葉で表現することはできない」と伝えています。

「地上では見ることができない無数の色彩が満ち溢れた霊界は、まさにパラダイスのような所である」と述べています。地上人にとって霊界は、夢に描いてきた理想郷であり、魂の奥底から求めてきた極楽浄土そのものなのです。

 あらゆる不安から解放された理想の世界なのです。仏教で説く“極楽浄土”とは、霊能力を持った地上人が垣間見た霊界の様子ではなかったかと思われます。

 その極楽浄土は、私たちが今住んでいる地球から遠く離れた所にあるのではなく、私たちが生きているこの場所に元を異にして存在しているのです。

 霊界は光り輝く素晴らしい広大な世界ですが、その霊界は、驚くことに無数の「界層」から成り立っています。

 人間は皆、永遠の霊的進化・霊的成長の道を歩んでいます。そしてすべての人間が、それぞれ異なる霊的成長の段階にあります。この霊的成長のレベルによって霊界では、一人一人の生活する場所が違ってくるのです。人間は死後、各自の霊性レベル(霊的成長レベル)に見合った界層に赴くことになります。

一人一人が自分の霊性にふさわしい界層に自動的に引き寄せられ、そこで生活することになります。このように霊界では、霊的成長に応じて住み分けがなされるようになっています。

 人間は皆、永遠の霊的進化・霊的成長の道を歩んでいます。そしてすべての人間が、それぞれ異なる霊的成長の段階にあります。この霊的成長のレベルによって霊界では、一人一人の生活する場所が違ってくるのです。霊界には無数の「界層」が存在し、人間は死後、各自の霊性レベル(霊的成長レベル)に見合った界層に赴くことになります。

一人一人が自分の霊性にふさわしい界層に自動的に引き寄せられ、そこで生活することになります。このように霊界では、霊的成長に応じて住み分けがなされるようになっています。昔から宗教では、死後の世界を“天国”と“地獄”に分けてきました。また神秘思想家や霊能者の中には、霊界は7つの界層あるいは9つの界層から成り立っている、というようなことを述べる者がいました。

しかし現実の霊界には、そうした限定された界層があるわけではありません。霊界とは、グラデーション的変化をともなう無数の界層からなる一つの世界であり、それぞれの界層には地理的な区切り・仕切りといったものは存在しません。一つの界層には、霊性レベルが同じ霊が集まるようになります。まさに“魂の家族”といえる者たちが共同生活を送り、共同進化の道を歩むことになります。このように同じ成長レベルの霊たちが集合すると、霊界では「心の融合化」という現象が起きるようになります。全員の意識が融合し、一つの大きな意識体(心)を形成するようになるのです。これが「類魂グループ・ソウル」です。

霊界の各界層では、すべての霊たちが互いの心を共有し、地上の物質的制約を完全に超越した状況が展開するようになります。そして「類魂」を中心とした全体進化のプロセスとして、「再生」という重要な出来事が行われることになります。

 広大な霊界とちっぽけな地球(地上世界)の間には、さまざまな点で根本的な違いがあります。その1つが、霊界が「利他愛」によって支配されているのに対し、地上世界は「利己愛」に支配されているということです。霊界には利他愛だけが存在し、神の摂理に一致した“霊的同胞世界”が実現しています。

神を共通の霊的親とし、すべての人間が霊的兄弟姉妹として愛し合う“霊的大家族世界”が存在しています。全員が「与えることを優先する愛(利他愛)」で結ばれ、地上のような他人に嫉妬し、憎しみを持つ人間は一人もいません。

 霊界では利己的な思いを持つだけで、それがすぐに外観に現れ誰からも一目瞭然となります。そのため他人に対して悪意を抱いたり、憎しみを持つということができなくなります。

“悪感情”を抱くことが、どれほど間違った愚かなことであるのかを、誰もが実感するようになるのです。

 地上世界では当たり前の意地悪な人間は、霊界には一人もいません。死後はすべての人間が、こうした世界の住人となるのです。そして利他愛の喜びが満ちあふれる中で、神が造られた世界の素晴らしさを満喫するようになるのです。

 地上人はこれまで、キリスト教などを通じて理想の愛の世界を求めてきました。しかし現在に至るまで、それは永遠にたどり着けない高い目標のままにとどまってきました。

 地上世界では、自分の利益を後回しにして他人の利益を優先する人間は、ほとんどいません。ましてや他人のため・人類のために自分自身を犠牲にしようという人は、ごく稀にしか存在しません。もしそうした人間がいるなら、その人は聖人として人々から崇められることになります。

