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Wizard of Diaster : Material  作者:
情報領域『β』
9/9

世界:B /// W




【光の巫女】


 霊獣国テヴィエスにおける最高存在。その身が契約する【獣宝】は、【輝煌の獣宝】

 国を守護し、善き処へ人々を導く者である。

 政治を仕切る人間は他にも別に存在している。しかし発言力・権力はどんな場合であっても優先されるべきものであり、巫女の意志はすなわち”テヴィエスの意志”ということになる。



四方しほうの守護者】


 霊獣国テヴィエスの最高存在・『光の巫女』を守護する者。合計して四名おり、それぞれが【獣宝】と契約している。


『炎の守護者』……【焔天の獣宝】

『水の守護者』……【蒼水の獣宝】

『風の守護者』……【疾風の獣宝】

『地の守護者』……【大地の獣宝】



 


獣宝じゅうほう

 正式な読みは、【獣宝イルティノス】。



1.この世界、エウローヴァにおいて、合計四種存在している【神宝】と呼ばれるモノのひとつ。霊獣国テヴィエスにおいて、『光の巫女』と『守護者』が代々継承してきたモノである。

 合計して五つの獣宝が存在している。

 名称は以下の通り。


【輝煌の獣宝】――その身が宿す霊獣の名は、『麒麟』

【焔天の獣宝】――その身が宿す霊獣の名は、『朱雀』

【蒼水の獣宝】――その身が宿す霊獣の名は、『青龍』

【疾風の獣宝】――その身が宿す霊獣の名は、『白虎』

【大地の獣宝】――その身が宿す霊獣の名は、『玄武』




2.人智を超える力を持つモノ。その使用者も、人ならざる異常なりし力を手にすることができる。

 製作者は不明。製造時期も不明。しかし事実として、獣宝はこのセカイに存在している。


 エウローヴァに伝わる神話に、このような一節がある。




 ”セカイを創造された神は、星天ソラへ帰還されるまえに、四つの柱を創造された。

  神が如き存在。神の叡智が刻まれたもの。

  創造神の御使いたる四つの柱は、世界の礎となりて。

                          〈創星記アルステリア/序章より〉”




 このように【神宝】はセカイを創造した神が、人々を善き処へ導くために用意したモノ。神の知恵が具現化したモノであるという説が、通説となっている。



             *



 この宝に刻み込まれた概念とは、『五方霊獣ごほうれいじゅう』と呼ばれるものだ。

 とある概念から派生し、このセカイで新たに確立されたもの。それが【獣宝】の根幹に刻まれている。

 では、『五方霊獣』とは何か。

 それは、東西南北という『四方』と『中央』という方位に、実体を持たせたもの。

 方角というカタチなきモノに、『獣』というカタチを与え、そこに象徴となる『属性』を付与する。それに依り、”霊獣”という存在・概念を確立する。

 つまるところ、実態がないモノの神格化アポテオーシスだ。ここでの神格化とは、神そのものではなく、『神に等しいが神ではない』モノを指す。

 ヒトの上位存在としてセカイに存るモノ。

『五方霊獣』とは、そういうものである。



             *



3.【獣宝】には、二つの状態がある。

 『霊臨』を発動している状態と、そうでない状態だ。


『霊臨』についてここでも記述しておこう。


『霊臨』とは、”『霊』獣を降『臨』させる”もの。

 ただの概念にすぎないはずの『霊獣』を、カタチある存在モノとして、この世に顕現させる。それが『霊臨』である。

【獣宝】そのものが持つ特性と、契約者の心象いのりが合わさった時――その心象タマシイ祈祷詩オラトリオとして紡ぎ、この世界にがいねんをカタチとして顕現させるのだ。

 霊臨は、魔術とは異なる異能体系であることを、ここに明記しておく。



 さて。

 先に述べたように、【獣宝】には、二つの状態がある。

 もっともこれは、すべての【神宝】に共通するコトなのだが、ここでは置いておく。


 まずは一つめ。


 内側に潜む可能性。現実に顕れてないモノ。刻まれた概念という”本体”から発生する『可能性』を事象として引き出すだけの状態。



 この状態を《可能態デュナミス》と呼ぶ。



 例を挙げるならば、フィエナクス・ヴィオレが使用していた【火之精かぐつち火花繚乱ひばなりょうらん】だ。あの異能は彼女の【獣宝】……【焔天の獣宝】に刻まれた『霊獣』が持つ”可能性”を事象として引き出したモノだ。


 対する二つめ。


 事物がその可能態デュナミスから展開して、現実に活動している状態。すなわち、神宝に刻まれた概念がセカイに顕現している状態。



 この状態を、《現実態エネルゲイア》と呼ぶ。 



 この状態が、『霊臨』発動にあたる。刻まれた概念、すなわち『五方霊獣』を実体カタチあるモノとして、現実セカイに顕現している。絶対的ながいねんを顕わす状態と言い換えても良いだろう。


 このように、【神宝】には二つの状態が存在している。

 霊臨はいわば、《可能態デュミナス》から《現実態エネルゲイア》へ移行するためのトリガーのようなものだ。



















4.【獣宝】を始めとする【神宝】の役目とは、■■■の■■、すなわち■を■■し、『■』の■■の■■とすることであり、

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)




【>>>>>>想定外事象発生エラー情報欠損エラー

【>>>>>>これ以上の情報は現在の領域では閲覧できません】









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『Wizard of Diaster』
"――星空《ソラ》の下、運命は廻り出す"
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