 しかし霊界では、すべての人間が純粋な利他愛の持ち主であり、自己犠牲を当然のこととして受け入れています。

 霊界の住人とは、そうした徳の持ち主ばかりなのです。周りの人々に奉仕することに喜びを感じ、他人のために犠牲を買って出る人間ばかりなのです。          


*「利己愛」に支配された暗黒の地球     

 利他愛に支配され、すべての人々が摂理に一致した奉仕に専念している霊界。それとは正反対の世界が地上世界です。

 広大な宇宙の中で、地球は異常ともいえるほどの未熟さと悪がはびこる“暗黒の世界”となっています。

霊界から地上世界を見ると、霊的成長のために地上の人間がいかなる努力をすべきか、何を目標として努力をすべきかが明瞭になります。

 地上人は、霊界人の利他愛の生き方を見本として、これに近づく努力をしなければなりません。そうでない限り、いつまでたっても暗黒の世界が続き、地球上に住んでいる人間が事故などで突如霊界に入るようなことになったなら、霊界の事実を知らない大半の人々は何をしたらよいのか分からずに戸惑うことになるでしょう。

 霊界の人々は現実に、どのようにして毎日を過ごしているのでしょうか。霊界では、すべての人々が忙しく活動しています。

 いずれの霊も仕事に携わり、じっとしているような者は一人もいません。仕事をせずに勝手気ままな生活を送っているような者は、霊界の下層世界(幽界)を除いては存在しません。

 霊界では誰もが活発に仕事に携わっています。霊界では肉体がないため、どれだけ活動をしても疲れるようなことはありません。意欲があれば好きなだけ仕事に専念することができるのです。












あとがき

作者の想い

 この小説を書くにあたり、次のような危機を感じたことにより、一国の1住民ではなく、1人の地球人として、全世界の地球人に向けて、現在の地球上で起きている紛争や宗教戦争・テロ・などは、小学生並の低レベルの段階であると言わざるを得ない現状である。

 いい加減に、中・高・大生と成長し、良識ある大人の地球人として進化成長すべき時期にきていることを自覚し、人間は単に地球の表面で住まわせてもらっているだけと再認識し、資源や環境を大切に守る方向で各国が一致団結して取り組まなければ、地球も我慢の限界を超えて暴れ出し、人類などは一瞬で絶滅してしまう事を実感し、今後即対応していかなければならない。

 現在、小さな地球内の現状は、各国の自己主義と欺瞞、領土の奪い合いや何度バカな戦争をしても、又些細なことで争い、原始時代(クロマニオン人)の人間となんら変わらず、全然進歩していないことを、現在紛争している人々は自覚すべきである。

 又、全世界のリーダーは、将来の地球のあるべき姿を真剣に考え、今から行動しなければ時期を失い、地球環境の激変(現在起きている)異常気象による洪水や食料不足・水不足などが増大し暴動・略奪が横行し、各国の紛争やテロが増大し、地球は荒廃し食料の生産も出来ず(現在紛争している国が良い例である)人心は荒廃し、負のスパイラルで手がつけられなくなり、暴力で強い国・個人が生きるために他人を踏み潰す(そんなマンガがあったが、マンガではヒーローが出てきて悪者をやっつける)しかし、現実はそんなヒーローはいない。そんな現実がすぐそこまで来ていることを、特に各国のリーダーはに真剣にこの問題に取り組むように進言する。【地球が無くなれば核など何の意味も無いのですよ】

 

 この物語を書いた背景には、2018年現在の世界の現状に鑑みて、いかに地球人類が未熟な存在であるか、いかに愚かであり、世界中で紛争や戦争を繰り返し、時代が変わっても全く反省がなく、何世代もこの地球から戦争や紛争がなくなった時代がないことである。

 そんな状況を改善するには、本の題名にあるように他の力を借りて強制力で変革しなければ、自助努力では解決できないのではないだろうかと常々思っており、この図書をお読み頂き、現状の世界の異常にお気づきの常識ある方々に訴えたく、筆を取った次第です。


この図書をお読み頂いた方々に厚くお礼を申し上げます。

                2018年4月10日

                    池上安彦

参考文献 

スピリチュアリズムから見た魂の住み処 池上安彦


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